| 鉄砲洲稲荷神社 |
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ「…お祈りは 本殿に行けばいいのかしら
それとも 王霊官の廟に行ったらいいのかしら…」
ミ ´_>`) 「…苺のような あかねさーん!
社務所で お茶でもいかがですか。
ところで ですね
江戸を売りにしてきた当神社ですが
最近 満州帝国と接触の機会が増えまして
思い切って神社の中で
日満親善会を開こうかと 考えているのですが…」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ「…満州 ですって…?!」
──あかねは 思い出したのです。
以前 こっくり大魔王が こう言っていたのを──
+++
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…ウチの人が 江ノ島の美人宮司に心を揺らしていて 困ってます。
どうか ウチの人の心を 私の方に戻して頂けませんか。」
(大 物 主)
( `m´)「…もし 満州鶏を 我に捧げるならば 造作もない事である。」
+++
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ「…あのっ
その交流会 あかねも参加してよろしいでしょうか。
鶏料理も 供されるのでしょうか?!」
|・)…
ミ ´_>`) 「…鶏?
あかねさんは 鶏料理が お好きなのですか?
でしたら あかねさんの為に 御用意させましょう。」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ「…ありがとうございます☆
では 本殿でお参りする事にします。」
| 本殿 |
(武 田 茜)
ミ ´_>`) ζ~( `m´)~ζ
(大 物 主)
( `m´) 「…さて 本日は 小周天と数息観に就いてである。」
(大 物 主)
( `m´) 「…日本の巷間書の中では しばしば数息観に就いて書かれており
この方法に習熟すると 悟りを開けるとか
神通力が現れてくるなどの説明があったりするのだが
具体的な解説に欠けているので
何のために修練するのかが分からず 投げ出す人が多いのは
仕方の無い事である。」
(大 物 主)
( `m´) 「…数息観は 母大陸から日本に入ったのか
日本から母大陸に入ったのかは 分からないのだが
仙道的に 非常重要な行法であり
母大陸と日本に共通して行われているものである。」
(大 物 主)
( `m´) 「…母大陸で 数息観は
最基本となる 中央の霊的脈管を開通させる為に行じられる。
つまり "数息観によって悟りが開ける" などの説明は
中脈が開通して 解脱の最低限のレベルに到達した、その結果を指しているのである。」
(大 物 主)
( `m´) 「…逆に言えば 既に ある程度 霊的脈管が開通したレベルにある人間の場合、
数息観にこだわり続ける必要がないという事でもある。」
(大 物 主)
( `m´) 「…幸運であれば 数息観によって 解脱にさえ至ってしまう人も いるという事であるが
現在 我こそ宮地神仙道を知っていると叫んでいる人間に限って
中脈の開通というレベルにさえ達していないし
玄胎結成にとって 中脈の開通が最基本である事さえ知らなかったりするのである。」
(大 物 主)
( `m´) 「…そういう訳で 本来の小周天とは
既に解脱の域に入った人間が
必要な玄胎の結成を目指す為に行う方法という事になる。」
(大 物 主)
( `m´) 「…仙道にて命門(臍の真裏)や 気海などが重視されているのは
周天によって気を回す 任脈と督脈の開通とも関わるようで
男性は背側の督脈が主となり 女性は正面側の任脈が主となる。」
(大 物 主)
( `m´) 「…最初に中脈を開通させた後、
小周天の二大ルートである 督脈と任脈を開通させるのであり
高藤仙道本では
誰でも気を集めて回せば 自動的に霊脈の中を運行するように書かれていたが
高藤仙道の本を読んで 小周天を試してみた人で
本当に小周天が出来ていた人は 恐らく1人もいなかったのではないかと思われる。」
(大 物 主)
( `m´) 「…そして 小周天の気の運行を起こしめる呪である。」
・「ザンゲイルー・アントゥヤー。」
(大 物 主)
( `m´) 「…もし 小周天の三大霊脈が開通していたとしても
この呪は 過剰に誦してはいけない。
小周天によって 気を回しすぎると
腎を干上がらせてしまい 白髪の原因などにもなるとされる。」
(大 物 主)
( `m´) |・)…
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「満州鶏を食して 地丹法とする!!!!!!!!!!!!!」