ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

平成最後の終戦記念日

2018-08-16 08:53:05 | エッセー
 終戦を迎えたのは私が10歳だったが、石川県に疎開していたので、「もう
すぐ家に帰れるのだ」と嬉しかった以外は、あまり強い印象はなかった。
 その頃から73年以上経ったが、日本始まって以来の、長い戦争のない平和な
時代に人生のほとんどを重ねられたのは、どんなにか幸運だったのだろう。
 連日のアメリカ軍の来襲、いつもひもじい思いをしていた小学生時代、学校に
いても、警戒警報が出ると、すぐに家に帰らせられたが、空襲警報が出ると解除
されるまで家に帰れなかった。
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空襲警報で避難して家に帰ると、家は焼かれてなくなっていた。
私達の世代は戦後の復興から、日本がだんだん高度成長していく時代に,その発展
していく状況をつぶさに見てながら成長した。昔を思うとまさに「隔世の観」だが
終戦記念日の祭典には、来年退位なさる天皇陛下と皇后陛下が、最後のご出席な
さったが、私は感無量の思いだった。同世代の両陛下が長年ご高齢による、ご体調の
悪さをおして、長年ご公務を果たされたのは、本当に大変な思いでいらしたのだろう。
ご退位なさって、これからはゆったりとして毎日をお過ごしなさるようにと、心から
思った。

★朝から涙ぐんだ老夫婦
 昨日の朝7時にニュースを見たら、先日から行方不明になった2歳の坊やが
見つかったと報道されていた。私達は思わず「良かったね」と顔を見合わせたが
二人共涙ぐんでいたが、本当に良かったと心から思いとても嬉しかった。
 昨日も、今朝もその報道がされ続けているが、誰かに誘拐されるような地域ではない
ようだが、それにしてもまだ2歳になったばかりの男の子が、68時間も一人で
山の中を彷徨っていて、どんなにか恐ろしかっただろう。
 ボランティアの高齢男性に発見されたが、世の中にはまだこのように、心のきれい
な奇特な方も沢山いらっしゃるのだと感動した。良くないことばかり多い世の中に
久しぶりの朗報で、日本中を感動に巻き込んだ終戦記念日だった。
コメント
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