ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

そのため本は素晴らしい

2022-06-09 06:50:15 | エッセー

☆劣等感の塊から解放された本

 34歳で子育てをしながら、思い切ってソシアルダンス教師として社会に出た。

学歴もなく、あまり頭も良くないし、若くもないし(その時代はそんな思考だった)

周囲の人がみんな偉く見えた。今思えば、(これだけ仕事ができるのに何故?)

と思うほど私は「劣等感の塊」だった。そんな時「自信を与えてくれる言葉」に

出合った。今でもそんな本は沢山あって、自信喪失した時などに読んで、勇気や

元気をチャージしている。

 

 それは久保田競先生の「脳の手帳」で、その中に「頭が良いことは、計算が早く

できたり、記憶力が優れていることだけではない。ある条件で解決しなければならない

問題があるとき、その時に来る外からの刺激や、過去に記憶したことから、次に取るべ

き行動を正しく選んで実行できる人、記憶している量が多いほど、行動を選ぶ参考に

できる資料が多い」という言葉だった。

 何故そんな簡単なことができないのか、理解できないのかと、時折もどかしい思い

をすることが多かった。でも・・・必要なことは、まるでコンピュータのように頭が

素早く回転し、即行動する方であまり失敗はない。そう捉えると、頭はもそう悪い方

ではないのだと思って、凄く嬉しくなり、勇気や元気が出たのは決して忘れない。

 そのため、長年にわたり身体面、精神面、脳科学、心身医学、心理学など、絶えず

さまざまな勉強し、ある程度「満足できる自分を構築」できたのかも知れない。

 1時期は5つか6つの仕事を同時進行していたが、現在は夫専任の介護職。

でも、総合的に捉えると、もともと家庭的なので、高齢の今はそれがもっとも

穏やかで、有意義な私の生き方かも知れないと、改めて考えている。

コメント
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