乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『寛平御時后宮歌合』か『名家家集切 平安 戊辰切和漢朗詠集』から好きな部分を模写(書道)したい。

2018-09-11 | 和歌、短歌
 イランの首都テヘランにて
 貸切の車窓から写す





 断捨離により部屋が片付くと空気の淀みが消え、無性に机に向かいたくなる。

 また座机の前に座って『寛平御時后宮歌合』か『名家家集切 平安 戊辰切和漢朗詠集』でも写したくなる。

 辛うじて手すきの半紙一箱を残しておいたので、今より硯と墨で奏で、好きな歌を書き写したい。

 私にとっては秋の夜長には書道が良いとほくそ笑む。




 見ていただき、ありがとうございます。

 




 
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『万葉集』 佐保川の小石踏み渡り ぬばたまの 黒馬の来夜は 年にもあらぬか 坂上郎女 (3景)

2014-11-21 | 和歌、短歌







 万葉集第4巻525   坂上郎女(さかのうえのいらつめ)

    佐保川の小石踏み渡り ぬばたまの 黒馬の来夜は 年にもあらぬか




 久々の更新でごじゃりまする。
 コメントを頂戴しておりました御三方の皆様、
 返事がずいぶん遅れましたことをお詫びいたしまする。



 11月中旬
 桜葉が、頬を赤く染める佐保川を歩きました。



 佐保川の小石踏み渡り ぬばたまの 黒馬の来夜は 年にもあらぬか

       …こういう歌を選びますと、
        万葉集とはいえ、乱鳥おおいに照れまする。

 



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9月26日 2 定家

2013-09-26 | 和歌、短歌
 (↑ 「船弁慶」)


 


 9月26日

 1241年(仁治2年8月20日)9月26日
 藤原定家画お亡くなりになられた日
 鎌倉時代の公卿、歌人 
  1162年(応保2 )~1241年(仁治2年8月20日)9月26日

 藤原 定家(ふじわら の さだいえ)
 (いなみ)は「ていか」と音読みされることが多い。
 相国寺(しょうこくじ 日本の禅寺)に、墓がある。
 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
 
 うひゃひゃ
 決めた^^
 今夜は 岩波古典…&岩波新古典…で 歌!ね☆


 


【諱(いみな)】とは
 中国などの東アジアの漢字圏における人名の一要素である。
 忌み名(いみな)、真名(まな)とも。
 
 諱という漢字は、日本語では「いむ」と訓ぜられるように、本来は口に出すことがはばかられることを意味する動詞である。
 この漢字は、古代に貴人や死者を本名で呼ぶことを避ける習慣があったことから、転じて人の本名(名)のことを指すようになった。

 
 本来は、名前の表記は生前は「名」、死後は「諱」と呼んで区別する。
 のちには生前にさかのぼって諱と表現するなど、混同が見られるようになった。

 諱に対して普段人を呼ぶときに使う名称のことを、字(あざな)といい、時代が下ると多くの人々が諱と字を持つようになった。
 
 諱で呼びかけることは親や主君などのみに許され、それ以外の人間が諱で呼びかけることは極めて無礼であると考えられた。
 また、僧侶が受戒するときに受ける法名のことを、仏弟子として新たに身につける真の名前という意義から諱(厳密には法諱(ほうい、ほうき))といった。
 
 日本では時代が下ると、僧侶の受戒が、俗人の葬式で死者に授戒し戒名として諱を与える儀礼として取り入れられた。
 このため、現在では諱は諡と混同され、現代日本語ではしばしばほとんど同義に使われることもある




 データーは全て ウィキペディア引用
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63: 『古今和歌集』窪田章一郎講注 角川文庫2838

2013-09-05 | 和歌、短歌
(イランのウルミエ湖  塩湖)



 63: 『古今和歌集』窪田章一郎講注 角川文庫2838



窪田章一郎/校注

角川書店

1986年
438P 
780円


 持ち歩きに便利なので外出の歳は岩波古典文学を持たず、かどかわの『古今和歌集』をバッグに入れることにしている。

 好きなところを開いては楽しむ本書は、もうくたくたになっている。

 ちょっとした待ち時間に一首また一首と楽しむのには好都合な本だと思う。

 今回も全体を通して読了。



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金葉和歌集 巻第八 恋部下から二首

2013-01-08 | 和歌、短歌




   男のけふは方違へ(かたたがへ)に物へまかると言はせて侍り
   ければ、つかはしける
 479 君こそは一夜(ひとよ)めぐりの神と聞けなに逢うことのかた違ふらん 
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.136)

    朝恋をよめる     藤原顕輔朝臣
 480 梓弓(あずさゆみ)かへる朝(あした)の思ひには引きくらぶべきことのなきかな
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.136)


         
 藤原顕輔朝臣(ふじわらのあきすけ)  
kotobank▼
 生年: 寛治4 (1090)
 没年: 久寿2.5.7 (1155.6.8)
 平安時代後期の歌人。父は修理大夫顕季。母は藤原経平の娘。正三位左京大夫に至る。永久4(1116)年『六条宰相家歌合』,久安6(1150)年『久安百首』など,多数の歌合,歌会に出詠。藤原基俊の死後は,歌壇の指導者的存在となり,崇徳上皇の下命によって『詞花和歌集』を選進した。
 百人一首に採られた
  秋風にたなびく雲の絶え間より洩れ出づる月の影のさやけさ
のような,優れた叙景歌を詠む一方で,述懐歌にも秀歌を残す。家集に『左京大夫顕輔卿集』がある。<参考文献>井上宗雄『増補版平安後期歌人伝の研究』

『金葉和歌集』(14首)以下の勅撰和歌集に84首が入集しており、家集には『左京大夫顕輔卿集(顕輔集)』




 勅撰和歌集(二十一代集)
  八代集
   古今 - 後撰 - 拾遺 - 後拾遺 - 金葉 - 詞花 - 千載 - 新古今
  十三代集
   新勅撰 - 続後撰 - 続古今 - 続拾遺 - 新後撰 - 玉葉 - 続千載 - 続後拾遺 - 風雅 - 新千載 - 新拾遺 - 新後拾遺 - 新続古今
 (准勅撰)
   新葉
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金葉和歌集 巻第八 恋部下から二首

2013-01-06 | 和歌、短歌




   女のがりつかはしける    藤原永実
 443 する墨も落つる涙にあらはれて恋しとだにもえこそ書ゝれぬ 
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.126)

    題読人不知
 445 逢うことは夢ばかりにてやみにしをさこそ見しかと人に語るな
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.127)


          
 最近「金葉和歌集きんようわかしゅう」を開けて遊んでいます(*^D^*)
             新古典文学大系『金葉和歌集 詞花和歌集』


 『金葉和歌集』とは  ウィキペディより ▼

『金葉和歌集』(きんようわかしゅう)は第五番目の勅撰和歌集で、『後拾遺集』の後、『詞花集』の前に位置する。
 白河院の院宣により源俊頼が編纂。
 天治元年(1124)末、初めて奏覧した(初度本)は、紀貫之の歌を巻頭歌として伝統的な勅撰原則に従ったが、古めかしすぎて白河院の不興を被る。
 天治二年四月頃、改訂本を再度奏覧(二度本)し、これが藤原顕季の歌を巻頭に置いて当代歌人の歌を主軸に置いた斬新すぎる歌集であったためにまた却下され、大治元年(1126)または翌年、三度奏覧してようやく嘉納(三奏本)された。三奏本は源重之の歌を巻頭に置いて、伝統と当世風を調和させたものだったが、実は下書き状態で奏覧されたため世に流布されなかった。

 初度本が孤本、現存する諸伝本のほとんどが二度本で、「新編国歌大観」や、「新日本古典文学大系」はいずれもこの二度本を底本とする。
 三奏本は二本現存し三種とも曲がりなりにも伝えられている、よって三系統の本文がある。
 このような撰集経緯からすれば三奏本を最も完成されたものとすべきであるが、人知れず宮中に秘蔵されたので二度本が早く流布し、主流となっている。

 構成は春・夏・秋・冬、賀、別、恋(上・下)、雑(上・下)の十巻で、十巻という小柄な構成の勅撰集は後にも先にもこの『金葉集』と次の『詞花集』しかない。
 成立に至るまでの複雑な経緯を反映し、『金葉集』は伝本によって歌数の違いも大きいが、650首強を収める。
 源経信・俊頼父子、そして六条藤家の顕季らが主要歌人。

 古今以来の伝統にとらわれず、同時代の歌人による新奇な作風な歌を多く取り入れ、誹諧趣向が目立つ。
 これが当時の歌壇に新風を吹き入れたのは確かだが、のち藤原俊成に批判される通り、「戯(ざ)れの様」が過ぎて格調を欠く歌もあった。




 勅撰和歌集(二十一代集)
  八代集
   古今 - 後撰 - 拾遺 - 後拾遺 - 金葉 - 詞花 - 千載 - 新古今
  十三代集
   新勅撰 - 続後撰 - 続古今 - 続拾遺 - 新後撰 - 玉葉 - 続千載 - 続後拾遺 - 風雅 - 新千載 - 新拾遺 - 新後拾遺 - 新続古今
 (准勅撰)
   新葉




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『近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝2』京都文化博物館(類聚歌合、短冊手鏡、春日権現霊験記絵巻)

2012-08-20 | 和歌、短歌

  

  『近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝2』
         京都文化博物館(類聚歌合、短冊手鏡、春日権現霊験記絵巻など)

  



 京都府京都文化博物館 京都市中京区三条高倉



 京都府京都文化博物館公式HPより ▼
 京都市右京区の公益財団法人陽明文庫には、平安時代以来の貴重な歴史資料が数多く収蔵されています。
 陽明文庫は、摂政・関白という朝廷の要職に就いた藤原摂関家の一つ、近衞家の御蔵を継承したもので、そこには平安貴族社会の栄華を極めた藤原道長の自筆の日記『御堂関白記』(国宝)をはじめ、幕末にいたるまでの歴代関白の日記が収蔵されています。他にも、歴代天皇の宸翰や摂関家ゆかりの古文書、政務儀式書や有職故実書、国文学作品や漢籍、古筆名蹟など、王朝文化のあらゆる分野にわたる資料が幅広く収蔵されており、公家資料の一大宝庫となっております。
 今回の展示では、これらの収蔵資料の中から、歴代関白や天皇の和歌懐紙・詠草などを中心に、近衞家に伝わった王朝文化の世界をご紹介いたします。



主な展示品
・国宝 御堂関白記 藤原道長自筆本 平安時代
・国宝 類聚歌合 平安時代
・後鳥羽天皇和歌懐紙「六月」 鎌倉時代
・後土御門天皇和歌詠草「求若菜・杣紅葉・初逢恋」 室町時代
・近衞前久和歌懐紙「十首和歌」 安土桃山時代
・芦葉図 賛:後西天皇筆 画:一乗院真敬法親王筆 江戸時代



    


 わたくしの好きな京都府京都文化博物館で『近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝2』を楽しむ。

 現在わたくしが興味のある絵巻物も展示されていた。飛び上がるほどの嬉しさ☆
 書物にて『和歌山県立博物館所蔵 熊野権現縁起絵巻』は楽しませていただいたが、『春日権現霊験記絵巻』はまだなので、本などで機会があれば是非全体を読んで楽しみたい。

 
 春日権現霊験記絵巻 巻第五


 類聚(るいじゅ)歌合が展示されていた

 
 類聚(るいじゅ)歌合 廿巻本歌合 十一巻 小一条太政大臣家歌合
 昨年から古文書教室に通っているが、今回こんなにも美しい文字を読めるという幸せを感じた。
 ずーーーっと見つめていたい☆
 美しすぎる………!
 もう一度見たくなる 類聚(るいじゅ)歌合


 
 短冊手鏡 南北朝~江戸時代
 紙も歌も書もなんて なんてなんて美しいのでしょうか…
 もう一度見たい!
 

 他にも多くの興味のある展示物が多くあった。
 この部屋空間にいると落ち着き、無意識に谷川の流れを聞いている心地よさ。


 最後に,いけばな
         池坊専好立花図 江戸時代
 わたくしは京都未生流を習っていたので、池坊のいけ方とはずいぶん違い、楽しいなと感じた。
 一度上の絵を見よう見まねで、池坊風に花をいけてみたい。









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としふれば よはひはおいぬ しかはあれど  花をしみれば 物思ひもなし(10景)

2012-05-02 | 和歌、短歌

 古今和歌集 52

   そめどののきさきのおまへに花がめにさくらの花を
   さゝせたまへるをみてよめる

              さきのおほきおほいまうちぎみ


  としふれば よはひはおいぬ しかはあれど  花をしみれば 物思ひもなし        


 

























            日本古典文学大系 「古今和歌集」   P.114

            2012年5月2日 雨のあとに


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60:『新日本古典文学大系 29』「山家集 金槐和歌集」山家集から上春 中戀

2012-04-25 | 和歌、短歌
60:

『新日本古典文学大系 29』「山家集 金槐和歌集」山家集から上春 中戀



 最近このブログで、みなさんから西行のお話をお聞きしていました。

 西行が某ドラマに出ているそうです。


 色々と教えていただき、西行の歌が読みたくなりました。

 西行の和歌といえば…と、書棚から手にとったのは…

「山家集」

 まずは 上春 と 中戀    だけ



 西行さんの歌は情景描写が美しいです。

 時代の違う「古今和歌集」を取り出し、比較してみました。

 相当違う表現です。

 どちらも素晴らしく良いです。

 きゃはは
 








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願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ   西行法師

2012-04-18 | 和歌、短歌


  

 吉野を歩く。

 今回は生憎西行庵断念。

 だが、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)に、西行法師の座像あり。

 西行法師は出家後、心のおもむくまま諸所に草庵をいとなむ。

 しばしば諸国をめぐり漂泊の旅に出て、多くの和歌を残した。



   願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ

   我が庵は 三輪の山もと 恋しくは とぶらひきませ 杉たてる門

   花に染む心のいかで残りけん 捨て果ててきと思ふわが身に
   
   ピンボケ写真で,ごめんなさい。

          4月 吉野水分神社
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『閑吟集』118 情けは人のためならず 119 るゝるるるるるる るるるる ルンルン

2012-02-06 | 和歌、短歌


 『閑吟集』かんぎんしゅう




 114 115 116  省略

 117  情けならでは頼まず 身に数ならず

 118 情けは人のためならず よしなき人に馴れそれて 出でし都も 偲ばれぬほどになりにける   く(縦書き くのじてん) (おもえばおもえば)

 119  ただ人には馴れまじ物じゃ 馴れての後に 離るゝるるるるるるが 大事ぢやる物



       『閑吟集』岩波 新日本古典文学大系 をうつしました。
       「くのじてん」が入力できず、ごめんなさいm__m




 舞の本 と、幸若舞から 「信田」しだを読んでいると、「情けは人のためならず…」が出てきた。

 辞書を引くと『閑吟集』にあるということなので、「情けは人のためならず…」前後をほんの2ページ程度楽しむ。


『閑吟集』118 情けは人のためならず よしなき人に馴れそれて 出でし都も 偲ばれぬほどになりにける 

 そして 119で 「離るゝるるるるるるが」

「離るゝるるるるるるが」がの音の面白さに、嬉しい気分を味わう。

 るゝるるるるるる るるるる るぅ~~

     るゝるるるるるる るるるる ルンルン

 今日も幸せ! 阿呆な わたし^^


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132;『古今和歌集』『後撰和歌集』『金葉和歌集・詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集 』より離別歌

2011-10-31 | 和歌、短歌






 132;  『古今和歌集』『後撰和歌集』『金葉和歌集・詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集 』から 離別歌




 『古今和歌集』      日本文学大系

 『後撰和歌集』      新日本文学大系

 『金葉和歌集・詞花和歌集』新日本文学大系

 『千載和歌集』      新日本文学大系

 『新古今和歌集』     日本文学大系     

               「離別歌」


    



 先日から併読して和歌を楽しんでいたがとりあえず本日「離別歌」だけ一通り読み終える。

 八代集(『古今和歌集』(こきんわかしゅう)『後撰和歌集』(ごせんわかしゅう)『拾遺和歌集』(しゅういわかしゅう)『後拾遺和歌集』(ごしゅういわかしゅう)『金葉和歌集』(きんようわかしゅう)『詞花和歌集』(しいかわかしゅう)『千載和歌集』(せんざいわかしゅう)『新古今和歌集』(しんこきんわかしゅう))より『古今和歌集』『後撰和歌集』『金葉和歌集』『詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集 』 「離別歌」を読んだ。

 中には『後撰和歌集』のように「離別・羇旅きりょう」と記されたものもある。



 なぜ『古今和歌集』『後撰和歌集』『金葉和歌集』『詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集 』を選んだかと言うと、『拾遺和歌集』『後拾遺和歌集』には「離別歌」が無かったから。

 なぜ「離別歌」を選んだかといえば、理由は簡単。

 数が少なかったから…。



 数は少ないが、味わうのには時間はかかった。

『古今和歌集』『後撰和歌集』『金葉和歌集』『詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集 』から 「離別歌」を読んでみて、それぞれに何となく選ばれるカラーがあったが、漠然と感じただけでわからない。

 いい加減なことだこと…。

 だが、好きな歌がいろいろ出てきた。

 明日からは新しい月。

 八代集を通じて、違うジャンルの歌でも読もうか…。

             よかったよかった、これでおしまい☆






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流れる……大和川から竜田川に  【もみぢ葉の 流れざりせば 竜田川 水の秋をば 誰か知らまし】

2011-08-24 | 和歌、短歌




       もみぢ葉の 流れざりせば 竜田川 水の秋をば 誰か知らまし    古今和歌集  302







 大和川沿いをっミニバイクで走っている時にいつも気になっていた対岸の左に通じる川。

 写真では、中央左。



 わきに流れるあの川は 竜田川だったんだ。



 向こう岸にわたって見てみるとこんな感じ。

 左右に流れる川が、大和川。

 右手前に流れる川が、竜田川。

 ここでは龍田川や立田川とは表記されず、古い字をとった「竜」田川になっていたよ。



 ここを川沿いにずっと歩いていくと、毎年春の桜と秋のもみじの季節に訪れる竜田川の美しい景色に出会えるよ。

 右手には三室山が見えてくるはず。

 次回はがんばって、ここまで歩いてみようかな…☆


 2010年12月6日  龍田川 名残のもみじ    (11景)

 雨上がりの龍田川と三室山のさくらです。(12枚)









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73; 『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」

2011-07-13 | 和歌、短歌





69; 『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」



 角川文庫

 窪田章一郎校注




 時間の隙間を利用して、今回は角川文庫の『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」を楽しむ。

 



     かみやがわ

 うばたまの わが黒髪や かはるらむ 鏡の影に 降れる白雪     物名 四六〇 紀貫之


 




   今回はじめて  註釈や解説にない

            「鏡」を元とした

               「しらゆき」「つらゆき」出ことばあそびがあることに気づく。



 ゆえに、上のように漢字を使っては意味が通らなくなると、わたしは思う。

 この歌を深く味合うには、次のように書く方が望ましいのではないかと、和歌鑑賞初心者ながら思えてきた。





   四六〇    かみやがわ            つらゆき

 うばたまの わが黒髪や かはるらむ 鏡の影に ふれるしらゆき  
    









 今回も本の題のみにて失礼申し上げます。














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69; 『古今和歌集』より「賀歌」「離別歌」「羇旅歌」「大歌所御歌」  角川文庫

2011-07-01 | 和歌、短歌


69; 『古今和歌集』より「賀歌」「離別歌」「羇旅歌」「大歌所御歌」



 角川文庫

 窪田章一郎校注




 角川文庫の『古今和歌集』より「賀歌」「離別歌」「羇旅歌」「大歌所御歌」を楽しむ。

 神あそびのうたなど、「大歌所御歌」は興味深いので何度も読む。

 どのように演じられたかをイメージしながら楽しむと、知らぬ間に時間が過ぎる。



 今回も題のみにて失礼申し上げます。

 



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