(写真はクリックされましたら拡大します。)
書籍にはしばしば「タイトル負け」のものが存在する事は
誰でも認める所だと思いますが、写真の一冊も該当するの
ではないかと思われました。
タイトルや目次を見て、真面目な研究書ではない様に
感じましたが、以前は定価(1200円)よりもずっと安い値段で
購入出来たので、とりあえず購入してみた一冊でした。
内容は杜子春を20世紀の東京の疲れた中年サラリーマンに
置き換えた様な読み物であり、東京に住む、仕事も家庭生活も
上手くいっていない一人のサラリーマンが都内のビル街で不思議な
老翁に出会い、それからサラリーマンが仙人研究・修行に打ち込む
という展開の小説になっています。
研究中にサラリーマンによる雨を降らせるための祈雨術を学んで
「促成栽培・人工スキー場の経営」だとか、姿を消す隠形術を
利用しての「ただ食い」だとか、他人の魂を摂魂して「いやな
クライアントをびびらせる」だとかの妙な話しが続き、(個人的に
こうした表現や発想には関心がないので、殆ど読んでいません。)
最後に彼は『誰の言う事にも耳を傾け、正直に生きていくつもり
です。』と語って、研究を後にするという構成になっています。
書題から専門的な道教研究の印象を受ける方がおられるためか
現在高値がつけられていますが、色々な文献から集められた知識が
若干織り交ぜられているものの、娯楽書と呼ぶのが妥当ではないかと
思います。
書籍にはしばしば「タイトル負け」のものが存在する事は
誰でも認める所だと思いますが、写真の一冊も該当するの
ではないかと思われました。
タイトルや目次を見て、真面目な研究書ではない様に
感じましたが、以前は定価(1200円)よりもずっと安い値段で
購入出来たので、とりあえず購入してみた一冊でした。
内容は杜子春を20世紀の東京の疲れた中年サラリーマンに
置き換えた様な読み物であり、東京に住む、仕事も家庭生活も
上手くいっていない一人のサラリーマンが都内のビル街で不思議な
老翁に出会い、それからサラリーマンが仙人研究・修行に打ち込む
という展開の小説になっています。
研究中にサラリーマンによる雨を降らせるための祈雨術を学んで
「促成栽培・人工スキー場の経営」だとか、姿を消す隠形術を
利用しての「ただ食い」だとか、他人の魂を摂魂して「いやな
クライアントをびびらせる」だとかの妙な話しが続き、(個人的に
こうした表現や発想には関心がないので、殆ど読んでいません。)
最後に彼は『誰の言う事にも耳を傾け、正直に生きていくつもり
です。』と語って、研究を後にするという構成になっています。
書題から専門的な道教研究の印象を受ける方がおられるためか
現在高値がつけられていますが、色々な文献から集められた知識が
若干織り交ぜられているものの、娯楽書と呼ぶのが妥当ではないかと
思います。