東京多摩借地借家人組合

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底地の買取りを拒否 今後は組合を介して交渉を通告

2020年03月23日 | 借地借家の法律知識
 JR蒲田駅東口より徒歩10分に借地約10・55坪を賃借中の高山さん(仮名)は地主(北海道に居住)の代理人不動産業者(有数の大手業者)が借地権の買取を申し入れてきた。高山さんは話し合いに組合役員が立ち会うことを伝える。

 先日、行われた交渉で業者は高山さんに対し居住している借家人を退去させた状態で坪当り約73万円で購入すると条件を提示してきた。高山さんは「建物の裏の地主所有の広大な空き地の有効活用を考えての価格としては余りにも低額である。さらに家賃収入は生活の支えであり、駅に近いと入居された借家人を退去させてまで売却する意思はない」と伝える。今後の交渉は組合を介して行うことを通告した。
(東京借地借家人新聞より)

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