(白財神)
白財神に灯明や香や供物などを捧げて誦します。
「一心奉請(いっしんぶせい)
南無身相雪白(なむしんそうせつはく)
一頭二臂(いっとうにひ)
和悦慈祥(わえつじしょう)
微帯怒容(びたいどよう)
具三円目(ぐさんえんもく)
発桔紅色綣曲(ほつけつこうしきけんきょく)
右手持宝棒揚虚空(うしゅじほうぼうようこくう)
左手捉吐宝鼠(さしゅそくとほうそ)
左挟三叉杖(さきょうさんしゃじょう)
頭戴宝冠(とうたいほうかん)
身披彩帯(しんひさいたい)
天衣綢裙(てんいとうくん)
游戯姿坐碧龍背上(ゆうぎしざへきりゅうはいじょう)
匯聚財富施済止息衆生貧苦(えしゅざいふせさいしそくしゅじょうひんく)
財神護法(ざいしんごほう)
西方白宝蔵王白財神(さいほうはくほうぞうおうはくざいしん)
維願降臨道場(いがんこうりんどうじょう)
悲済衆生(ひさいしゅじょう)
受請香華茶供養(じゅせいこうげさくよう)。」
3遍誦す。
「南無(なむ)
無造本浄晰顕現(むぞうほんじょうせきけんげん)
観世音之意化生(かんぜおんしいけしょう)
白財神与四空行(はくざいしんよしくうぎょう)
智慧無二本尊降(ちえむにほんぞんこう)。」
3遍誦す。
「南無(なむ)
西方白財神(さいほうはくざいしん)
護法菩薩(ごほうぼさつ)。」
「オン・ペマ・クロダヤ・アリャ・ザンバラ・フリダヤ・ウン・パッタ。」(何遍も誦す)
(回向)
「身如白晶須弥虹天衣(しんにょはくしょうすみこうてんい)
如何観視亦極耀双目(にょかかんしえきごくようそうもく)
止息衆生貧窮諸痛苦(しそくしゅじょうひんきゅうしょつうく)
頂礼至尊聖者白財神(ちょうらいしそんせいじゃはくざいしん)
地之財運精華叶果熟(ちしざいうんせいかきょうかじゅく)
処之財運病除紛争止(しょしざいうんびょうじょふんそうし)
人之財運福寿富足園(じんしざいうんふくじゅふそくえん)
広大円満吉祥願成就(こうだいえんまんきしょうがんじょうじゅ)。」
「念珠観音」
灯明や浄水 香や供物を捧げて行います。
7遍か21遍誦す。
「オン・アー・ウン。」
右手を 親指を手の中に入れて
親指の先を 薬指の付け根につけて
残りの四指を握って 7遍誦す。
「オン・シリン・ウン。」
右手を握ったまま
額→喉元→胸の中央→右肩→左肩の順序で触れて加持を与え
最後に 額の前に手を持ち上げて 手を開く。
合掌して誦す。
「那摩(なま)
十方三世常住(じっぽうさんぜじょうじゅう)
一切上師三宝(いっさいじょうしさんぽう)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
念珠観自在菩薩(ねんじゅかんじざいぼさつ)
摩訶薩(まかさつ)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
蓮華龍尊黄公念祖(れんげりゅうそんこうこうねんそ)
金剛上師(こんごうじょうし)。」(1遍誦す)
3遍誦す。
「我与無余衆有情(がよむよしゅううじょう)
直証菩提永帰依(ちょくしょうぼだいえいきえ)
仰懇時刻垂護念(ぎょうこんじこくすいごねん)
自利利他祈加持(じりりたきかじ)。」
胸の前で 手印を結ぶ。
左右の人差し指と薬指を外縛し
左右の中指を直立させ
左右の親指と小指を立てて 指先同士を離す。
目の前に 大きな黒雲が広がり
その中から このような念珠を持つ姿の観世音菩薩が現れる様子を視覚化する。
その手に持つ念珠から 強烈な白色の光が放たれ
その光が 自分の頭頂から入って 全身を満たし
自己の悪障や煩悩 厄などを洗い それらが全身の毛穴から排出され
自己が完全に清められ 安楽を得ていると感じる。
手印を結んだ両手を頭上にまで持ち上げ
頭上で印を解いて 両手を膝の上に降ろす。
そして数珠を取り 下の2つの中から いずれかの眞言を108遍以上誦す。
「オン・バジュラ・ダルマ・タタガター・ジュバラ・ブジャ・ムダラ・マン・スワハー。」
「ラダナ・ダラヤーヤ・オン・アナブデ・ヴィジャエ・シッディ・シッダリデ・スワハー。」
合掌して回向と祈願を誦す。
どのような回向と祈願でもよろしいが
このような回向と祈願を誦す事もできる。
「弟子○○(でし 自分の名前)
今謹以此持誦(こんきんじしじしょう)
念珠観自在菩薩心呪之(ねんじゅかんじざいぼさつしんじゅし)
殊妙功徳(しゅみょうくどく)
至誠専伸回向(しせいせんしんえこう)
祈願(きがん)
那摩(なま)
念珠観自在菩薩(ねんじゅかんじざいぼさつ)
慈光注照(じこうちゅうしょう)
悲願摂受(ひがんしょうじゅ)
令使弟子○○(れいしでし 自分の名前)
身心康健(しんしんこうけん)
消宿現業(しょうしゅくげんごう)
増諸福慧(ぞうしょふくけい)
息災除障(そくさいじょしょう)
円成善根(えんじょうぜんこん)
道心不退(どうしんふたい)
現眷安楽(げんけんあんらく)
先亡超昇(せんぼうちょうしょう)。」
「語業を清め 弁才自在となる」
蓮華部三昧耶印を結び
両手を頭頂に置いて 眞言を3遍か7遍誦す。
「オン・ハンドボ・ドハンバヤ・ソワカ。」
そして右手を離して手印を解く。
そのようにして 語業を清め 弁才自在となるとされる。