ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

もう一度見たい!「裸のマハ」

2018-02-27 06:34:21 | エッセー
 上野西洋美術館で「プラド展」が始まり、友人と行く約束をした。
私がスペインに行ったのは、おそらく30年以上位前か知れない。
 強く印象に残っているのは、プラド美術館、アルハンブラ宮殿、ガウデイの教会
暑い日石畳の上を歩かされて辛かったこと、日本からはあまりにも遠かったことだ。
 でも、あまり絵画の知識はなかったが、プラド美術館で初めて見たベラスケスの
絵は、素晴らしいと感じた。私がもっと感動したのは「裸のマハ」の美しさだった。
 「着衣のマハ」も並んでいたが、その比ではなく、私はその絵に感動し、これを
お土産にしようと売店でその絵の複製を、あるだけ買ってきた。
 
 今まで確かプラド美術館展は、日本で5回ほどあったが、私がぜひもう一度見たい
と熱望しているその絵は、日本には一度も来ていないようだ。
 帰国してからあまりに沢山買ってきた「裸のマハ」を見て、夫はこう言った。
「その芸術性が理解出来なければ、単なるヌード画にしか見えないから、誰かれ
無く上げるのは考えた方が良いよ」と。私は仰天し、そんな感じ方の人がいること
に初めて気づいた。その複製画は私の手元に、ごっそりあったが、それがどうなった
かは、あまりに昔の事なので記憶がない。それにしても・・・もう一度見たい
ゴヤの「裸のマハ」、でも、もう再び見ることはできないだろう。
コメント
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