☆劣等感の塊から解放された本
34歳で子育てをしながら、思い切ってソシアルダンス教師として社会に出た。
学歴もなく、あまり頭も良くないし、若くもないし(その時代はそんな思考だった)
周囲の人がみんな偉く見えた。今思えば、(これだけ仕事ができるのに何故?)
と思うほど私は「劣等感の塊」だった。そんな時「自信を与えてくれる言葉」に
出合った。今でもそんな本は沢山あって、自信喪失した時などに読んで、勇気や
元気をチャージしている。
それは久保田競先生の「脳の手帳」で、その中に「頭が良いことは、計算が早く
できたり、記憶力が優れていることだけではない。ある条件で解決しなければならない
問題があるとき、その時に来る外からの刺激や、過去に記憶したことから、次に取るべ
き行動を正しく選んで実行できる人、記憶している量が多いほど、行動を選ぶ参考に
できる資料が多い」という言葉だった。
何故そんな簡単なことができないのか、理解できないのかと、時折もどかしい思い
をすることが多かった。でも・・・必要なことは、まるでコンピュータのように頭が
素早く回転し、即行動する方であまり失敗はない。そう捉えると、頭はもそう悪い方
ではないのだと思って、凄く嬉しくなり、勇気や元気が出たのは決して忘れない。
そのため、長年にわたり身体面、精神面、脳科学、心身医学、心理学など、絶えず
さまざまな勉強し、ある程度「満足できる自分を構築」できたのかも知れない。
1時期は5つか6つの仕事を同時進行していたが、現在は夫専任の介護職。
でも、総合的に捉えると、もともと家庭的なので、高齢の今はそれがもっとも
穏やかで、有意義な私の生き方かも知れないと、改めて考えている。