昨年、未開の山を祖父から引き継ぐと、
もれなく墓守もついてきました。
家主がいなくなった家を空けて空気を入れ替え、
仏壇周りからお線香とライターを持ち、
近所のスーパーでお供え用の葉っぱを購入して、
お墓の清掃へ。
帰宅すると「祖先鑑」なるものを発見し、
中を開くと、戒名と旅立った年が書かれていました。
天保、
弘化、
安政、
っていったいいつ!?と思わず突っ込んでしまいました。
脈々と命が紡がれているのは感慨深いですね。
次は物置を探索すると、
埃だらけの奥から
昭和9年と書かれた桶や籠を発見!?
まだまだ使えそうなので、
有難く使わせていただきますと、
近所に住む新たな時代を担う志高い青年に引き継ぎました。
とりあえず防犯のために、
髪が伸びると言われている人形を部屋の真ん中に置いてお役目終了。
そして、翌朝は未開の山をパトロール。
最寄りの和田浦駅から登り道を歩いて約1Km、
そこから道なき山道を歩いて約1Km。
駅から走れば、きっと20分くらい。
せっかくなのでこれからどう活用しようか?考えてみます。
まずは「あるもの」を洗い出してみると、
◆道や電波がない環境がある
◆水や電気、ガス、トイレがない状況がある
◆僅かに流れてくるガンジス川のような水がある
◆鳥の鳴き声や獣の糞がある
◆丈夫な木がある
◆斜面の中にいくつか平地もある
これらを活かすと、
〇人間の五感を研ぎ澄ます体験の場
〇たき火などしながら心を解放する場
〇瞑想する場
〇サバイバル(ブッシュクラフト)をして柔軟な発想や生きる力を育む場(初心者向け)
など色々とアイデアが浮かんできました。
まずは、未開の山に入ってすぐの開けた場所に
掘っ立て小屋を作れたらと思っています。
幸いにして、
未開の山の近くには、
海が見える見晴らしのいい丘の上のキャンプ場 UMIKAZE(https://inovill123.wixsite.com/umikaze)
があるので、
そことタイアップすると可能性が広がりそうです^^
思えば、私の頭がおかしくなった最初のきっかけは23歳まで柔道一直線で比較的真面目に生きてきて、就活全敗して、落ち込んで肺炎やうつ状態になり、そこからフリーターになって旅人になり、初めて行ったタイの山奥でした。ヒッチハイクしたり、ネズミを食べたり、山奥学校の先生したり、言葉も分からず語り合ったり、求婚されたり、、、
それまでの常識や当たり前がことごとく壊されて、
色々な生き方があっていいんだと
考え出すスタートになりました。
未開の山を今、引き継いでいるのも、
その事があったおかげ様な気がします。
また今年もできる範囲で色々とやれたら(未開の山以外も)と思いますので、
お口に合いそうな方はどうぞ!