ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

ウソ、ないと生きていけないけれど・・・

2018-02-13 06:53:54 | エッセー
 私の知っている凄い能力持ち主の先生は、自分は並みの人ではないと思わせる
ためか、平気で嘘をついている。私にはとてもそんな芸当はできないので、初めて
その講演を聞いた時、私の知っているその先生の日常生活は、あまりに違って
平気で大勢の前で平然と話すことに大変驚いた。
 昨日その方がある学会で講演する情報が入ってきて、「以前私が紹介したため
それが波及したのでは」「また皆なの前でウソをついたら」と、責任感が強いので
気をもんだが、他の先生から直接の依頼だそうで、大きなお世話だがホッとした。
 
 世の中には大勢の前で平気でウソをつける人がいる、この年齢になって発見し
た。「正直者は馬鹿をみる」と言われるが、でも、私はそれほどカンも、要領も
あまり悪いほうではないので、あまり損をしたことはなかったと思っている。
 過去には「あなたは色々な事ができるわりには、その凄みがまったく感じ
られない」とか、「もう少しカリスマ性があれば良いのに」などと、人生の先輩に
言われたことがあった。私は性格的にも、そんな雰囲気は好きでないし、他人から
「凄い人だ」なんて思って欲しい、などとまったく望んでいない。
 偉そうに見えて後でガッカリされるより、最初から等身大の自分を知って貰う方
が気が楽だし、その方が好きだ。そんな意味では世渡りはうまい方ではないと思う。
 
 私の一番の望みは「自分の好きな仕事をしながら、人様の幸せのためにお役に
立ちながら生きること」で、過去にも社会的な地位や名誉、経済的な豊かさなどは
求めたりしなかった。今でも仕事がしたい欲求は、決して収入を得たいと思う訳
ではない。ホンネで自分の持てる能力で(少々おこがましいが)少しでも誰かの
ためになることが、最高に幸せだと感じるからだ。
 あまりにもホンネ人間、飾り気がないので驚かれるが、自然のままの自分で一生
過ごすつもりだ。

 ※今日の写真は撮影旅行から帰った先生からの写メールですが、なぜこんなに
  美しいのでしょう?

コメント
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