私の願望は「死ぬまで介護されずに生きること」ですが、そのため
自分の健康や若さを保つため、色々工夫して毎日実践しています。
それには「自分の体の各部分に心を向けること」が重要で、絶えず
自分の体の中の声を聴くようにしていると、あまり甘やかすことなく
また無理することなく、適度に運動をし、健康を保つことができます。
病気は心の悲鳴が体に現れたもの、と言われるのは心身医学、心理学
生理学、脳生理学、精神世界、ヒーリング法など色々勉強した私の実感
です。また、絶えず頑張ってくれる自分の心身に、感謝するのも大変
効果的なのは「体の中の細胞の一つ一つに意識がある」ためだと、私
は思っています。

☆折れていた指先
何年か前にこんなことがありました。その日はとても暑い日で、ベラ
ンダに出て電話が鳴り、慌てて室内に入る時、サッシの戸を強く閉めた
のです。すると薬指をはさんでしまい、もの凄い激痛でとても電話に
出られませんでした。私は急いで冷凍庫から小さな保冷材を出し、指先
に巻き付けましたが、あまりの激痛に座っていられず、うつ伏せでし
ばらくうめいてました。幸い小さな保冷材は沢山あり、それを取り替え
てズット冷やし続けました。交通事故など、手術は何度か経験しまし
たが麻酔のためか、これほどの痛みはかって経験したない激痛でした。
私は自分の薬指にひたすら、「ゴメンね、痛い思いをさせて早く治ってね」
と言い続けました。何故なら体は心そのものですから。
それから2時間あまり、すると痛みは大分和らぎホットとしました。
ずっと冷やし続けたお陰か、ベッドに入る頃には、ほとんど痛みがなく
なっていましたが一晩中冷やし続けました。丁度夏休み期間で、整形外科
はお休みなので、我が家の前にあるかかりつけの治療院へ行きました。
すると先生は、「もしかしたら折れているかも知れない」と言われ
「え!まさか嘘でしょ」と内心驚きました。その日にはカルチャーの
講座があり、音楽に合わせて体操をしたり、ダンスを踊ったりする指導
もありましたが、ぶつからなければ痛くないので、添え木をして
カルチャーの講座は無事こなせました。

それから二日後夏休み明けの整形外科へ行き、レントゲンを撮ったら
何と薬指の指先は本当に折れていたのです。長年お世話になり私をよく
理解なさっている先生は「もう治療する必要がないほど、きれいについて
いるさすがですね」と褒めて下さいました。
私の指は、ふつうの人より二サイズ程細く、そんな細い指先がとても
可哀そうになって、「本当にゴメンね」と、薬指に改めて謝りました。
私は自分の体のすべてが、たまらなく愛しく思いますが、お願いを聞いて
くれて、きっと自然治癒能力もガンバってくれたのでしょう。
折れた薬指に「本当に有難う。これから注意するからね」と心から感謝
できたのです。あなたが信じるか信じないかは別ですが、私自身の過去
のさまざまな指導、またヒーラーとしても「細胞意識説」を唱えていた
私が、思いがけなく経験した事実なのです。

素人の私のこんな考えは、講談社ビジネスパートナーズ発行「心のアン
チエイジング」川上正也著、北里大学名誉教授、国内や海外で(医科
分子生理学、免疫応答、医学の中の分子生理学など30冊の著書を執筆)
先生のご著書が証明して下さいました。私がお伝えしたいことは、皆様
に「ご自分を愛し、心と身体にいつも感謝すること」です。
自己否定や、自己嫌悪からは何も得ることはできません。
これは、大勢の方を指導しまた、長年生きてきた経験で、ぜひ皆様に
お勧めしたい「心の使い方」です。
