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ノーシスの続きです。
ノーシスの来世観というのは、人が臨終に於いて、最後の息を
吐き出すのに伴って霊魂が身体の外に出て、肉体と霊魂とを
結び付けていた特殊なコードが切られる事によって肉体が死し、
その後全ての霊魂は約三日間、高次の審判を受けるという
ものです。
ミゲルさんがわかり易く解説された表現を拝借すると、
死去した人(霊魂)は少しして「光り輝く発光体」に出会い、言葉無き
伝達によって、「あなたは人生の中で何をしてきたか、この
高い次元の為に何か役立つものを持ってきたのか」と問われる
そうです。
この時、性エネルギーの昇華など、なんらかの方法によって
「太陽の体(黄金の霊体」を結成してきた人はそれを乗り物
としてそのまま高次層に導かれ、また結成する事が出来なかったり、
そうした事を知らなかったとしても、人々の為に絶えず献身し、
奉仕してきた人、正しく霊的に向上しようと努力してきた人はそれを
役立てる事が出来ますが、そうした事のなかった人は通常、
輪廻転生のサイクルに戻るか、低い段階に転落してしまう
という事でした。
また「輪廻転生」といっても無限に繰り返されるものではなく、
ある程度の機会の中で向上が果たされなければ、パーソナリティー
(人格)などを全て失った後、鉱物の中に入ったり、宇宙の中の
原子や精霊となって存在すると解説されています。
ノーシスの概念では人間が天国に入るという事はそれほど容易な
事ではなく、また自己の内に存在する欠点や利己心や陰悪を
絶やしていく努力をしなければ、いくら性エネルギー昇華などの
技法を行っても、決して「太陽の体(黄金の霊体」を結成する事は
出来ないと教えます。
そして、高い次元の霊的存在ほど、相手に押し付けたり無理強いを
しようという事はなく、非常に謙虚であると説明しています。
ノーシスの中では自身のマインドを深く観察し、更に浄化する事も
求められます。
以下ミゲルさんによる解説です。
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☆私達は心理の中にイメージを作る事が出来る。
それはマインドの働きによるものだ。
マインドは受動的なもので、私達が毎日見ている事、考えている事、
聞いている事などを全て記憶する。
保存期間は半永久的だ。
☆例えばベートーベンの第九交響曲は、私達のマインドに素晴らしい
振動を記録し、崇高な考えは、繊細な原料によるイメージを記録する。
☆ちょっと話しはそれるが、CMが利用しているのは、この原理である。
ある商品のイメージを毎日見て、買い物に行った時には無意識に
それに手が伸びる。
そしてまた、テレビで放映されているCMや新聞広告などを見れば
わかるように、殆どの場合、人間が商品と共に出演している。
時計の宣伝をする時でも、ただ時計だけを置いたりはしない。
それだけでは人の目を惹きつける磁気がないからである。
宣伝する人間がいて、その人物が私達の視線を集める役割を
果たしている。
その人物がもし肌を露出していれば、更に惹きつける力は強くなる。
性エネルギーは、全てのエネルギーの中で最も速く作用するからである。
ジュースを売るためにも、電気器具を売るためにも、或いは本を
売るためでさえも、性的なイメージが多く使われるのは、その効果を
利用しているわけだ。
☆多くの人々は、
『テレビのゴールデンタイムに、これだけの回数の宣伝をするという事は、
億単位のお金を使っているに違いない。
それが全部商品に跳ね返っているのだから、この商品の本当の値段は
私達が支払うお金の何分の一くらいだろう。
パッケージの印刷代や紙代、人件費なんかも考えると、中身にかかった
お金なんて、本当はわずかに過ぎない。』
などという事は考えもしない。
マインドに記録された情報に操られるように、行動しているからだ。
☆そうやって、莫大な量の情報がマインドに記録されていく。
心理はそれらの情報から、大きな影響を受ける。
そしてその心理の性格によって、私達の周囲に引寄せられるものが決まる
のだ。
引寄せられるもの――すなわち環境である。
☆例えばポルノグラフィックな情報を好んで集めて、肉欲的な考えや
イメージによって出来上がった心理は、周囲に性的なトラブルを引き寄せる。
また憎悪や妬みによって出来上がった心理は、やはり同じ波長の憎悪や
妬みを外部に引き付ける。
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心理の観察や浄化については、絶え間ない自己観察と昇華された
性エネルギーの力を要するとされますが、ノーシスの中ではまた、
自身のマインドを浄化するためのマントラというものが伝えられています。
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●マインド再生のためのマントラ
【マインドの間違った記録、汚染を洗浄し、再生していくためのマントラ】
「スー・ムー・ホーン」
(S M HON)
Sは火の音、Mは性ホルモンに共振する。
Oはハートに、Nは全ての神経系統に共振する。
「スー」の音は前歯の間から鋭く空気を漏らすような感じで、
「スーーーーー」という音を出します。
「ムー」の音は日本語の「ムー」の音ではなく、唇を閉じたまま、
口の中で「ムーーーーン」という音を響かせるように発音します。
「ホーン」という音は「ホーーーーン」と伸ばして響かせるようにします。
このマントラを唱えるのは1日10分から15分の間で、夜の12時前
までに行うようにします。
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