月の出ている時間帯に行います。
月から気を吸い込むように観じつつ
月の気が 頭頂と眉間から進入するように感じます。
頭頂の時の甘露は 新月の如く、
眉間を通過する時は三日月の如く
口蓋を通過する時は 半月の如く
喉元を通過する時は 十三夜の月の如く
胸に至る時は 満月の如くである様子を観じ
そこで 顎を胸につけて息を止める「クンバカ」を
少しの間行います。
「クンバカ」の間、
心の中で誦します。
★「オン・ソマヤヤイ・ナマハ
アハム・ソマ。」
そして 胸の中央の火気が頭頂に向かって上昇するのを観じます。
顎を上げて 息を吐きながら
月が再び頭頂まで上昇しながら 月が欠けてゆく様子を観じます。
ここまでを1セットとして 何度も繰り返します。
「観音祈救詞」
「神聖眼観世衆慈悲蔵(しんしょうげんかんぜしゅじひぞう)
及其眷属請聴呼救語(きゅうごけんぞくじょうちょうこきゅうご)
速速拯救我与六道中(そくそくじょうきゅうがよりくどうちゅう)
父母衆生出離輪回海(ふぼしゅじょうしゅつりりんねかい)
加持使我心中速生起(かじしがしんちゅうそくしょうき)
甚深広大無上菩提心(じんじんこうだいむじょうぼだいしん)
請用慈悲甘淋洗干浄(じょうようじひかんりんせんかんじょう)
無始以来所造煩悩業(むしにらいしょぞうぼんのうごう)
伸出慈手将我等衆生(しんしゅつじしゅしょうがとうしゅじょう)
引度到達極楽清浄地(いんどとうたつごくらくしょうじょうち)
阿弥陀仏以及観世音(あみだぶつにきゅうかんぜおん)
世世代代担任善知識(せせだいだいたんにんぜんちしき)
開示正確無誤賢聖道(かいじせいかくむごけんしょうどう)
速速引渡安放到仏地(そくそくいんどあんほうとうぶっち)。」
「ヒンドゥー体系における月相と加持」
(クラスンダリ女神のヤントラ)
ヒンドゥー体系においても
満ちる月・満月・欠ける月の三相や
毎日の月相を それぞれ司る女神が存在し、
それらの月相を司る女神の加持を受ける事が重要であるとされています。
8月9日は 新月より9日目で
この日は クラスンダリ女神の司る日であり、
このマントラを誦します。
★「アイム・フリム・シュリム・アイム・クリ(Lの発音)ム・サウ
クラ(Lの発音)スンダリ・ニトヤ・シュリ・パドゥカム・プジャヤミ
タルパヤミ・ナマハ。」