上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本市議会庁舎問題特別委員会開かれる・・・・・杭と連壁の調査結果を待たず、説明会を開くべきでない!

2020-01-21 13:23:15 | 熊本市議会
1月20日、熊本市議会の庁舎問題特別委員会が開かれました。
8か月間繰り返されてきた「本庁舎は、耐震性能が不足です」「建替えが必要です」という答弁が、またまた繰り返された委員会となりました。
今回の員会には、議会が求めていた「基礎杭と地下連続壁の効果の検証を行うための調査」が行われることになったと報告がありました。6社に声がかけられ、2社が応諾、2~3000万円の費用で、約6か月間かかるために、今年の9月議会の頃に結果が公表されます。
一方で、「庁舎整備基本構想(案)」策定に向けての検討内容が提示され、合わせて2月に市民説明会を開くことも報告されました。
やっと「杭や連壁の調査」を行うことが決まったばかりで、構造の専門家はもちろん、議会も意見が分かれている中で、「建替えありき」の説明を繰り返すような市民説明会は開くべきではありません。
特別委員会でも、「杭や連壁の調査結果を待たずに、建替えありきの説明をすべきでない」との意見が複数の委員からありました。
しかし、説明会がある以上、市民の率直な声を届けていく必要があります。ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと思います。
【説明会日程】
(区)    (日時)     (場所)
中央区 2月8日(土) 午前10時 市役所14階ホール
  2月3日(月) 夜7時 市役所14階ホール

東区 2月9日(日) 午前10時 東区役所3階ホール
  2月5日(水) 夜7時 東区役所3階ホール

西区 2月1日(土) 午前10時 西部公民館会議室A
  2月4日(火) 夜7時 西部公民館会議室A

南区 2月2日(日) 午前10時 アスパル富合研修室
  2月6日(木) 夜7時 アスパル富合研修室

北区 2月15日(土) 午前10時 植木文化センター研修室
  2月7日(金) 夜7時 植木文化センター研修室

熊本市庁舎の建替えは、矛盾や疑問がいっぱい!
熊本地震でほとんど無傷の市役所建替えが必要でしょうか?
熊本地震による2度の大きな揺れに無傷であったにもかかわらず、「建替えが必要」という市の見解はおかしいと、斎藤参考人の指摘があります。それは基礎杭が一般の建物より多く、それを連壁が囲み、市役所はたいへん強固に設計されているからです。

斎藤参考人指摘の「杭や連続壁の調査」はこれからです
市役所地下の基礎杭や連続壁の効果如何では、建替えの必要がないことになります。建替えは、今年9月に結果の出る「杭と連続壁の効果」の検証を踏まえて、検討していくべきです。

もともと必要なかった「耐震性能評価」
超高層建築物の新築には、国の審査に耐震性能評価が必要ですが、既存建築物の場合は耐震性能評価の方法に法規定がなく、必要ありません。不必要な評価を根拠に建替えようとしています。

「大型ハコモノ」への莫大な投資、さらに市役所建替えが400億円。財政を心配する声が多々あります
 大西市長のすすめる大型ハコモノの数々、10億円以上のハコモノへの投資額で比較すると、幸山前市長・三角前々市長と比べ、3倍以上です。
・大西市長・11年間で2025億円
・幸山市長・3期12年で670億円
・三角市長・2期8年で490億円
それに加え、建設費だけでも400億円もかかる市役所建替えは、負担の限界を超えています。

大型ハコモノ投資の一方、暮らし・福祉を切り捨て、増税押し付け
今年4月以降は使用料・手数料等の一斉値上げで1億4000万円の負担増、2021年度からは都市計画税の増税で26億円の増税。政令市一高い国民健康保険料、さくらカード改悪も検討しています。
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