明日食べるシジミを鍋に入れ、少しの水にお塩を少し入れて砂出しをするため
一晩おこうと思いました。しばらくしてから見たら、シジミは口を開いていたので
元気だなと感じました。そして今朝見たら、呼吸をしているようで、中の水が動いて
いたのです。「生きているんだ」と私はしばらく見ていましたが、小さなシジミは一体
何個あるのかしらと考えました。すると、小さいけれどみんな命なのだと感じ、目が離
せなくなりじっと見つめました。鍋に手を入れると、シジミ達はパット口が閉じましたが
みんなとても元気でした。
動物や植物の命を毎日頂いて生かされている私達人間。食事の前に「頂きます」と
言うのは、命を頂いている感謝の気持ちなのです。これからこの沢山の命を頂くのだ
と思ったら、何だか可哀そうで食べたくなりました。でも・・・
ヤッパリ食べなければと思い、きれいに洗ったシジミを味噌汁を作る鍋に入れまし
たが、思わず「ごめんね」と言って火にかけました。
生きるためのエネルギーチャージ、それらの元はみんな動植物ですが、植物は
動かないけど動物は動くので、とても可哀そうな気がしました。
私は小さなシジミ沢山の命を、今日も頂きました。これからもそうして生きて
いく、感謝の気持ちを忘れてはいけない、食べ物を無駄にしてはいけないと、より
強く感じました。