昨日のシニアスクールの講義のタイトルだが、有名な画家と、大好きな
パリの歴史は大変魅力的だった。成城ホールは満員の盛況だったが、伊藤寿
先生の講義はいつでも大人気だ。ルノアールの生い立ちと、美術修業など大変
興味深く、また沢山の有名な絵画がふんだんに見られて、あまり知識がない私
でも大変楽しく有意義だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7e/8015a6dfc25b38794e2399121cff4b48.jpg)
19世紀後半のパリは、現在からは想像できない程不潔で汚く、ひどい街だった
とは初めて知り驚いた。それはナポレオン皇帝がその権力で、パリの大改造に着手
して長い年月をかけて、パリはすっかり整然とした美しい街並みになった。
そのために沢山の建物をこわし移動し、道路をつくったが、絶対的な権力者だから
こそできたようだ。その大改革の使用前と使用後を、オペラ座の屋上から見た写真は
ことに大変リアルで驚いた。オペラ座のあたり、凱旋門の上から見たパリの街は
実に整然として美しいが、そんな歴史があったのだのだ。あの美しい街並みのパリ
からはとても想像ができなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ae/107634fc7b7d1b834ed8786be6270705.jpg)
ルノアールはまじめで大変職人気質だったようで、その絵画は時代とともに変遷し
たことも良く理解できた。ルノアールだけではなく、印象派などフランスの絵画の
時代的な背景なども詳しく説明された。私は二度行ったパリ郊外ジベルニーの花園
の中にあるモネの家に飾られた、沢山の浮世絵を突然思い出したが、日本の浮世絵
はパリの画家達に大きな新風を与え、その画風に大きな影響を与えたようだ。
ルノアールは自転車事故で二度も腕を骨折し、またリューマチが悪化し、晩年は
歩けなくなったそうだが、死の前日まで絵筆を握っていたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/86/a824ae0f1c070c6b5758c95bb4653907.jpg)
誰からも愛された偉大な芸術家が、自分の絵画への想い、葛藤や悩みなど、こんな
言葉を残しているそうだが、大変感動的だったのでご紹介したいと思った。
「私は相変わらず実験で苦しんでいます。私は満足できず、身をけづる想いです。
この辛い状態が早く終わってくれればと思います。私はまるで小学生のようです・・・
もう40歳なのに」「風景ならその中へ入って見たくなるような、女性なら抱きしめて
みたくなるようなそんな絵が書きたい」さらに死の前日の言葉は「絵の描き方がようや
くわかり始めた。まだ上達していくように感じる」いずれにしても・・・
芸術に命をかけたルノアールの絵画は、多分未来永劫に誰からも愛されていくこと
だろうと感じた素晴らしい講義だった。
パリの歴史は大変魅力的だった。成城ホールは満員の盛況だったが、伊藤寿
先生の講義はいつでも大人気だ。ルノアールの生い立ちと、美術修業など大変
興味深く、また沢山の有名な絵画がふんだんに見られて、あまり知識がない私
でも大変楽しく有意義だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7e/8015a6dfc25b38794e2399121cff4b48.jpg)
19世紀後半のパリは、現在からは想像できない程不潔で汚く、ひどい街だった
とは初めて知り驚いた。それはナポレオン皇帝がその権力で、パリの大改造に着手
して長い年月をかけて、パリはすっかり整然とした美しい街並みになった。
そのために沢山の建物をこわし移動し、道路をつくったが、絶対的な権力者だから
こそできたようだ。その大改革の使用前と使用後を、オペラ座の屋上から見た写真は
ことに大変リアルで驚いた。オペラ座のあたり、凱旋門の上から見たパリの街は
実に整然として美しいが、そんな歴史があったのだのだ。あの美しい街並みのパリ
からはとても想像ができなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ae/107634fc7b7d1b834ed8786be6270705.jpg)
ルノアールはまじめで大変職人気質だったようで、その絵画は時代とともに変遷し
たことも良く理解できた。ルノアールだけではなく、印象派などフランスの絵画の
時代的な背景なども詳しく説明された。私は二度行ったパリ郊外ジベルニーの花園
の中にあるモネの家に飾られた、沢山の浮世絵を突然思い出したが、日本の浮世絵
はパリの画家達に大きな新風を与え、その画風に大きな影響を与えたようだ。
ルノアールは自転車事故で二度も腕を骨折し、またリューマチが悪化し、晩年は
歩けなくなったそうだが、死の前日まで絵筆を握っていたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/86/a824ae0f1c070c6b5758c95bb4653907.jpg)
誰からも愛された偉大な芸術家が、自分の絵画への想い、葛藤や悩みなど、こんな
言葉を残しているそうだが、大変感動的だったのでご紹介したいと思った。
「私は相変わらず実験で苦しんでいます。私は満足できず、身をけづる想いです。
この辛い状態が早く終わってくれればと思います。私はまるで小学生のようです・・・
もう40歳なのに」「風景ならその中へ入って見たくなるような、女性なら抱きしめて
みたくなるようなそんな絵が書きたい」さらに死の前日の言葉は「絵の描き方がようや
くわかり始めた。まだ上達していくように感じる」いずれにしても・・・
芸術に命をかけたルノアールの絵画は、多分未来永劫に誰からも愛されていくこと
だろうと感じた素晴らしい講義だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e9/d41cbb7f2fd9912e6fea1ca817764c74.jpg)