2020年に東京でオリンピックが開催されることになりました。
日本共産党の市田忠義書記局長が記者会見。「IOC総会の決定を尊重」という立場を表明しながら、同時に原発の汚染水などを巡っての安倍総理の発言を厳しく批判しました。
「しんぶん赤旗」(9月10日付)より転載。
日本共産党の市田忠義書記局長は9日、国会内で記者会見し、国際オリンピック委員会(IOC)が総会で2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催を決めたことについて、「IOC総会の決定を尊重し、スポーツを通じて国際平和と友好を促進するというオリンピック精神の実現に努めることが重要だ。また、国民や都民の生活や環境と調和のとれた無理のない取り組みを進めることが求められる」と述べました。
そのうえで、市田氏は「東京招致については、内外からさまざまな不安と疑問の声が出されており、無条件の信任ではない」と指摘。なかでも、「IOCプレゼンテーションでの安倍晋三首相の福島第1原発問題についての発言は怒りを禁じえない」と批判しました。
市田氏は、安倍首相が「状況はコントロールされている。健康問題については、今でも、将来も全く問題ない。完全に問題のないものにするために、抜本的解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」と述べたことについて、「現状はコントロールどころか制御不能に陥って、放射能汚染水がどこから、どう漏れ出しているか全容すらわからない。対策も具体的に取れていない」と指摘しました。
同時に市田氏は、「ただ、国際的な場で述べた以上、国際公約になる。『問題ない』というなら、その根拠を国際的にも、国民と国会の前にも明らかにして責任を果たす必要がある」と述べました。
これまでも、オリンピックを口実にした大型開発はやめるべきだと一貫して指摘をしてきましたが、この点がいよいよ重要になってきます。国民生活、都民生活を考えた時に、やらなければならない施策は山ほどあります。
同時に、オリンピック憲章のなかに「オリンピズムの根本原則」が書かれています。
1、 オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。
2、オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。
スポーツ基本法の全文にある「スポーツは、世界共通の人類の文化である」からはじまります。スポーツを愛する人たちと固く連帯しながら、いのちと暮らしを守る政治へと転換を図っていきたいと思います。
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