(文殊菩薩)
「オン
勝身文殊童子前頂礼(しょうしんもんじゅどうじぜんちょうらい)
文殊語自在尊前頂礼(もんじゅごじざいそんぜんちょうらい)
遍知智慧勇識前頂礼(へんちちえゆうしきぜんちょうらい)
諸仏智慧縁起前頂礼(しょぶつちええんぎぜんちょうらい)
手執智慧宝剣前頂礼(しゅしつちえほうけんぜんちょうらい)
持方便ウトゥパラ花前頂礼(じほうべんうとぅぱらかぜんちょうらい)
射出般若利箭前頂礼(しゃしゅつはんにゃりせんぜんちょうらい)
拿住慈悲大弓前頂礼(だじゅうじひだいきゅうぜんちょうらい)
我等憶念怙主文殊汝(がとうおくねんこしゅもんじゅじょ)
虔誠恭敬啓白請聆聴(けんせいきょうけいけいはくせいれいちょう)
殊勝聖尊永恒請摂受(しゅしょうせいそんえいこうせいしょうじゅ)
上百隠匿妙蔵請開顕(じょうひゃくいんとくみょうぞうせいかいけん)。」
「オン・アラパチャナ・ディー。」(何遍も誦す)
「自己を御仏と等しくあらしめる」
両手のひらを 自分の方に向けて
左右それぞれの手で 中指・薬指・小指を握る。
親指と人差し指は立てて
親指の先を 人差し指の上の関節の上に置いて 輪を作って誦す。
「オン・アヌタラ・ジャパ・サマエ・ホン。」
そのようにして
自己を御仏と等しくあらしめ
新たな悪業障を作り出す事なく
世界を清浄土となす事ができる。
(回向)
「猶如善逝仏子菩提心(ゆうにょぜんぜいぶっしぼだいりき)
事業発願慈悲智慧力(じごうほつがんじひちえりき)
無上智慧幻化諸所有(むじょうちえげんかしょしょゆう)
如是一切唯願我達成(にょぜいいっさいゆいがんがたつじょう)。」
「吉祥天の加持によって病や不調を癒す」
藍黒色の「ジュー字」を観じ
(ジュー字)
「ジュー字」 黒色の仏身を持つ吉祥天に変じる様子を観じる。
(吉祥天)
吉祥天の左手には 宝を吐き出す鼠がおり、
その鼠の両鼻孔に 緑色に輝く「ジュー字」があり
右に獅子天母 左に虎頭天母
そして吉祥天の周囲を無数のダキニ達が取り囲んでおり
ダキニ達が 「ハラヘール」という笑い声をあげている様子を観じつつ誦す。
「オン・ハラハラ・ウンパッタ
ヘレヘレ・ウンパッタ
フルフル・ウンパッタ
アネマディラザナ・ソーハー
マモシレンラ・ソーハー
ザンディラ・ソーハー
ドンズラ・ソーハー
シットンラ・ソーハー
ロンヴァラ・ソーハー
ザンバラ・ソーハー
(ここで病名を誦す)・ソーハー
ゴウェナ・ヤンナレンタンジャラ・ソーハー。」
「観世音菩薩の加持を受ける」
「背地普陀山之宮殿中(はいちふださんしきゅうでんちゅう)
如来語之幻化観世音(にょらいごしげんかかんぜおん)
上下四方弘法度有情(じょうげしほうこうぼうどうじょう)
語之菩薩眷属環囲繞(ごしぼさつけんぞくかんいじょう)
祈請観世音菩薩聖衆(きせいかんぜおんぼさつせいしゅう)。」
「オン・マナ・ペメ・ナラ・ダシャ・ウン。」(7遍誦す)