乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『熊野権現縁起絵巻』 20 下巻 王子が善財王と対面。臣下は一同階下に控え王と王子を拝する。后たちは、首の隠し場所を白状   和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

2024-11-12 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

『熊野権現縁起絵巻』 20 下巻 王子が善財王と対面。臣下は一同階下に控え王と王子を拝する。后たちは、首の隠し場所を白状

  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

  下巻(43頁)

 ちけん上人と万行法印を従え、王子が善財王と対面する。

 階上にひかえる臣下らも、何者かと王子の方をのぞき込む。

 

  下巻(44頁)

 善財王が我が子と知り、膝の上に招く。

 王子はいったん、畜類をともとし、土の上を踏んだことを芦有に辞するが、やがて王の膝に収まる。

 臣下は一同階下に控え、王と王子を拝する。

 

  下巻(45頁)

 善財王は九百九十九人の后たちに、五衰殿の女御の首を差し出すように迫る。

 后たちは、首の隠し場所を白状する。

 

 

  下巻(43頁)

 ちけん上人と万行法印を従え、王子が善財王と対面する。

 階上にひかえる臣下らも、何者かと王子の方をのぞき込む。

  下巻(44頁)

 善財王が我が子と知り、膝の上に招く。

 王子はいったん、畜類をともとし、土の上を踏んだことを芦有に辞するが、やがて王の膝に収まる。

 臣下は一同階下に控え、王と王子を配する。

  下巻(45頁)

 善財王は九百九十九人の后たちに、五衰殿の女御の首を差し出すように迫る。

 后たちは、首の隠し場所を白状する。

 

和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

 

 

 

 

『熊野権現縁起絵巻』 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

 川崎剛志:解題・翻刻

 高橋修 :附説

 1999年

 96頁

 

2012年に読んだ熊野権現縁起絵巻

107:『和歌山県立博物館所蔵 熊野権現縁起絵巻』勉誠出版(6枚)柳川家蔵絵巻(断簡)

上巻

『熊野権現縁起絵巻』 1  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年  川崎剛志:解題・翻刻  高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 2  十一面観世音菩薩  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 3  観世音のお計らいとおぼし召し、御喜びはきりなし  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 4 観音菩薩に祈願する。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 5 九百九十九人の后たちの悲しみ  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 6 九百九十九人の后は女御野解任をきいて嫉妬 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 7 后たちは五衰殿を訪れ、財前王と女御の前で相人に偽の占いをさせ、悪王子解任と答えさせる 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 8 殿舎の内では、王の腰元に女御が付す。灯をともした鉄輪を被る女の姿が、后たちの嫉妬の深さを象徴する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 9 財前王をのせた車が、同時に導かれて五衰殿を出る。後をかつぐ両人が五衰殿の方を振り返る姿が、王の心残りを代弁する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

中巻

『熊野権現縁起絵巻』 10 「もろ共に御共せん」「いまはかいなきわかれそ」 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 11 中巻 やがて退出の時、玉簾に髪がかかる。自分を留めるのは玉簾だけだと、改めて悲しみを深くする。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 12 中巻 武士らは女御の処刑の地、地獄山へと追い立てる。市女笠を被る女御の両足より血が流れだすが、地獄谷ははるかに遠い。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 13 一寸抜けば千人を斬る霊剣が抜かれるが、刃を当てても、観音の申し子である王子を懐妊する女御の首は斬れない。誕生まで斬首は中止となる。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 14 中巻  女御は腹中の王子に語りかけ、誕生を促す/ 女御は自身の髪を切り、諸神仏・父母らに奉り、王子守護を祈願する  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 15 中巻   王子と身を分けた女御の首は、いとも簡単に斬れる。敷皮に座した女御の体は、血しぶきをあげても、少しも乱れず合唱を続ける。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 16 中巻   (15に続いて)周りでは武士らが涅槃図さながらに泣き崩れる。(33頁)

『熊野権現縁起絵巻』 17 虎王は王子の守護させ獣らが木の実を捧げ木の葉衣を着た王子が受け取る。虎王は中央におり、背後から王子を見守る(33~35頁) 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

中巻~下巻

『熊野権現縁起絵巻』 18 中巻:女御の霊が虫と化して王子救出を頼む歌 下巻:地獄山に入る

下巻

『熊野権現縁起絵巻』 19 下巻  一行は地獄谷を下る。王子は寺に入り、児学匠と呼ばれる。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 20 下巻 王子が善財王と対面。臣下は一同階下に控え王と王子を拝する。后たちは、首の隠し場所を白状   和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

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『熊野権現縁起絵巻』 19 下巻  一行は地獄谷を下る。王子は寺に入り、児学匠と呼ばれる。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

2024-11-12 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

『熊野権現縁起絵巻』 19 下巻  一行は地獄谷を下る。王子は寺に入り、児学匠と呼ばれる。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

  下巻(38頁)

 ちけん上人は万行法印と三人の僧を伴い、地獄山に入る。

 に対して

  下巻(40頁)

 一行は地獄谷を下る。

 万行訪印が王子を肩車する姿に、親密さがあふれる。

 

 下巻(41頁)

 王子は寺に入り、ちけん上人の手ほどきで御経を学ぶ。

 修学のせいかは驚くほどで、児学匠と呼ばれる。

 王子は水らを結い、極彩色の着物三身を包む。

 聖徳太子像を彷彿とさせる、典型的な児姿である。

 

 下巻(42頁)

 その後王子は鳳車に乗り、国の内裏へと向かう。童子が導き、万行法印は徒歩で、地検上人は馬で髄従する。

 

 下巻(43頁)に続く。

 

和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

 

  下巻(40頁)

 一行は地獄谷を下る。

 万行訪印が王子を肩車する姿に、親密さがあふれる。

 下巻(41頁)

 王子は寺に入り、ちけん上人の手ほどきで御経を学ぶ。

 修学のせいかは驚くほどで、児学匠と呼ばれる。

 王子は水らを結い、極彩色の着物三身を包む。

 聖徳太子像を彷彿とさせる、典型的な児姿である。

 下巻(42頁)

 その後王子は鳳車に乗り、国の内裏へと向かう。童子が導き、万行法印は徒歩で、地検上人は馬で髄従する。

  

 下巻(43頁)に続く。

 

 

 

『熊野権現縁起絵巻』 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

 川崎剛志:解題・翻刻

 高橋修 :附説

 1999年

 96頁

 

2012年に読んだ熊野権現縁起絵巻

107:『和歌山県立博物館所蔵 熊野権現縁起絵巻』勉誠出版(6枚)柳川家蔵絵巻(断簡)

上巻

『熊野権現縁起絵巻』 1  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年  川崎剛志:解題・翻刻  高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 2  十一面観世音菩薩  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 3  観世音のお計らいとおぼし召し、御喜びはきりなし  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説

『熊野権現縁起絵巻』 4 観音菩薩に祈願する。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 5 九百九十九人の后たちの悲しみ  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 6 九百九十九人の后は女御野解任をきいて嫉妬 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 7 后たちは五衰殿を訪れ、財前王と女御の前で相人に偽の占いをさせ、悪王子解任と答えさせる 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 8 殿舎の内では、王の腰元に女御が付す。灯をともした鉄輪を被る女の姿が、后たちの嫉妬の深さを象徴する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 9 財前王をのせた車が、同時に導かれて五衰殿を出る。後をかつぐ両人が五衰殿の方を振り返る姿が、王の心残りを代弁する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

中巻

『熊野権現縁起絵巻』 10 「もろ共に御共せん」「いまはかいなきわかれそ」 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 11 中巻 やがて退出の時、玉簾に髪がかかる。自分を留めるのは玉簾だけだと、改めて悲しみを深くする。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 12 中巻 武士らは女御の処刑の地、地獄山へと追い立てる。市女笠を被る女御の両足より血が流れだすが、地獄谷ははるかに遠い。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 13 一寸抜けば千人を斬る霊剣が抜かれるが、刃を当てても、観音の申し子である王子を懐妊する女御の首は斬れない。誕生まで斬首は中止となる。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

『熊野権現縁起絵巻』 14 中巻  女御は腹中の王子に語りかけ、誕生を促す/ 女御は自身の髪を切り、諸神仏・父母らに奉り、王子守護を祈願する  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 15 中巻   王子と身を分けた女御の首は、いとも簡単に斬れる。敷皮に座した女御の体は、血しぶきをあげても、少しも乱れず合唱を続ける。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 

『熊野権現縁起絵巻』 16 中巻   (15に続いて)周りでは武士らが涅槃図さながらに泣き崩れる。(33頁)

『熊野権現縁起絵巻』 17 虎王は王子の守護させ獣らが木の実を捧げ木の葉衣を着た王子が受け取る。虎王は中央におり、背後から王子を見守る(33~35頁) 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

中巻~下巻

『熊野権現縁起絵巻』 18 中巻:女御の霊が虫と化して王子救出を頼む歌 下巻:地獄山に入る

下巻

『熊野権現縁起絵巻』 19 下巻  一行は地獄谷を下る。王子は寺に入り、児学匠と呼ばれる。  和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年

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