乱鳥の書きなぐり

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映画81; 『副王家の一族』 監督 ロベルト・ファエンツア 原作 フェデリコ・デ・ロベルト

2010-10-15 | 映画



    映画81; 『副王家の一族』
          

            I vicere






 あらすじ ★★★★★ ★★★☆☆

 歴史的背景の描き方 ★★★★★ ★★★★★

 満足度 ★★★★★ ★★★★☆

 この映画の好きさ ★★★★★ ★★★★★

 お勧め度 ★★★★★ ★★★☆☆




 2008年 イタリア、スペイン 122分


 アカデミー賞4部門受賞


 監督 ロベルト・ファエンツア

 原作 フェデリコ・デ・ロベルト

 衣装 ミレーナ・カノネロ

 美術 フランチェスコ・フリジェーリ

 ヘアメイク マリア・テレーザ・コッリドーニ




キャスト

 アレッサンドロ・プレツィオージ

 ランド・ブッツァンカ

 クリスティーナ・カポトンティ

 クイド・カプリーノ

 フランコ・ブランチャローリ

 ルチア・ボゼー



『副王家の一族』を見る。

 イタリアとロシアとでは随分違うが、以前凝っていたロシアオペラ映画の一つ A・プーシキンの『オネーギンの恋文』(ロシアのオペラ版映画)を思い浮かべる。

 共通点は貴族の話・・・って、単純です。^^;;




 好きな場面は革命の時の馬にまたがり赤旗をひるがえすシーン。

 油絵名画大作を見るような楽しさ。



 好きな部分は歴史のおり混ぜ方。

 見事だと思う。




 話を映画『副王家の一族』に戻し、一、二行で手短に記録しておきたい。

 歴史は繰り返される。

 最後の、
「あなたに撮って大切なものは何?お金?」
「権力です。」
で上手く締めくくる。

 途中の神父曰く、
「君は善人だ。その心をいつまでも持ち続けて欲しい。」
画、心になり響く。

 歴史は繰り返されるせつなさよのう・・・。



 全体をとおして、見応えがある。この映画はわたしは好きだ。









 時代が変貌を遂げる中、変わらずに生き続けるために必要なのは権力か、自由か、それとも愛か?
 名門貴族の栄華と悲哀を描く華麗なる一大叙事詩。






コメント
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