東京多摩借地借家人組合

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借地更新料600万円の請求断ると1000万円に増額

2008年12月16日 | 契約更新と更新料
荒川区荒川6丁目で昭和22年から親子三代にわたり46坪を借地して和菓子店を経営している斉藤さんは、昨年5月に20年の更新を迎えていたが、地主が何も言ってこなかったから気がつかなかった。

 ところが今年の夏になって不動産屋から更新の通告を受け「更新料を600万円支払え、地代は現行6万円のところ8万円に値上げする」と言われてビックリ。斉藤さんは今まで親の代から更新料を支払っていたので、今回300万円位は仕様が無いと思っていたが、金額の差があまりにも大きいのでとっても支払えないと断ったところ、どうした訳か今度はいきなり地主本人が直接来宅。しかも、更新料は1000万円に値上げすると通告してきたので、法定更新にすると決めて地代を現行6万円で9月末に地主の銀行口座振込んだ。すると、地主は10月に入って直ぐに振込んだ地代を返しに来て「更新料を払ってないから地代の受領を拒否する」と言ってきた。斉藤さんはそれならばと9月末に9月分から10月分の地代を6万円で供託した。数日後、地主から今度は賃料二ケ月払ってないから契約を解除すると文書通告を受けた。

 斉藤さんは、地主の理不尽なやり方に怒りを感じた。商売も売上げが伸びず不況続きの中で高額な更新料や一方的な値上げ等到底容認できるものではない。地主とはみんなこんなやり方で借りている人達を苦しめていることを初めて知って、もう少し早くから借地人の権利を知っておけばよかったと反省している。(東京借地借家人新聞より)


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