乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

化物和本草 14 十一丁表「六足(ろくそく)の駕(かご)」  山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

2020-08-12 | 山東京傳

 

 化物和本草 14 十一丁表「六足(ろくそく)の駕(かご)」

 山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

 

 

 化物和本草 3巻

 山東京伝作 1761-1816

 葛飾北斎画 1760-1849

 版元 山口屋忠右衛門

 寛政十 (1798)

 18cm

 黄表紙

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 

 

化物和本草 十丁裏

「六足(ろくそく)の駕(かご)」 俗(ぞく)にさんまいといふ

古戦場(こせんじやう)を鐘懸松(かねかけまつ)に

博牧志(はくいつかし)を引(ひい)て曰、

みつぞゝのかわずよく

あたをぶくし

みつぞくのごとく

よくやくわんを

のすと、つまびらかに

のせたれど、

六足(ろくそく)のかどハ

いまだみざる

ところなり、

いたつてあしの

はやきものにて

あたかも ちうを

とぶがごとく

ひるハいでず

よるになると

くらやみに

かくれゐて

 ハイかご 

  /\と

   なく、

つねに

 さかてをゑじ□□(欠け)とす、

 

 

あたかも ちうを

とぶがごとく

 あたかも宙を飛ぶが如く

 

 

 

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