宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「トゥルシーの木」

2015年05月08日 | Weblog





(  `m´)「…ヒンドゥー体系・密教体系では
         数珠の材質が重視され
         
         禅宗や浄土宗などでは
         数珠の材質に拘泥されない事が多い事を
         以前 御話しさせて頂きましたが」



(  `m´)「…ヒンドゥー体系では いくつか聖樹がありまして、
         バジルの一種である トゥルシの木は
         特にヴィシュヌ(スサノオ命)を象徴するものとして
         非常に重視されています。」



(  `m´)「…ネットで トゥルシーの木の実から作られた数珠
         トゥルシのハーブティー 種子など購入可能です。
         ヒンドゥー体系の修練者には 欠かせないものであります。」



(  `m´)「…トゥルシーの木は 薬用効果が強く
         その活用法も色々ありますが、
         ここでは 霊的な活用法のみに絞ります。」



(  `m´)「…トゥルシーの木を庭に植えるだけで
         悪しきものは近づけず

         トゥルシーの木から作られた数珠を首にかけているだけで
         死神は近づけなくなるとされます。」



(  `m´)「…臨終において
         アマラキの実か トゥルシーの葉を口に入れたり
         体に触れるだけで その人は地獄に堕ちないとされます。」


(  `m´)「…ヴィシュヌ神は 
         トゥルシーの木から作られた数珠を首にかけており

         トゥルシーの木を燃やして 灯明として
         ヴィシュヌに捧げる事は 10億の灯明を捧げるの等しく

         トゥルシーの葉を香として焚くならば
         ガンジス河で罪が清められるのと 同じほどの清めとなり

         ヴィシュヌ神に 木や葉を燃やして捧げるならば
         その者は 輪廻転生する事なく解脱するとされます。」



(  `m´)「…また ヒンドゥー体系の
         クリシュナを特に崇拝する体系では
        
         水晶や真珠、法螺貝で作られた数珠を使ってマントラを誦す事で
         特に 自己の障や悪しきカルマが除かれるとされますが」



(  `m´)「…トゥルシーの数珠が最高であり、
         使う事で 清めの強い力によって どこにあっても自己が穢れに染まる事なく
         悪夢や危害などより守られ
         クリシュナ(スサノオ命)への 信仰の証となり
         悪しきものを 至高の神の知に変容してしまうとされます。」

コメント (2)

(大陸から投げてきた餌)

2015年05月08日 | Weblog



(満州帝国)



「【中国メディア】異例の日本称賛!
「旧満州国」で米を大増産した!戦後の発展も日本人のおかげ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150505-00000044-scn-cn





(大 物 主)
(  `m´) 「…満州国は 母大陸に
          米の増産と 中華富強をもたらしてくれたのであり、
          日本人民に 深謝せねばならぬのである。」






 (ネオ・バベッタ)
ζ~(  `m´)~ζ  「…大物主様、なぜ釣竿を持っていらっしゃいますの?」



           (大 物 主)
           (  `m´)つーー釣竿ーーーーーーーーーーーーーー




(大 物 主)
(  `m´) 「…このような餌によって 満州の小魚が釣れるハズであるが…」






|・) もみ 魚じゃないやい。



           (大 物 主)
           (  `m´)つーー釣竿ーー





(大 物 主)
(  `m´) 「…満州国は 一個の独立国家であり、
          華日満が 共に手を携える事によって
          東亜の和平が実現するのである。」




(大 物 主)
(  `m´) 「…哦哦 偉大なる母大陸は
          日本人民による 米の増産の返礼として
          日本を従わせて…」





(「シーチーオー タワイヤオ ダオラ」)
(「何の事だい その満州語は……」)
(「列車が もうすぐ着く事だよ……」)




(大 物 主)
(  `m´) 「…Fuck!!!!
          小日本は迅速に 母大陸に降跪しないか!!!!!!」




|・) やっぱり 本心が出たね。




(  `m´) 「…おや 娘さん いらっしゃいましたか。
          今日はですね
          仏教で言われる "障"に関しまして。」




(  `m´) 「…"障"とは 人生や修道上の障碍となるものでありますが、

          具体的には 悪しき影響力や 悪しきエネルギー、
          怒りや痛みなどの苦痛
          過去に悪業によって 自己が生み出した悪しきカルマ、
         
          こういったものを ひっくるめて"障"としております。」



(  `m´) 「…こちらは ヒンドゥー体系の
          障を除く眞言であります。」

「オン・ハリン・シャリン

ジャワラ・ムクヒ・ママ

サルバ・シャトル・バクシャヤ

ラクシャヤ・ウン・パット・スワハー。」





(大 物 主)
(  `m´)つ「…釣竿は面倒なので 素手で捕る事にする。」



            |・)





              (大 物 主)
|ミ サッ         (`m´  ) 「小魚がどこに逃げるか!!!!!!!!!」
コメント (4)

「体内に取り入れた魄を薄める為に公表された話し」

2015年05月08日 | Weblog





ネットで 匿名で公表される心霊体験には、

「自己に憑いた魄を他人に移すために」
「祟り神に捧げる生贄を集める為に」

などの 悪意を持って投稿されるものもあります。


以下の体験談も その一つで、
昭和40年代の関東か東北の集落の中で
呪詛の為に葛篭の中に 恐らく胎児などの遺体を封じて「コトリバコ」として
その魄を込めた結果、
その一家全員だけでなく 関わった周囲の人間も次々と怪死を遂げ、
一家全員の魄も複合化してしまい
近づく事さえ叶わなくなったという廃屋があるという事で


そうした事情を知らずに 廃屋探検で入ってしまった投稿者が
その魄(神主は呪いと表現しています)の一部を 体内に取り込んでしまい、

その魄が 一緒に廃屋探検をして命を落とした少年の魄と 更に複合して
投稿者に残ったまま 更にその息子の中にまで継がれて苦しんでおり、

「呪いの受け皿」を増やして 自己に入った魄を分散させようとして
この話しを投稿したと 最後に告白しています。

しかし 本人の口から直接話しを聞くのとは違うので
相手を直接知らない読者が 体験談を読むのみで 
投稿者が体内に取り込んだ魄が 読者に憑くとは思えず、

また 悪意を持って 人工的に受け皿を増やそうとした事で
却って 投稿者が よろしからぬ反作用を受けたり、
結局 本人がその廃屋に引っ張られていくのではないかと想像されます。


この体験談では 祓いとして酢も重視されており、
お湯に酢を入れて浴びるだけでも 清めになるという事の裏づけになりそうです。


以下 コピペです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++



東京で生まれ育った俺は、ほぼ毎年夏休みを利用して1ヶ月程母方の祖父母家へ行っていた。
両親共働きの鍵っ子だったので、祖父母家に行くのはたいてい俺一人だったが、
初孫だった俺を祖父母はいつも笑顔で歓迎してくれた。
山あいにある小さな集落で、集落の北端は切り立った山になってて、その山のすぐ下を県道が走ってる。
県道沿いに商店が数軒並んでて、その中に祖父母家があった。
山を背にすると猫の額程の平地があり、真ん中に川が流れてて、
川を渡って数分歩くとすぐ山になる。
山に挟まれた県道と川がしばらく坂を上っていくと、険しい峠になっていて、
この集落は峠までの道で最後の集落になってる。
この峠は名前も何だか不気味だったこともあって、
昔ながらの怪談話をよく大人たちに聞かされたものだった。
そんな寒村の小さな集落、全部合わせて50人も住んでないような場所だから、
遊び仲間になる子供も5~6人ぐらいしか居なかった。

よく遊んでいたのが
子供たちの年長者であるA(中1)
Aの弟のB(小6)
仲間内で唯一俺より年下だった魚屋のC(小4)

川で泳いだりカブトムシを取りに行ったり、東京のコンクリートジャングルで生まれ育った俺にとって、
ファミコンが無くても楽しい田舎での暮らしは新鮮で天国のようだった。

小5の夏休み。
俺は例年通り新幹線とローカル線、さらにバスを乗り継ぎ6~7時間掛けて祖父母家に行った。
翌日から遊び仲間たちに挨拶回りをして、
早速あちこち走り回って遊びまくった。
集落の大人たちから「行ってはいけない」と言われていた
集落南端の山中にあるお稲荷さんで肝試しもした。
カンカン照りの昼間だけど、鬱蒼とした森の中で、
北向きなせいもあって薄暗くて怖かったな。
それとは別にもう1ヶ所「行ってはいけない」と言われてた場所がある。
場所、と言うか、俺が聞いてたのは漠然としたエリアで、
県道伝いに峠方面に行くと、県道沿いに製材工場と墓地がある。
その墓地から先には絶対に行くな、と。
今でこそ県道は道幅が拡張されたり、トンネルがいくつもできたりしてるらしいが、
当時は集落から数キロ先の峠まで、道幅も狭くて交通量も多かったので危ないからだと説明されていた。
確かに両親と車で行ったとき、車で峠を越えたことがあったけど、崖にへばりつくような道で、
車線内に収まりきらない大型トラックがセンターラインを跨ぎながらビュンビュン走ってたのを覚えている。
肝試しの翌日、昨日の肝試しはたいしたこと無かったなと、皆で強がりながら話しているとき、
Bがニヤニヤしながら話はじめた。

B「峠の方に行った墓の先、鎖がしてある道あるじゃん?あの先にすっげぇ不気味な家があるらしいよ!」

A「家?鎖の奥に行ったことあるけどそんなの無かったぞ」

C「えぇ?A君行ったことあるの!?あの鎖の先は絶対行っちゃいけないって…」

A「おう、内緒だぞw」

どうやら本当に行ってはいけない場所というのは、鎖のある道小道だったようだ。

A「あの道の先って、川にぶつかって行き止まりだぞ。」

B「それがな、昔はあの先に橋があったらしいんだよ。でも俺たちが生まれた頃に洪水で流されたんだって。」

B「で、あの道とは別に、川の手前から斜めに入ってく旧道があるらしいんだよ。
そこに古い橋がまだ残ってるって話だぜ。」

B「旧道は藪だらけだし、周りは林だからあの道から橋も見えないけどな。」

A「誰に聞いたんだ…?」

B「□□(別地域)の奴に。いわくつきの家らしいよ。」

A「面白そうだな。」

B「だろ?今から行ってみようぜ!」

AB兄弟はノリノリだったが、年少者で臆病なCは尻込みしていた。

B「Cはビビリだなwお前夜小便行けなくて寝小便が直らないらしいなw」

C「そんなことないよ!」

B「やーいビビリwおい、Cはビビリだから置いてこうぜw」

C「俺も行くよ!」

俺たち4人はわいわい騒ぎながら県道を峠方向に歩いていった。

集落から歩いて10分。
製材所や牛舎を抜けると、山側に大きな墓地がある。
そこからさらに5分程歩くと、Bが言う「鎖の道」が右手にあった。
車に乗ってたらまず気付かないであろう、幅2m程藪が薄くなっているところを覗くと、
5m先に小さな鉄柱が2本あり、ダランとした鎖が道を塞いでいる。
鎖を跨ぎ、轍が消えかけ苔と雑草だらけの砂利道を少し歩くと、
道は徐々に右へとカーブしていく。
鬱蒼とした木々に囲まれて薄暗いカーブを曲がっていくと、
緑のトンネルの先からひときわ明るい光がさしこんでいた。
そこで川にぶつかり、道は途切れた。
今居る道の対岸にも、森の中にポツンと緑のトンネルのような道が見える。
対岸まではせいぜい10~15mぐらい。川幅ギリギリまで木々が生えてるため左右の見通しは利かない。
足元には橋台の跡と思われるコンクリートの塊があった。

A「やっぱ行き止まりじゃねーか」
B「まぁ待ってよ。ほら、コレ橋の跡でしょ?あっち(対岸)にも道があるし。」
A「ほんとだ」
B「戻ろうぜ。旧道の目印も聞いてあるからさ。」

そこから引き返してカーブを曲がっていくと、カーブの付け根あたりでBが道の脇を指差した。

B「ほらこの石。これが旧道の分岐だ」

人の頭ぐらいの大きさの、平べったい石が2つ並んで落ちていた。
ひとつは中心がすこし窪んでいて、B曰く昔はここに地蔵があったんだとか。

県道方面から見てカーブの入り口を左側、濃い藪が広がってるなかで
確かに藪が薄い一本のラインが見える。
藪の中は緩い土がヌタヌタと不快な感触だが、
このライン上は心なしか踏み固められているように思えた。
藪を掻き分け、笹で手を切りながら進んでいくと、川に出た。

B「ほれ、橋だw」

Bがニヤケながら指差したのは、古びた吊り橋だった。

A「橋ってこれかよw行けるか?これw」
B「ホラ、結構丈夫だし行けるだろw」

まずはBが先陣を切って吊り橋を渡りはじめた。
ギギギギと嫌な音はするけど、見た目よりは丈夫そうだ。
Cは泣きそうな顔をしていた。

いっぺんに吊り橋を渡って橋が落ちたら洒落にならないので、
一人ずつ順番に対岸まで渡ることになった。
一番ノリノリのBが渡り終えると、次にA、
そして俺が渡り終えて最後に残ったCを呼ぶが、
モジモジしてなかなか渡ろうとしない。

B「おいC!何怖がってんだよ!大丈夫だよ俺らが渡れたんだから一番チビなお前が渡っても橋が落ちることはねーよ!w」

対岸からあーだこーだとけしかけて、5分近く掛かってようやくCも渡ってきた。
涙で顔をグショグショにしたCの頭を、笑いながらBがグシャグシャと撫でていた。

橋までの道と同じような藪が少し薄いだけという、
獣道にも劣る旧道を2~3分程歩くと、
右手から苔と雑草だらけの砂利道が合流してきた。
流された橋の先にあった車道だろう。
そこから100m程だろうか、クネクネとS字カーブを曲がっていくと、
広場のような場所に出て2軒の家があった。
元々は他にも数軒家があった形跡があり、奥にはすぐ山肌が迫っていた。
家があったと思われる場所は空き地になってる為、
鬱蒼とした森の中でかなり広いスカスカな空間が不気味だった。
2軒の家は平屋建てで、道を挟んで向かい合うように建っている。
どちらも明らかに廃屋で、左手の家には小さな物置があった。

広場の入り口には風化して顔の凹凸がなくなりつつある古い地蔵があったが、何故か赤茶けていた。
AB兄弟はすげーすげーと興奮してたが、俺とCは怖くなってしまい、黙り込んでいた。
Cはキョロキョロしながら怯えている。
どちらの家も玄関の引き戸や窓は木の板を×印の形に打ち付けて封鎖されていた。

B「どっかから入れないかな」

AB兄弟は家の周りをグルグル眺め回していた。
とても帰ろうなんて言える雰囲気ではないが、Cは小声で「もう帰りたい…」と呟いていた。
物置がある家の裏手からBがオーイ!と声をあげた。

皆でBの声のする方に言ってみると、裏手のドアは鍵が閉めてあるだけで、
木の板は打ち付けられていなかった。

B「兄貴、一緒にコイツを引っ張ってくれよ」

Aはニヤリと笑ってBと二人でドアノブを引っ張りはじめた。

C「ダメだよ、壊れちゃうよ!」

B「誰も住んでないんだから、いいだろw」

せーの!と掛け声をかけながらAB兄弟は力いっぱいドアノブを引っ張った。
何度目かのせーの!でバコン!カシャン!という音と共にドアが勢い良く開いた。
AB兄弟は勢い余って二人とも地面にぶっ飛んだ。
Aの左肘に出来た擦り傷が痛々しい。
ドアの向こうはかなり暗かったので、懐中電灯を持ってこなかったことを後悔した。
まずBが、次にAが勝手口から土足のまま入っていく。

B「くせー、なんだこりゃーw」

A「カビくせーなーw」

すっかり怯えきってるCと顔を見合わせたけど、
俺は恐怖より好奇心が勝っていたので、AB兄弟のあとに続いて家に入った。
それを見たCが鼻声で「待ってよ!」と言いながらドタドタと家に入る。
勝手口を入るとそこは台所になっていた。
土間を改築したのか、台所部分は土の床が広がっている。
とにかくかび臭く、歩くたびに土っぽい誇りがぶわっと舞うようだった。
台所には何も無く、奥に入ると畳の部屋があった。
台所と畳部屋の境目あたりの畳は特に損傷が酷く、
黒っぽく変色しグチャグチャに腐っていた。
その上にある鴨居は何かでガリガリ削ったような跡がついていた。


++++++++++++++

中略

++++++++++++++


A「B!やめとけ!やばいって!」

B「畜生!こんなのたいしたことねえよ!離せよ兄貴!」

A「おいやめとけ!早くココ出るぞ!おい手伝え!」

AはBを羽交い絞めにして俺に手を貸せと声を上げた。
その時、AB兄弟の後ろに立てかけてあった鏡が突然倒れた。
AB兄弟にぶつかりはしなかったが、他の部屋の鏡も倒れたようで、
あちこちからガシャンと大きな音がした。
鏡の裏には…黒々とした墨汁で書かれた小さな文字がびっしりと書かれていた。
鏡が倒れたことに驚いたAがBの拘束を緩めてしまったのだろう。
Bは「ウオォォォォォ」
と叫び声を上げ激しく暴れ、Aを吹っ飛ばして葛篭にしがみ付いた。

B「ウオオオオォォォォォォォォォ!」

A「おい!B!おい!おっ…」

A「うぎゃああああああああ!!!!」

Bの肩越しに葛篭を見たAが突然叫び声をあげ、
ペタンと尻を突いたまま、手と足をバタバタ動かしながら後ずさりした。

B「fそいあlzpwくぇrc」

もはやBが叫んでいる言葉が分からなかった。
一部聞き取れたのは、繰り返しBの口から発せられた「○○(人名)」だけだった。
腰を抜かしてたAが叫びながら勝手口から逃げ出した。
パニック状態だった俺とCも、Aの後を追った。
廃屋の中からは相変わらずBの何語かも分からない怒号が聞こえていた。
Aは叫びながらもう1軒の廃屋の戸をバンバンバンバン叩いていた。
俺とCはAにBを助けて逃げようと必死で声を掛け続けたが、
Aは涙と涎を垂らしながら、バンバン戸を叩き続けた。

B「おい4くぉ30fbklq:zぢ」

Bは相変わらず葛篭の部屋で叫んでいる。
×印に打ち込まれた木の板の隙間から、
Bが葛篭から何かを取り出しては暴れている姿がチラチラと見える。
そして、Bの居る廃屋の玄関には、明らかにBでは無い人影が、
Bの居る部屋の方に向かってゆっくりゆっくり移動してるのが見えた。
バンバンバンバンバンバン

カタカタカタカタガタガタガタガタガシャンガシャンガシャンガシャンガシャン

Aが戸を叩いてるもう1軒の廃屋は、
Aがバンバン叩いているのとは別の振動と音がしはじめていた。
そしてAも、B同様「○○!」とある人名を叫んでいた。

Bのいる部屋を見ると、Bのそばに誰かが居た。
顔が無い。いや、顔ははっきりと見た。
でも、印象にまるで残らない、のっぺらぼうのようだった。
ただ、目が合っている、俺のことを見ていることだけはわかった。
目なんてあったのか無かったのかすらもよくわからない顔。
俺はそいつを見ながら失禁していた。

限界だった。
俺はCの手を引き頭にもやが掛かったような状態で廃屋を背に走り、
次に記憶に残ってるのは空を見ながら製材所あたりの県道を集落に向けてフラフラ歩いているところだ。
泣きじゃくるCの手を引き、フラフラと。
集落を出たのは昼前だった。
あの廃屋への往復や廃屋内の散策を含めても、せいぜい1時間半程度だったろうと思ったが、
太陽は沈み山々を夜の帳が包もうとしている頃だった。
集落に着いた頃には空は濃い藍色になっていて、
こんな時間まで戻らない子供を心配していた集落の大人たちに怒られた。
失禁したズボンやパンツは、すっかり乾いていたように記憶している。



俺もCも呆然自失となってたのでうまく説明できなかった。

4人で探検をしたこと。
墓の向こうの鎖の道へ行ったこと。
そこに廃屋があったこと。
廃屋で妙な現象が起こったこと。
AとBがおかしくなったこと。
俺とCだけで逃げ帰ってきたこと。

俺がとぎれとぎれに話をすると、大人たちは静かになった。
青い顔をして押し黙る大人たちの中で一人だけ、
真っ赤な顔で俺たちをにらむ人がいた。

AB兄弟の母親だった。
AB母は叫びながら俺を何発か平手打ちした。
そしてCに飛び掛ろうとしたところを、
我に返った大人たちに抑えられた。
AB母は口から泡を吹きながら俺とCを罵倒し、叫んでいた。
AB父はひざから崩れ落ち、小声で「何てことを…」と呟いた。

その時、□□(別地域)集落にある神社の神主がカブに乗って現れた。
神主は事情を聞いていたわけではなかったようだが、
俺とCを見て厳しい顔で言った。

神主「嫌なモノを感じて来てみたが…お前さんたち、何をした?」

激しく責められ咎められているような厳しい視線に突き刺されるような痛さを感じたが、
同時に何か「助かった」というような安堵感もあった。
それでもまだ、頭の中がモヤモヤしていて、どこか現実感が無かった。
もうまともに喋れなかった俺たちに代わり、大人たちが神主に説明すると、
神主はすぐに大人に何かを指示し、俺とCを連れて裏山のお稲荷さんまで走った。
俺とCは背中に指で「ハッ!ハッ!」と文字を書かれ、頭から塩と酒、そして酢を掛けられた。

神主「飲め!」

と言われ、まず酒を、そして酢を飲まされた。
そして神主が「ぬおおお!」と叫びながら俺とCの背中を力いっぱい叩くと、俺もCも嘔吐した。
嘔吐しながら神主が持っている蝋燭を見ると、蝋燭の火が渦を巻いていた。
胃の中身が何も無くなるぐらい、延々と吐き続け、服も吐瀉物にまみれた。
もう吐くものがなくなると、頭の中のモヤモヤも晴れた。

集落に戻り水銀灯の光を浴びると、俺とCの服についた吐瀉物の異様さに気が付いた。
黒かった。真っ黒ではなかったが、ねずみ色掛かった黒だった。

それを見てまたえずいたが、もう胃の中に吐くものが残っていないようで、
ゲーゲー言うだけで何も出てこなかった。
その足で、□□集落の神社へ、俺とCは連れて行かれた。
服も下着も剥ぎ取られ、境内の井戸の水を頭から掛けられ、着物を着させられた。
そして着物の上からまた塩と酒、酢をまぶされてから本殿に通された。
神主「今お前らのとこと□□集落の青年団がAとBを探しに行っている。」

神主「AとBのことは…忘れるんだ。」

神主「知らなかった事とは言え、お前たちは大変なことをしてしまった。」

神主「あそこで何を見た?」

神主「封印してあったものは、見てしまったか?」

神主「俺も実際には見ていない。先代の頃の災いだ。だが何があるかは知っている。何が起こったのかも知っている。」

神主「大きな葛篭があったろう。あれは禍々しいものだ。」

神主「鏡が3枚あったろう。それは全て、隣家の反対を向いていたはずだ。」

神主「札が貼ってあったあれな、強すぎて祓えないんだ。」

神主「だからな、札で押さえ込んで、鏡で力を反射させて、効力が弱まるまでああしていたんだ。」

神主「あの鏡の先にはな、井戸があってな。そこで溢れ出た禍々しい力を浄化していたんだ。」



神主「うちの神社が代々面倒見るってことで、年に一度は様子を見に行ってたんだがな。」

神主「前回行ったのは春先だったが、まだ強すぎて、運び出すことも出来ない状態だ。」

神主「俺は明日、あの家自体を封印してくる。」

神主「だが完全に封印は出来ないだろう」

神主「あれはな、平たく言うと呪術のようなもんだ。」

神主「人を呪い殺す為のものだ。それが災いをもたらした。」

神主「誰に教わったのだか定かではないが、恐ろしいほどに強い呪術でな。」

神主「お前らが忍び込んだ向かいの家はな、○○と言うんだが、家族が相次いで怪死して全滅した。」

神主「他にも数軒家があったが、死人こそ出てないが事故に遭うものや体調を崩す者が多くなってな。」

神主「お前らが忍び込んだ家には昔△△という人間が住んで居た。」

神主「△△は若い頃は快活で人の良い青年だったようだが、
ある時向いに住む○○と諍いを起こしてな。それからおかしくなっちまったんだ。」

神主「他の家とも度々トラブルを起こしていたんだが、特に○○家を心底憎んでたようだ。」

神主「周囲の家は、ポツリポツリと引っ越していった。」

神主「原因不明の事故や病人がドンドン出て、それが△△のせいじゃないかと噂がたってな。」

神主「結局、○○と△△の家だけが残った。昭和47年の話だ。」

神主「その頃から○○家の者は毎月のように厄災に見舞われ、一年後には5人家族全員が亡くなった。」

神主「△△が呪い殺したんだと近所では噂した。ますます△△に関わる者はいなくなった。」

神主「そして翌年、今度は△△の家族が一晩で全滅した。」

神主「あの家は△△と奥さんの二人暮しだった。」

神主「△△は家で首を括り、奥さんは理由はわからんが風呂釜を炊き続けて、熱湯でな…。」
神主「それだけじゃない。」

神主「東京に働きに出ていた息子と娘も、同じ日に事故と自殺で亡くなってる。」

神主「△△家族が死んで、捜査に来た警察関係者の中にも、自殺や事故で命を落としたり、
病に倒れた人間が居るらしいが、このあたりはどこまで本当かわからんがな。」

神主「△△が使った呪術は、使った人間の手に負えるものじゃないんだよ。」

神主「当時先代の神主、俺の父親だが、とても祓うことは出来ないと嘆いてた。」

神主「△△一家が全滅して、あの集落は無人になった。」

神主「あの二軒はな、禍々しい気が強すぎて、取り壊しもできない程だった。」

神主「そして先代の神主は、まず災いの元になったものを封印し霊力を弱め、十分弱めることができてから祓うことにした。」

神主「祓えるのはまだまだ何十年も先だろう」
神主「そして、溢れ出た呪術の力は、お前たちに災いをもたらすだろう。」

神主「おおかたさっき吐き出させたが、これでは済まん。」

神主「あの家の呪術の力と、Bのこともあるからな。」

神主「呪術の強さはともかく、お前たちを見逃しはせんだろうな、Bのこともあるから…。」

神主「塩と酒と酢、これは如何なるときも肌身離さず持っていろ。」

神主「それとこれだ。」

神主「この瓶の水が煮えるように熱くなったら、お前の周りに災いが降りかかる時だ。」

神主「その時は塩を体にふりかけ、酒を少し飲み、酢で口をゆすげ。」

神主「向こう20年、いや30年か。それぐらいは続くと思っていい。」
神主「今夜はゆっくり休め。」

神主「C、もう近寄る気はないだろうが、あそこには二度と行くな。」

神主「あとでお前の両親にも言って聞かせる。出来ることなら引っ越せとな。」

神主「AとBの名も口にするな。声に出すな。」

神主「お前は東京モンだ、もうこの集落には来るな。」

神主「お前ら二人は今後会ってはならん。特に二人きりで会うなどもってのほかだ。」

神主「この話は禁忌だ。集落の者や関係者は誰しもがこの話を避ける。」

神主「お前らも今日以降、この話はするな。」

その日は神社に泊まり、翌日、俺は東京に帰った。
Bはあの場所で死んでいたそうだ。
Aは外で狂っていたらしい。

そして、Bの遺体を廃屋から連れて帰った青年団の中で、1人が翌日事故で死亡。
2人が精神を病んで病院送りになったそうだ。

Bの死因はハッキリしていないが、外傷も無く病死ということでカタがついたそうだ。
あの家を警察に捜索されるわけにはいかない。
神主や町の有力者たちを巻き込み、事件にしなかったのだろう。

そしてAB母はあの事件以来精神を病んでしまい半年後に自殺。
AB父はAB母の自殺後すぐに心筋梗塞か何か、よくある心臓疾患で急死したそうだ。


あの年の秋、これは元々決まっていたことだが、祖父母家は隣町に引っ越した。
隣町とは言っても、40~50kmは離れている。
これであの集落との縁も切れた。
C一家も翌年には県内の別地域へと引っ越して行ったそうだ。

そしてこれは一昨日の話だ。
夜7時過ぎ、新宿で乗り換えの為ホームを歩いてる時、向かいのホームから視線を感じ、
見てみると一人の小柄なサラリーマンがこっちを見ていた。
18年振りだというのにひと目でわかった。
Cだ。

Cも俺に気付いていたようで、目が合うと怯んだような顔をして、
スタスタと逃げるように歩き始めた。
人ごみをかきわけ俺は走った。

俺「C!」

Cの腕を掴むと、怯えたような顔で俺を見た。

C「あぁ、やっぱり…。」

観念したCと二人、出来るだけ賑やかな場所へと思い、
歌舞伎町の居酒屋チェーンに入った。
後日談はこの時Cから聞いた。
俺は急遽3日程有給を取った。
この忙しい時にと上司には散々どやされたが、無理矢理もぎ取ってきた。
今日は身の回りの準備をしてからコレを一気に書いた。
心の準備みたいなもんだ。
Cは辞表を提出してきたそうだ。
何もそこまで…と思ったが、無理も無い。
俺とCは明日あの集落に行く。
本来ならAも連れて行きたいところだが、
内陸だったので先日の地震では大きな被害は出てない地域だと思うが
道路状況はわからないのでスムーズに現地入りできるかが心配だ。
通常なら高速を飛ばせば3~4時間の距離だ。
俺はここ最近、ずっとBに呼ばれていた。
Bの夢を頻繁に見るようになったのは3ヶ月程前から。
それが徐々に増えていき、毎晩になった。

そして、この1ヶ月程はどこに居てもBの視線を感じるようになった。
人ごみの中、夜道の電柱の影、マンションの窓の外。
いつもBが見ている。
俺が視線を感じて振り向くと、影がサッと隠れる。
Bが呼んでいる。
あの家に行けば、何かがある。
恐ろしいけど行かなければならない。

Cも同じことを考えていたらしいが、Cはこのまま逃げたかったらようだ。
だが俺と出会ってしまい逃げることはできないと覚悟を決めたようだった。
逃げられるわけがないんだ。

大学3年の時、神主からもらった瓶詰めの水、あれが破裂した。
ジャケットの胸ポケットに入れていたので、
ガラス片で出来た傷がいまだにミミズ腫れのように残っている。

すぐ祖母に電話をし、そのことを話すと、あの神主一家が事故で亡くなったらしく、
後継の息子たちも亡くなってしまったので神主一家の家系も絶えることになるだろうと、
静かに話していた。
そして、「お前も気をつけろ」と。

俺を護ってくれた神主が死に、神主が持たせてくれた大切な水が無くなってしまったことは、
俺にとっては死刑宣告のようなものだった。

そしてその翌日、祖父が死に、数日して後を追うように祖母が死んだ。
両親も死んだ。
必ず、大事な人の死の直前に、俺は嫌な夢を見た。
翌日か翌々日には、誰かが急に死ぬ。
そして、嫌な夢の内容は誰かが死んだ後に、Bの夢だったと思い出すのだ。

ヶ月前、親友が急死した。
死の直前、親友から電話が掛かってきた。
久しぶりに話をした親友は精神を病んで居た。
そして、親友の口から、Bの名前が出た。
あの事件以降、あの話は誰にもしていない。
Bの名前など知るはずもない親友は、Bが怖い、Bがやってくると怯えていた。
詳しい話を聞く間もなく、電話は切れ、その直後親友は電車に飛び込んだ。

これで俺の近しい人間は、一人を除いて誰も居なくなった。
会社では友人など作らないことに決めている。
俺と親しくなると、災いが降りかかり呪術によって死に至る。
の家族も、全滅していた。
やはりあの瓶詰めの水は破裂したそうだ。
だがCはその時まで何も無かったので、
もう大丈夫だろうとタカをくくっていたらしい。
しかし、Cの家族は全滅してしまった。
そして、Cが一度抑えきれずにこの話をしてしまった大学時代の友人は、
話をした翌日に自殺をしたらしい。

俺とCが何故生きているのか。
簡単なことだ。
あの家に行くまで、俺たちの周りの誰かが死に続けるんだ。
何が起こるかはわからない。
でも、このまま俺たちが生き続けるわけにはいかない。

長くなったが、まともに読んでる人間はいないだろう。
目に止めてしまったことがきっかけになって
△△の呪術が災いをもたらす結果になってしまったら
それは申し訳ないと思う。
俺は俺の子を宿した妻を守りたい。
俺とCが犠牲になり、誰かに話すことで呪術の災いが分散され、
弱まるのだとしたら、これは意味のあることだと思いスレをたてた。




集落は県道拡張の影響で、集落内だけ新道が出来てたので多少印象が変わってて驚いた。
元祖父母家があった場所は話に聞いてた通り駐車場になってた。
2軒隣の魚屋(C家)は空き地のままで、むなしい気分になってしまった。

結果から言うと、廃屋には行けなかった。
橋が落ちていて、橋を吊ってる綱が残ってるだけだった。
あの当時ですら使われなくなって20~30年以上は経過してただろうし、
あれから18年だから無理も無い。

廃屋の裏手にある山から入ることはできるだろうけど、
相応の装備も必要だろうし、今回は諦めた。

石を投げられることを覚悟の上で、
近隣住民に聞き込みをしようと思い集落に戻った。
俺とCは、集落からしたら村八分以上、
というか大罪を犯した罪人のようなものだ。
何をされても不思議じゃないし。

隣の八百屋に行ってみたが、やはり話も聞いてもらえなかった。
何しに来た。あんたと関わるのはごめんだ。帰ってくれ、と。
祖父母家とC家の間にあった雑貨屋にも行ってみたが、
当時の女将さんではなく見知らぬ中年女性が居たが、
こちらも門前払いされてしまった。

その後も数軒まわったが、いずれも門前払いされてしまうか、
若い人で話が通じなかったりで収穫は無かった。

話が通じる人はどちらかというと、俺の訪問に対してビクビクしてるようだった。
俺とCだけじゃなく、この集落でもあの事件はまだ続いてるんだと実感した。
そして集落内の美容室へ行ってみたとき、
昔可愛がってくれたおばちゃんが、
ビクビクしながらも少しだけ話をしてくれた。

おばちゃんの話によると、当時の神主が亡くなたあと、
集落内でも良くないことが立て続けに起こったようだ。
集落の人たちは厄災を鎮めてもらう為、近隣の神社を尋ね懇願したらしい。
しかしどの神社でも何かと理由をつけて断られてしまい、
絶望した住民数世帯が集落を離れたという。
そして神主が亡くなってから半年ぐらいしたある日、
あの神社に新しい神主がやってきた。
そして集落内に厄災が起こらないよう鎮めているらしい。

おばちゃんに礼を言い謝罪すると、死ぬんじゃないよ、と複雑な笑顔で言ってくれた。

再度深々と頭を下げて、□□地区の神社へ向かった。
神社の鳥居をくぐると、神主が一直線にこちらへ歩いてきた。
それを見て、あぁこの人も先代同様、
本物なんだなと思い少し体が軽くなった。
神主に頭を下げると、
「あなたのことは存じ上げないが、何か非常に大きなものを抱えているようだね。」
とやさしい口調で語りかけてきた。
俺は18年前廃屋に忍び込んだものです、と言うと、
その言葉で全て理解したようで、本殿へ招き入れてくれた。

神主は先代から「こんな話があって、今鎮めている」という話は聞いていたようだ。
そして集落住民からもおよその内容は聞いて居たので、
そして集落へ力が向かないよう、そして呪術そのものを弱めるため、
先代神主がやっていたようにあの家を封印してるという。
だが、俺やCは集落と完全に縁を切ってしまっているので、
生死すらもわからずどうにもしようが無かったと。

何故あの家の封印をしているのに、
俺やCの周りに厄災が起こり続けていたのか疑問に思っていたが、
先代神主にもらった水が無くなってしまったことにより、
俺とCが無防備になってしまったことが主な原因ではないかとのことだった。

神主は話していてとても心が開ける。
初対面の俺にも、この人は信頼でき、力がある人だとわかった。

神主には色々と質問をした。


何故、俺とCは生きているのか。
神主は憶測だが、と前置きをした上で、
恐らくBの力がそうさせるのだろうと。
元の呪術にBの意向が合わさっているようなかたちになり、
俺とCに降りかかる厄災は、
「自らが死ぬよりも辛いことが起こり続ける」
という内容だったのではないかと。
それが結果的に、俺とCの命を護ることに繋がっているのではないか、と。

確かに、俺は立て続けに近しい人間が命を落とし続ける状況に、いっそ殺してくれと思い続けていた。
今回も、殺されに来たぐらいの腹づもりだった。
そしてそれは今後も、俺が寿命を迎えるまで続くのか。
絶望的な気持ちで俺は「俺が死ぬまで、続くんですね。」と呟いた。

そしてもうひとつ、どうしても聞いておきたかったこと。
妻と子供は、やはり呪術によって命を落とすことになるのか。
それを防ぐにはどうすればいいのか。
もう久しく親しい友人すら作らなかった俺がまさか嫁をもらうことになるとは、
一年前の俺には想像もできなかった。
妻にはこの話をしていない。
ただ、しつこいぐらい俺と一緒になっては命だって危ないと警告した。
理由を話してくれと何度も言われたが、巻き込みたく無いので話せなかった。
話すことで、恐ろしいことに、それこそ自分が死ぬよりはるかに恐ろしいことが起こるとわかっていたから。

だが妻は受け入れてくれた。
妻は幼い頃、両親と妹を自動車事故で失っている。
同乗していた妻も瀕死の重傷だったが、一命を取り留めている。
「一度無くなってたはずの命だし、ちょっとのことじゃ死なないから、安心して。」と。
彼女と知り合ったのが去年の夏、正式に付き合うことになったのが半年前。
妊娠発覚が1月で今は妊娠6ヶ月だ。
妻と付き合うことになってから、俺は幸せだった。
幸せだった故に恐ろしかった。
いつ妻が死んでしまうか。
いつ我が子が死んでしまうか。
毎日怯えていた。
一番近い、そして唯一の近しい人間。
いまや家族となった妻と我が子、すぐにでも厄災が降り注ぐのではないかと気が気ではなかった。

だが妻はもお腹の子も、今はまだ無事だ。

神主は結婚していることにたいそう驚いていた。
俺は上の経緯を、神主に話した。

神主「これも憶測だが。さっき話した君の厄災は死ぬまで続く、という話だが、撤回しなければいけないかもしれない」

神主「子供ができたこと、今回はこれが幸いしたんだろうな。恐らく男の子だろう。」

その通り、男の子だ。

神主「子供が産まれた後、奥さんに厄災が降りかかる可能性が高い。」

神主「君同様、息子さんは無事に生きるだろう。」

神主「だが息子さんにとって、とても過酷な人生になるだろう。」

神主「君が死んだ後も、続くだろう。君の子供に君と同じ厄災が」

頭が真っ白になった。

神主「心配するな。君とその周りに厄災が降りかからないようにするから。」

神主「君がここに来てくれて良かった。行方知れずだから、私は何もしてあげられなかった。」

神主「奥さんには帰ったらちゃんと話しなさい。」

神主「奥さんと息子さんはここに連れてきてはいけない。」

神主「その代わり、東京にいる私の知り合いを紹介しよう。」

神主「とても優秀な人だ。東京に帰ったらできるだけ早く尋ねてみなさい。」

神主「C君は改めて一度、ここに連れてきなさい。」

神主「このままでは、C君が厄災を一手に引き受けることになってしまい兼ねない。」

涙が出るほど安心した。

が、俺の中にはまだモヤモヤしたものがあり続けた。
Bに呼ばれている、必ずBに会わなければいけない、
そうすれば少しは状況が良くなると思う。
そう神主に伝えると、神主は厳しい表情で否定した。

神主「さすがにあそこに行ったら、君も死ぬかもしれない。」

神主「しかも、その結果は最悪のものになるだろうね、多分。」

神主「Bは簡単に言うと、化け物になってしまったんだ。」

神主「君やC君があそこに行き、死んでしまったら、君らも化け物になるだろうね。」

神主「余計に厄災が大きくなるだけだ、辞めておきなさい。」

後ろ髪を引かれる思いはあったが、
この神主の言うことなら信用しようと思った。


あともうひとつ。
2chにスレを立てたことをオブラートに包みながら神主に聞いてみた。

不特定多数の人間が見れる場所で、
インターネット上でこの話をした場合、どうなるか。

これも神主の憶測だが、何か起こる可能性は低いようだ。
ただ、特別感受性が強い人や、
何か良からぬものを抱えている人には影響が出ることも有り得ると。

そして、俺が考えたように「受け皿」を広めることによって、
俺の周囲への厄災が弱まる可能性もあると。
ただ、広めることによってさらに大きな影響が出る可能性もあるから、辞めておけと言われた。

もしかしたら読んだことによって何か良くないことが起こっている人もいるかもしれない。
それについては、申し訳ないと思う。
コメント (2)

月のあかり

2015年05月08日 | Weblog




♪月のあかり
https://www.youtube.com/watch?v=QU3k_8C9s7s

♪セクシャル バイオレットNo.1
https://www.youtube.com/watch?v=PmGwoBeiij8

♪しなやかに歌って
https://www.youtube.com/watch?v=gFAwN-w0U3I

日本が「旧満州国」で米を大増産した!戦後の発展も日本人のおかげ 中国メディアが異例の称賛
https://www.youtube.com/watch?v=shNP4HXe7tg

満州国皇帝陛下輝く御入京
https://www.youtube.com/watch?v=oZqqfUclsUQ



♪月の光
https://www.youtube.com/watch?v=I3o9Q0Q-dmA

♪ONLY YOU
https://www.youtube.com/watch?v=pqHpwlPvgPg

♪オルフェのサンバ
https://www.youtube.com/watch?v=6o1gEzC8ClY

♪星に祈りを
https://www.youtube.com/watch?v=cclTxHRexXs

♪月光値千金
https://www.youtube.com/watch?v=eCTLFZhAVI0

♪私の青空
https://www.youtube.com/watch?v=59bnXW280lE

♪リンゴの木の下で
https://www.youtube.com/watch?v=m5NzZNWr1-g

♪Stardust
https://www.youtube.com/watch?v=9v3yiKJaahU



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


日本人は怒鳴り散らすことを、「その場の雰囲気を引き締めること」として
肯定的に捉えている。
本当にミスしたならまだしも、他の人間への見せしめのために、
何の落ち度もない人間をわざと怒鳴り散らされる
特定のターゲットにしたりするからな。
そのせいでどれだけ鬱病の人間や自殺者が増えているのか。
どれだけの害悪を撒き散らしているのか考えようともしない。
こういうクズどもは刑務所にぶち込まれるべき。



韓国人が怒っているのは火病とかいって馬鹿にしているくせに、
自分たちが怒鳴り散らしていることのおかしさは考えようともしない。



日本人は上から下にすることは「厳しく指導する」だとか
「その場を引き締める」とか必死に美化して肯定的にとらえている。
それに対して、下から上に怒鳴ったり喚いたりすることは
ファビョンといって馬鹿にしているんだよな。



便所を素手で拭かせて「ありがたい」とか言わせるカルト宗教と同じだな。
気持ち悪くて薄気味悪い日本教。


日本人も韓国人も大変キレやすい性格であることには変わりはない。
日本人は上からどんなにキレられても必死に我慢し、
代わりに下のやつに同じようにキレる。
このスレで散々言われているいじめ順送り=抑圧委譲の原理だね。



だいたいトイレを素手で掃除するとなんで心が鍛えられるんだ?
そっからして意味が分からん。

素手でウンコに触ると心が磨かれるという新興宗教にハマッてるのが日本人です(笑)

最悪 破傷風になるよ。




ニューヨークの某高級ホテルには、
レストランに日本人用朝食コーナーがある。
つまり「郷に入っては郷に従え」ができない旅行者が多いから、
日本食を用意して隔離されてるってこと。
朝そこに行くと、みんな納豆をご飯にかけて、
ズルズルと鼻水を吸うような音を立てて食べてる。
まるで豚の集団。恥ずかしすぎる。

あとスチュワーデスを小間使いだと勘違いした日本人オヤジが多過ぎ。
自分が機内に持ち込んだ大きなゴミを、
仕事中のアメリカ人スッチーに「捨てろ」とばかりに投げつけて、
スッチーに投げ返されてたし。




日本の企業には女が少なくて、総合職の若い雑用ねーちゃんしかいない。
だから女=雑用係で、家でも奥さんを奴隷主婦だと思ってるから、
そういう習慣や考えが外国でつい出てしまうオヤジサラリーマンが異常に多い。
スチュワーデスに横柄な態度を取ったり、
お尻を触ったり、盗撮したりするのは、日本人ばかり。



納豆食べられないヤツは日本人じゃないみたいな常識を押し付ける風潮もどうかと思う


日本人の本性知ってる外人は「納豆を擬人化したのが日本人」って言ってるよ
マジな話
恥ずかしすぎる。



中国の儒教は縦社会を強調するものだが、
「主君が間違っていたら諌めろ」「天子がひどい政治を行っていたら易姓革命を行って倒してもいい」
という部分も含んだ思想。

これが朝鮮で李氏朝鮮時代に朱子学が国教の地位を占めるようになると、
やたらと上下関係を強調する権威主義的なものに変質した。
日本の儒教は中国直系ではなく朝鮮儒教の流れを受けている。
江戸時代に李氏朝鮮と同様に朱子学が正当な思想となった。

日本の軍事思想はプロイセン軍国主義から来ている。

この朱子学儒教思想とプロイセン軍国主義が結合したものが旧日本軍的イデオロギーであり、
体育会系イデオロギー、軍事的儒教的イデオロギーである。

このように軍事的儒教的イデオロギーは、
本来の日本伝統文化とは明らかに何の関係もない外来のイデオロギーなのだが、
国粋派を偽装して西欧近代思想を目の敵にしている。

軍事的儒教的イデオロギーは基本的に右翼思想なのだが、
ソビエト型共産主義などの左翼全体主義とは親和性がある。
昭和維新の青年将校、革新官僚、日教組の教師というように。

しかし軍事的儒教主義者は西欧近代思想
(人権、自由、平等、博愛、寛容、自然法、自然権、法治主義、個人主義など)は虫唾が走るほど嫌っている。



朱子学、戦前の封建政治のために作った思想教育



儒教だと、上の人間の資質がダメなら倒さなければならないってのがあるけど
朱子学はどこまでも滅私奉公



「礼儀を重んじよ」と言う人間が、後輩には呼び捨て、「お前」呼ばわりし、
命令口調で話し、時には怒鳴りつける
これは明らかにおかしい
だがこんな奴がそこらじゅうにいるのが今の日本

目下には「失礼」という概念すらない文化だからな。


儒教は本当は目上の奴は威張り散らして良いなんて考えはないな。
目上の奴は目下に敬われるに値する行動をしろって事はあるが。本当、おかしいって俺も思う。



どの世界でもあることだけど、上司や教師、
指導者からパワハラ・虐待まがいの罵倒や
暴力、理不尽な仕打ちを受けてきた人が、後にインタビューなどで、
「辛かったけど良い思い出、いろいろ学んで糧になった」
「○○さんはすごく厳しく怖いけど、本当はいい人」
「辞めたいと思った時もあったけど、耐えたおかげで今の自分がある」
などと発言してるのを見ると、何か嫌になるな。

業界の裏事情など俺は知る由もないが、リップサービスではないとしたら、
「どれだけ洗脳されてるんだよ。プライドとかないのかよ」とつい思ってしまう。

コメント (2)

「天照大御神の荒魂を供養する」

2015年05月08日 | Weblog





(セトラプ護法)



(  `m´) 「…阿弥陀仏の忿怒の化身である セトラプ護法を供養します。
          茶や牛乳、果汁などの飲み物を用意して誦します。」


・「フリー
特守如来教法首護主(とくしゅにょらいきょうほうしゅごしゅ)
金甲衣護法及諸眷属(きんこういごほうきゅうしょけんぞく)
願将円満金酒供養汝(がんしょうえんまんきんしゅくようじょ)
祈求永遠守護不舎離(きぐえいえんしゅごふしゃり)。」


(  `m´) 「…この祈祷文の "供養汝" と誦した所で、
          目の前の椀に 飲み物を少量注ぎ入れます。」



(  `m´) 「…そして この祈祷文を21遍誦し、
          21回誦した所で 椀を満たす充分な飲み物が注ぎ入れられるようにします。」




(  `m´) 「…チベット仏教で
          護法神に茶を捧げる供養を行う時は
          このような仏具を使用し
          一番上の杯に茶を注ぎいれるのですが」






(  `m´) 「…このような専用の仏具が無い場合、
         仏事専用の椀の下に皿を敷かれてもよろしいかと。」






画像は仏舎利で
これを(写真でも)目にする事によって
功徳が得られるとされます。



「蓮華庄厳其手母」



「敬礼金青水中生(けいらいきんせいすいちゅうしょう)
蓮華庄厳其手母(れんげしょうごんきしゅも)
布施精進難行寂(ふせしょうじんりぎょうじゃく)
安忍静慮行境母(あんにんせいりょぎょうきょうも)。」


「オン・タレ・トゥタレ・トゥレ・ソーハー。」(何遍も誦す)


(回向)

「我速以此静妙善(がそくじしせいみょうぜん)
成就至尊度母已(じょうじゅしそんどもい)
一切衆生尽無余(いっさいしゅじょうじんむよ)
悉皆安置彼刹土(しつかいあんちひせつど)。」



「一切の菩薩を歓喜させる」




虚心合掌をして 左右の人差し指を内側に折り曲げます。
他の指は 人差し指に付かないようにして誦します。


「オン・シツリ・チラジュクミソバラ
チバラテイ
ヘリシツラ
マユハシトウフシ
ソワカ。」



この手印と呪によって供養する事で
一切の菩薩を歓喜させられるとされます。

コメント (2)