ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

自分自身の年齢が研究材料、だからエキサイティング(後)

2018-08-22 07:40:59 | エッセー
 体はブラックボックスで、どんなに医学が発達しても、体の中のすべてが分
かる訳ではない。どこかが悪いとすぐに薬を飲むのは楽だが、その副作用もない
とは言えないし、自然治癒能力を元々人間は持っている。
 私はお医者さんの言うことは比較的素直に聞く方だが、素人なりにいろいろ
学習していて、これは変だなと感じたことはあった。
 自然治癒能力の高さは、自分でも驚くほどで、今までの経験では、どこかが悪く
なってもすぐに治る。それはおそらく30年以上前から「お腹に注目してコント
ロールしてきた」ためだと思っている。生来腸がとても弱かったので、絶えずお腹
を意識して生活していた。免疫力の7・80%は腸だと言われているが、腸の
調子を整えたのは大正解だった。

 長生きをしたい訳ではないが、生きている限り、介護されずに自立した生活をする
ことが私の希望だ。振り返ってみると、私の場合には、「20年以前より、高齢になった
現在の方が体調が良い」のだ。こんなことふつうはないでしょ!
 でもウソではありません。夫が先日救急車で運ばれ、その説明をしてくれた
お医者さんが「奥さんはもしかしたら医療関係のお仕事ですか?」と聞かれたほ
ど、素人にしては一般的な知識は豊富だと思う。いろいろ工夫し、努力を続けると
体が必ず答えてくれるから、やる気が出るのだ。時々悩んだり考えたりするのは
「何故気持ちが年取らないのだろう」と言うこと。それは日常生活の言動が「20歳
の頃と全く変わらないね」と、夫に面白がられたり、呆れられたり、絶えず失笑され
ているが、それは認知症の夫の精神性には、怪我の功名的な効果的があるようだ。
 親しなった友人や知人からは「まるで幼稚園児のよう」「乙女チック」などと、言わ
れる程だが、いつも気持ちが先行して体が引っ張られているように生きている
※ クライアントがプレゼントしてくれた心が体が引っ張られている図

 その精神性の若さが、もしかしたら私の原動力かも知れない。
いずれにしても、何と言っても恵まれているのが、天性のお陽気さだが、全然
医学的な治療も受けていないし、いたって元気だから、これからも、出来たら人様
のお役に立てるようなことをしたい。来月から自分の研究のため、私独自のプロジェクト
を立ち上げてスタートする。私の理想はNHKの朝ドラ「半分青い」の、中村雅敏さんが
演じた仙吉さんのような死に方だが、こればかりは全く分からない。
 
 肉体的には同世代と人と比較すると、大変健康なのでもしかしたら、100歳位まで
生きてしまうかも・・・と言って体力がある訳ではないから、それなりのケアは欠かせない。
 もしも病気になったらまた、また、色々アンテナを張って努力するかもしれない。
ホントは夫がいなければ、すぐに死んでも惜しくないほど、燃焼して生きてきたし
よぼよぼして生きるのは絶対嫌だ。でも、長年培った規則正しい生活は、元気であれば
変えることは不可能だろう。でも、大変な努力はしたが、ほほ全快(と言ってもその方法は
続けている)した、一般常識では治癒しない病気が治癒したので、余計に元気なのかも知れ
ない。もしもよかったら、あなたも努力なさってみませんか、大変だけれど遣り甲斐ありますよ!
コメント
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