宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「神の左手 悪魔の右手」

2008年12月09日 | Weblog
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ノーシスの続きです。

この中南米発祥の神秘体系は、世界的に有名な「カルロス・
カスタネダ」が著した本に登場する体系をも包含する内容と
なっていますが、使用する表現の仕方は違いながらも、世界の
他の地域の神秘体系と通じる所が幾つもあります。

「ノーシス」では、人間には生来地上に属する「月(陰)の体」を
備えているが、「太陽の体(黄金の霊体)」は自身で一生を
かけて創造していかなければ得られないもので、またヨガの
マスターなどで「月(陰)の体」を凝結し、その体を持って死後に
生活している者がいるが、「太陽の体(黄金の霊体)」を
持っている者の格とは比べものにならない、という事が教えられ
ました。

またそれらとは別に、人間は太陽と月の両方を持っているが、
本来は頭に太陽があり、臍に月があるべきなのですが、現在は
反対で、頭に月があり、臍に太陽があるという教えもあります。

それは、陰、地上的、体的なものが上位にあるという事で
好ましい状態ではなく、エクササイズなどによってこの位置を
転換しようという事も行われます。


これからノーシスの神秘行や儀式などについて少し書かせて
頂こうと思っていますが、わたくしが教えられた事、また見ていて
思った事などでの諸注意があります。


★ノーシスの知識は創始者の代より無料で提供される事が
定められており、ノーシスの知識で商売や客寄せ、教えられる
治病法を有料で他者に施す事、異性を誘惑する事、儀式などを
見世物にして金儲けをする事などが厳しく禁じられ、その約束を
破った場合大変な業を背負う、また黒魔術を行うものは奈落の中でも
特に過酷な場所に行くと教えられました。


★毎日継続しているうちに体が変わり、目に見えないものが
見え始めたり、突然幽体離脱が始まったり、直感が次々に
的中していくなどの変化が起こる人が多いのですが、そこで
いたずらに恐れたり、慢心してはいけないとの事です。
ミゲルさんも書いておられましたが、そうした変化を実感する事で、
「自惚れて、手がつけられなくなり、道を誤る」という例は実際に
沢山あった事です。

わたくしの印象では、特に十代などの早い頃に行うと変化が
目覚しく、開始して数日でも感じられる事もあるようです。


★体が変わるにつれて、魔的なものに付け込まれ易くなったり、
不思議な体験をしても周囲に理解されずに苦しみや孤独を
感じる場合もあります。
魔的なものに対する防御法も教えられていますが、
やはり正しい霊的な師につくのが最も好ましいようです。


★遊び半分の気持ちや好奇心から試してみようとするならば、
決して最初から行うべきではありません。
また幾つか登場する言葉がニューエイジと共通するので、混同
されている人がいますが、異質なものであり、絶対に混ぜるべきでは
ありません。


★行ってすぐに効果が出る人、長い時間のかかる人など、
個人差があります。
また効果の現れ方にも個人差があります。


★自身の中の欲望や我を取り除く努力、そして絶えず人類に
献身していく事をしなければ、例え神秘行に引きこもっても成就
出来ません。


★ノーシスでは獣食をあまり勧めませんが、特に豚肉を食す事を
忌みます。
極力食べるなという人から、絶対に口にするなという人まで
いますが、とにかく豚肉を常食しながらでは難しいようです。

以下ミゲル氏の本からです。

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【高次のマスターを呼ぶマントラ】

(幽体離脱をした時)、異次元世界は大変広大である。
そこで高次元の霊にどうしても逢って教えを授かりたいという場合には、
次のマントラを唱えれば逢う事が出来る。

しかし、決して面白半分に使う事のないよう、くれぐれも注意を要する。

「アンティーヤー・ダー・ウナ・サスタッサ」

このマントラは日常生活で危機的状況に陥った時にも使う事が出来る。
心の底からの思いを込めてこのマントラを3回唱えれば、必ず高次元の
存在が援助の手を差し伸べてくれる。
また、死んだ後にも使えるのだから、憶えておく事をお勧めしたい。

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