NHKの囲碁講座で、今年は中止になった少年少女囲碁大会の歴史を振り返っていました。囲碁ファンには新しい話ではありませんが、簡単に。
1997年は今をときめく井山3冠(当時小2)と万波奈穂四段(小6)との決勝。劣勢な碁をひっくり返して、井山少年の優勝となりましたが、局後、井山少年が万波さんに「(ミスにつけこんで勝っちゃって)お姉ちゃん、ごめんね」と謝ったという話。大成する人は、性格が良くて謙虚なんですね。
1986年は平成四天王で現在も活躍中の高尾九段(小4)と山下九段(小2)で決勝。年下の山下少年が優勝。「北海道の田舎に年下でこんな強い子どもがいるとは思わなかった」という高尾九段の述懐が面白かったです。どちらも、棋界のトップに登りつめ現在も実力者、稀有な決勝戦だったということでしょう。
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