東京多摩借地借家人組合

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地上げ屋が自宅に来てわめき始める

2012年02月14日 | 明渡しと地上げ問題
 足立区東和で昭和55年から30坪を借地している駒場さん(仮名)は昨年12月に入って、N社の社員2名が突然訪ねてきた。その社員は「地主という立場で借地権付の土地を生涯に渡り保有していくことに少なからず不安を抱いていたこともあり、将来に向けての相続対策等を考慮し検討した上で、この度売却に至った次第です。今後につきましては、賃貸料及びその他一切のことに関しましてはN社とお打合せ頂きたい」との文書を置いて帰った。

 2日後、再び訪ねてきた2名は家に入って来るなりわめき始めた。何の連絡もないという理由で謝っても止めず、恐ろしくなり近所の役員に電話して来て貰い、数十分の押し問答の末、社員はようやく帰った。その日のうちに組合から社員に電話し、12月中旬に組合事務所に来て貰い、今後は組合が窓口になるので駒場さん宅には行かない約束を取り付けた。

 本年1月中旬組合事務所で交渉に臨み、借地権売却で話をしたい旨を伝え、売却額を提示したが合意には至らず、念のため社員には合意に至らない場合には借地を続けていく旨を告げておく。

(東京借地借家人新聞より)

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