上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

4億5,000万円のムダづかい! 傷んでいない「辛島公園」の全面改修は必要でしょうか?

2021-03-18 19:41:15 | 熊本市議会
3月16日の市議会予算決算委員会・総括質疑で、4億5000万円もかかっている辛島公園の全面改修問題を取り上げました。
4億5,000万円のムダづかい
傷んでいない「辛島公園」の全面改修は必要でしょうか

 「辛島公園」は、1993年に熊本市のシンボルとなる地下水、水を生かした公園として、4億4,000万円で整備されました。
 ところが、花畑広場・シンボルプロムナード整備と合わせ、貼ってあった石をすべて撤去して、緑地の公園に全面改修されています。費用は、4億5,000万円です。
市民から寄せられた「傷んでいない公園をなぜ壊すの?」
市民の方から、「辛島公園の立派な石を全部剥がして緑地にし、一方『街なか広場』には石やアスファルトを張るという整備はムダではないでしょうか?」という声が寄せられました。
全く傷んでいない「辛島公園」に、全面改修しなければならないような理由は見当たりません。
「街なか広場」に緑地を設ければ、4億5000万円の節約
市長は「緑が少なく、照り返しが暑いから石舗装は撤去した」と答弁しました。
しかし、「辛島公園」の石は全部剥がして緑化し、一方で「街なか広場」は照り返しで暑い石・アスファルトの広場にするのは、大きな矛盾です。
辛島公園に緑地が少ないならば、新たに整備する「街なか広場」に緑地を多くすれば、事足ります。わざわざ4億5000万円もかけて辛島公園を壊し、作り変える必要はありません。
「使い勝手が悪ければ壊す」では、税金はいくらあっても足りません!
「使い勝手が悪いから」と、壊れてもいないものまで壊して作り変えるならば、公共施設はどれもこれも壊さなくてはなりません。それでは、税金がいくらあっても足りません。
そんな感覚で、公共施設の整備や管理を行われては困ります。市民がどんな思いで税金を払っているのか、その思いを受け止めるなら、こんなムダ遣いはできないはずです。

若者が集える中心市街地に!
スケボーが練習できる無料の広場を
スケボーをする若者から声が寄せられました。
「突然、辛島公園が使えなくなり、工事が始まった。石を全部剥がして掘っている。市内中心部にスケボーのできる場所がなくなり、できる場所を探し転々としている。気がねなく練習できる場所が欲しい。」というものでした。
そこで、「若者にスケボーのできる場所を提供すべき」と要望しました。
市長は、「中心部に確保は難しい」と答えましたが、若者の居場所を奪うような中心市街地のまちづくりではいけません。無料で使える代替の広場を提供すべきです。



*質問は、市議団HPで。
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