揺れる部屋・揺れる窓

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日本であれば丁度この時期、色々なメディアや娯楽において
「怪奇特集」などが組まれる事をよく憶えています。

某書からです。
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「私が中学に入学したばかりの4月の頃でした。
ある日曜日に友人のA子さんが私の家を訪ねてきました。
私はすぐにA子さんを自分の部屋に通し、しばらく学校の
話しをした後でジュースを取りに行くために立ち上がりました。
（中略）
今度は入り口の戸がガタガタと音を立てて揺れ始めたのです。
まるでその場所だけに地震が起きたようでした。
私とA子さんはただただ恐ろしく、顔を見合わせていました。

（中略）
そして最近では、もっと恐ろしい事がありました。
学校から帰って自分の部屋にいる時でした。
前と同じように窓が揺れたかと思うと、二階にある部屋の窓が
外側に落ち、知り合いのお婆さんの頭にぶつかってしまったのです。
幸い傷は軽くて済んだのですが、私が窓にぶつかったのだと考え、
私は母にひどく叱られました。
私が何を言っても、母は信じてくれませんでした。」
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