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記憶では90年代初頭頃まで、「世紀末」に関わる色々な憶測や
情報による強い影響もあってか、少なくとも一部の人々は独特の
切迫感を抱いて、精神的な探究に向かったり、世界問題を考察
したり、今こそ何かをしなければという思いを抱いていたように
思います。
またそうでなくても、一般的に人々はもっと知的な情報に関心を
寄せていたように感じます。
今ではネット上で提供されるニュースなどを見ても、世界情勢や
時事問題よりも、昔であれば三面紙にも載らないような程度の
娯楽性や大衆性の強いだけの内容のニュースの方が大きく取り
上げられていたりする様な場合も少なくなく、遺憾に感じる事が
あります。
昔少なくとも一部には漂っていた、人々を押し上げていたあの
「切迫感」やエネルギーが今では懐かしく感じます。
80年代に某UFO研究家が書いた社会に対する提言が手元にあります。
そこに書かれている核に関する情報などは、現在に当てはめると
完全に「時代遅れ」ではありますが、それでも彼の言葉の核心は
現在にもなお当てはまるように感じます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(85年)
「最近特に感じるのだが、殆どの人が『このままでは今世紀は無事に
済まないのではないか?
何か大きな破局が訪れるのではないか?』
と不安を感じているのではないだろうか。
だが、一体どのような大破局が来るのかについては漠然としていて
はっきりしていない。
考えてみれば、現代の我々を取り巻いている破局の原因は数え
切れないほどある。
しかもしれらは、どれ一つとってみても全て我々人間が作り上げた
ものばかりなのだ。
大気汚染による温室効果。
水や土を化学物質や重金属、放射性物質により汚染し、それらが
食物や飲料水から体内に入ってきて起こる癌や難病の激増。
森林の乱伐と土地の砂漠化。
人口爆発と食糧難などなど、数え上げたらキリがない。
だが何といっても恐ろしいのは、核兵器の問題だろう。
現在地球上には6万個に上る核兵器が蓄えられている。
その威力は広島型原爆の千万個分に相当し、全人類を3回皆殺しに
してもまだ余るほどなのだ。
(中略)
もっと恐ろしいのは、経済と絡み合った核兵器過剰生産の問題だ。
米政府の統計によると、10億ドルの兵器輸出につき、5万人の
失業者を減らす効果が生じるという。
いうまでもなく最新の、売れる新兵器は核兵器だ。
つまり、先進諸国は各国とも、失業者を減らすためにはせっせと
核兵器を製造し輸出しなければならないのだ。
そして第三世界の国々は、核の力を背景に勢力を伸ばそうと、
これまた核兵器を争って買いたがっている。
これが今の経済体制下における状況なのだ。
となると、今後も核兵器はどんどん製造され貯蔵される一方になる。
そしてついに全人類…いや全生物を4回全滅しても余るほどに
なるだろう。
いや5回かもしれない。6回…8回…10回?
そうなってくると量の問題だ。
もし運良く何処かの国で、間違って発射ボタンが押されるという
事故がなくとも…また第三次世界大戦などという悲劇が起こらないと
しても…蓄積される一方の核兵器が、ある臨界点に達した時には、
自然誘爆を起こすかもしれない。
しかも、それが何時、どのくらいで起こるかもわかっていないのだ。
『失業者を減らすために、人類を全滅させる道具を作り続ける…』
というのは信じられないほど愚かな事だ。
その愚かな事を我々は今、日一日と実行している。
こうした馬鹿げた事を止めるにはどうしたらいいか?
政府の力や科学者とか、権威のある人に頼っていても無理な事は
自明の理だ。
我々一人一人が『これまでの価値観を根底からくつがえす』事を
実行する以外にはないだろう。
(中略)
現在の環境やこれまでの経過などを一度すっかり捨ててみて、
果たして『何が幸せか?』を心の底から考え直してみる時期に
きているのではないかと思う。
そして自分なりの解答を得たら、取り合えず自分だけで実行に移す。
そういう人が次第に増えてくれば、ある時新しい価値観に火がついて、
あっという間に社会全体に広がるかもしれない。」
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記憶では90年代初頭頃まで、「世紀末」に関わる色々な憶測や
情報による強い影響もあってか、少なくとも一部の人々は独特の
切迫感を抱いて、精神的な探究に向かったり、世界問題を考察
したり、今こそ何かをしなければという思いを抱いていたように
思います。
またそうでなくても、一般的に人々はもっと知的な情報に関心を
寄せていたように感じます。
今ではネット上で提供されるニュースなどを見ても、世界情勢や
時事問題よりも、昔であれば三面紙にも載らないような程度の
娯楽性や大衆性の強いだけの内容のニュースの方が大きく取り
上げられていたりする様な場合も少なくなく、遺憾に感じる事が
あります。
昔少なくとも一部には漂っていた、人々を押し上げていたあの
「切迫感」やエネルギーが今では懐かしく感じます。
80年代に某UFO研究家が書いた社会に対する提言が手元にあります。
そこに書かれている核に関する情報などは、現在に当てはめると
完全に「時代遅れ」ではありますが、それでも彼の言葉の核心は
現在にもなお当てはまるように感じます。
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(85年)
「最近特に感じるのだが、殆どの人が『このままでは今世紀は無事に
済まないのではないか?
何か大きな破局が訪れるのではないか?』
と不安を感じているのではないだろうか。
だが、一体どのような大破局が来るのかについては漠然としていて
はっきりしていない。
考えてみれば、現代の我々を取り巻いている破局の原因は数え
切れないほどある。
しかもしれらは、どれ一つとってみても全て我々人間が作り上げた
ものばかりなのだ。
大気汚染による温室効果。
水や土を化学物質や重金属、放射性物質により汚染し、それらが
食物や飲料水から体内に入ってきて起こる癌や難病の激増。
森林の乱伐と土地の砂漠化。
人口爆発と食糧難などなど、数え上げたらキリがない。
だが何といっても恐ろしいのは、核兵器の問題だろう。
現在地球上には6万個に上る核兵器が蓄えられている。
その威力は広島型原爆の千万個分に相当し、全人類を3回皆殺しに
してもまだ余るほどなのだ。
(中略)
もっと恐ろしいのは、経済と絡み合った核兵器過剰生産の問題だ。
米政府の統計によると、10億ドルの兵器輸出につき、5万人の
失業者を減らす効果が生じるという。
いうまでもなく最新の、売れる新兵器は核兵器だ。
つまり、先進諸国は各国とも、失業者を減らすためにはせっせと
核兵器を製造し輸出しなければならないのだ。
そして第三世界の国々は、核の力を背景に勢力を伸ばそうと、
これまた核兵器を争って買いたがっている。
これが今の経済体制下における状況なのだ。
となると、今後も核兵器はどんどん製造され貯蔵される一方になる。
そしてついに全人類…いや全生物を4回全滅しても余るほどに
なるだろう。
いや5回かもしれない。6回…8回…10回?
そうなってくると量の問題だ。
もし運良く何処かの国で、間違って発射ボタンが押されるという
事故がなくとも…また第三次世界大戦などという悲劇が起こらないと
しても…蓄積される一方の核兵器が、ある臨界点に達した時には、
自然誘爆を起こすかもしれない。
しかも、それが何時、どのくらいで起こるかもわかっていないのだ。
『失業者を減らすために、人類を全滅させる道具を作り続ける…』
というのは信じられないほど愚かな事だ。
その愚かな事を我々は今、日一日と実行している。
こうした馬鹿げた事を止めるにはどうしたらいいか?
政府の力や科学者とか、権威のある人に頼っていても無理な事は
自明の理だ。
我々一人一人が『これまでの価値観を根底からくつがえす』事を
実行する以外にはないだろう。
(中略)
現在の環境やこれまでの経過などを一度すっかり捨ててみて、
果たして『何が幸せか?』を心の底から考え直してみる時期に
きているのではないかと思う。
そして自分なりの解答を得たら、取り合えず自分だけで実行に移す。
そういう人が次第に増えてくれば、ある時新しい価値観に火がついて、
あっという間に社会全体に広がるかもしれない。」
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