宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「太陽と月を交換するエクササイズ」

2008年12月20日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

ノーシスの続きです。

ノーシス体系の中では、「西蔵の僧院で秘密に伝えられていた
若返りのための方法」と云われる、有名な「チベット体操」
含まれています。

この「体操」は、元々西蔵の僧院の中で行われていたもので、
「若さの泉」を求めて英国を出て放浪した老年のブラッドフォード氏が、
この方法によって実際に30歳以上も若返り、帰国して同じように
若さを求める人々に教え、そして出版されて世界に知られる事に
なったと言われています。

現在「チベット体操」は有名になった為か、別の呼吸法や
ヨガなどを組み合わせた色々な亜流が生まれているようですが、
その良し悪しについては、わたくしはわかりません。

そしてノーシス体系の方では、創始者から弟子のキンテロ氏に
語られたものが伝えられており、こちらは各動作は一般の体操と
ほぼ異ならないながらも、それに祈りや思念が加わる形式と
なっています。

「チベット体操」の中にも、「性エネルギー昇華」の方法が
含まれているのが興味深いのですが、こちらについては別の日に
書かせて頂きたく思います。

またノーシス体系の「チベット体操」の中には、ブラッドフォード氏が
伝えられたものの中に含まれていない体操も含まれていますが、
それは「若さを回復し、人間の中の太陽と月の位置を転換する」という
ノーシスの中でも重要なもので、今回抄掲させて頂きます。

人間の中に太陽と月が存在し、その入れ替えを行うという表現は
一見奇妙なものですが、「太陽」を「霊」、「月」を「体」と仮定すると、
日本の神秘思想と少し共通する部分があるように感じます。

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【太陽と月を交換する】

このエクササイズについては、こんな話しがある。

●私達の頭には月があり、へその部分に太陽がある。
が、これは望ましい状況ではない。
人間が天国を追われて以来、このようになってしまったので、
完全な人間であるには、逆にならなければならない。
このエクササイズはその入れ替えを行うためのものだ。

●このエクササイズは肉体の若返りに大変効果がある。
まず5分くらいから始めて、毎日1分ずつ増やしていくと良い。
常に心の中で、細胞が若返る事を念じながら行う。

●長時間行うほど効果がある。
(毎日3時間実行すれば、死に対してさえ勝利すると言われて
いる)
が、ぼんやりとそのポーズをとっているだけでは何の意味もない。
精神集中と想像力を持続してこそ、成功を手にする事が出来る。

●また脳の血液循環を促進して、視力を回復させるという効果もある。


①(画像のように)
仰向けになって床に横たわり、脚を上げて垂直に壁にもたれさせる。
お尻を壁にぴったりとつけて、背中は床につけ、腕は体と平行に置き、
指先は壁につけるようにする。

②このポーズで、「第三ロゴス」(聖父と聖子と聖霊、創造~維持~破壊
などの全ての三大で表される全ての宇宙的なもので、破壊から再生を
もたらす力)に取り次いでくれるように、自分の内に存在する「聖なる母」に祈る。

※祈りの言葉は自由ですが、ミゲルさんはこのような祈りをあげて
いられました。

★「聖なる母、私の中で太陽と月が入れ替わりますように。
太陽が脳に至って、輝ける知性が開発されますように。
月がへそまで移動しますように。
第三ロゴスの名において、第三ロゴスの援助によって、
聖なる法が許すのであれば、そうありますように。」


●またノーシスにおける「チベット体操」では、肉体の若返りなどとは
別に、自分の差し迫った悩みや問題が解決されるように祈っても
良いという事です。

それが正しく、霊的な成長になるものであれば聞き入れられる一方、
自分にとって正しくなかったり、低い心(欲望)から発せられた願いで
あれば、聞き入れられる事が却ってその人にとってマイナスになるので、
その願いが心から離れていくように作用する、との事です。

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