8年ぶり 東大寺「千手堂」 一般公開
今年は光明皇后1250年御忌特別公開というもあり、8年ぶりに東大寺「千手堂」が一般公開されました。
わたしは10月15日に東大寺慶讚能の後に拝見(おまいり)させていただきました。
お堂の中央には、千手観音様がいらっしゃいます。
二度の火災で千手観音様の指の一部は欠けていますが、お顔は穏やかで美しいものでした。
両脇の絵は、色彩等 修正されています。
東大寺戒壇院の絵の中央です。
左上の建物が「千手堂」だそうです。(以上の写真は、パンフレットによる)
では、実際に歩いてみますネ。
羊歯(シダ)茂る丘。
割合に長い階段を登ります。
石段を登りきりました。
ここをくぐり左に行くと、「千手堂」です
10月15日から公開された「千手堂」
千手観音の他、「持国天」などもありました。
お堂内には一般観光客よりも東大寺関係者や招待客や信者が多く、中でも信者同士のお話はわたしは普段聞くことのできない功徳を説いておられ、貴重な経験をさせて頂きました。
二度の火災のせいか、中には複数のカメラが設置。お堂内にもモニターテレビが置かれています。
物々しい雰囲気で信者の方の信仰の厚さに圧倒され、肝心の「千手堂」外観の写真を撮りそびれてしまいました。
「千手堂」をあとに、池方向の階段を下ります。
こちらの石段もそこそこの段数があります。
「千手堂」は高台につくられていたのですね。
石段を下りきって、「千手堂」裏門?を見上げた所です。
土壁には瓦が見られます。
裏門石段を下り 右に曲がると池。
池の名前は多分 大仏池です。
ここには若草山案内の看板がありましたが、結構離れています。
この池では神様のつかいと信じられている鹿が草を食べ、水を飲みます。
のどかな景色が心地よく感じました。
2010年10月15日 東大寺 千手堂にて
最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございました。
感謝申し上げます。
千手堂と経庫 来月、一般公開 - 東大寺
平成14年に再建された戒壇院千手堂=奈良市雑司町の東大寺
奈良市の東大寺は、平成10年に全焼して再建された戒壇院千手堂と校倉(あぜくら)造りの法華堂経庫(重要文化財)を一般公開する。光明皇后1250年御遠忌の関連行事で、法華堂経庫の公開は初めて。
千手堂には本尊の千手観音菩薩立像をはじめ、室町時代の愛染明王坐像(重要文化財)などが安置されている。平成10年5月の火災で全焼、愛染明王坐像も指が欠けるなどしたが、同14年に再建され、仏像も戻された。公開は完成時の特別公開以来となる。
入堂料は1人500円で、千手堂東側に受付を設ける。
法華堂経庫は平安時代の建築で、中に入って見学できる。法華堂を拝観した参拝者(団体除く)に整理券を配布。
公開期間は千手堂が10月15日から31日、法華堂経庫が10月23日から11月11日。いずれも午前10時から午後4時。問い合わせは同寺、電話0742(22)5511。