上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

借金に依存した庁舎整備400億円は、将来過大な借金返済に・・・・総括質疑で指摘

2021-03-19 15:52:33 | 熊本市議会
2021~2025年度の5年間の中期財政見通しが、この3月に示されました。3月16日の市議会予算決算委員会・総括質疑で、その問題点を指摘しました。

借金に依存した400億円の庁舎建替え
将来、大きな借金返済追われることに!

この3月に示された今後5年間の熊本市の一般会計における収支状況を見通す「中期財政見通し」では、2021年度の扶助費が減ることになっています。(伸び率マイナス0・2%)
しかし、国の2021年度地方財政計画では、扶助費は増加することを見込まれています。本来、予算編成は、国の地方財政計画に沿った形で編成されます。しかも、本市のこれまでの中期財政見通しでは、予定された扶助費額が、実績値で約60億円程度の増額となっています。要するに、必ず増えるはずの扶助費が圧縮された財政見通しです。
一方で、今回の財政見通しは、「市庁舎整備費を計上したもの」、「計上しないもの」の2通りを提示しています。
建替え方針が決まっていない建設費400億円の庁舎整備を見込んで2通りの財政見通しを示すこと自体が、これまでになかったものです。
しかも、庁舎を整備しても、整備しても財政の収支が単年度で2~3億円しか違わないというのには納得できません。
もしそうならば、現行の市民サービスに関わる予算を相当に圧縮することになります。
また、庁舎整備の財源のほとんどを借金に依存しているので、将来、過大な借金返済に追われることは間違いありません。
庁舎整備を計上しても収支均衡が図られるという今回の中期財政見通しは、市民サービスの切り捨てが予想されること、借金財政になること、いずれの点でも大きな問題があることを指摘しました。

*質問内容は、日本共産党熊本市議団HPで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする