ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

自分の人生の主役は自分自身

2018-02-10 06:59:04 | エッセー
 夫がデイホームへ出かけ、お掃除が終わって、家中開け放し、一人でゆつたり
とした気分で、明るい日差しが差し込むカウンセリングルームでお茶を飲んだ。
 何とも言えない幸福感が湧きあがってきたのは、こんなことは日常生活では
ほとんどなく、いつも何かをやっていて、ぼんやり、ゆっったりと座っている
ことなどないからかも知れない。いつも心の中から湧きあがってくるような
情熱に、長年まるで操られて生きているような私。
 人一倍努力はしたが目標を設定し、それに向かって突き進み、その90%以上
は実現できたが、主婦でもあるので、家庭も決してなおざりにしなかった。

 それは定かではないが、19才で夭折した武士の守護霊様(ある高名な霊能者
によると)、心ざし半ばで倒れ、その気持ちが私を駆り立てているのではないか?
と時折感じる。現在は夫の介護と主婦業だけでも十分忙しいのに・・・
 絶えず新しい目標を見つけ、適度に生活を楽しみながら、学習するのが楽しくて
仕方がないが、それらが私の生きがいで、ブログ投稿も日常の楽しみの一つだ。
 時折心の中から「もういい加減にしたら、もっとのんびりしたら」と、声も聞こえ
るのに・・・また新しいシニア女性のクラスを作ったのは、「長生きするため、最後
まで元気で楽しく、心弾まして生きて頂きたい」と思ったからだ。
 
 先日も息子よりずっと若い男性と飲んだ帰り道、ほろ酔いの私は走る電車の中
を新宿駅の階段辺りまで何両も歩いた。「こんな元気なおバーさんいるかしら?」
と少々可笑しくなった。いずれにしても・・・このエネルギッシュさは何だろう?
 心身両面の指導者としての集大成だと思っているが、週に2回のレッスンはたった
の4時間だから、インナーヴォイスの命じるままに動いていたい。
 夫の認知症は緩やかに進行しているが、比較的元気なので、今ならできると
スタートに踏み切った。自分の持てる能力をすべて駆使し、もしかしたら人生の
最終章かもしれない仕事を、今やるべきだと思っている。
コメント
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