アプローチに伸びる飛び石に、足を踏み入れた途端、
木々の葉が風に揺れる音が耳に飛び込んできます。
心地よい風を感じながら、非日常空間へのスイッチが入る感覚。
料理は勿論のこと、そんな空間の演出までもが
私の心を掴んで離しません。
冬瓜、高野豆腐、卵、海老の煮浸し↑
この日の献立は串揚げです。
けんちん汁に使われている味噌は自家製だそうで、
その手間暇にシビレますね。素朴な美味しさは、
私自身、記憶の片隅に残っている懐かしい味わい。
具だくさんで主役クラスのけんちん汁でした。
串揚げは左からピーマン、うずらの卵、美明豚。
どれから頂こうか迷う幸せをかみしめつつ、ピーマンから。
今度は右から順番にカツオ、海老、エリンギ。
サクッと軽い衣は、素材の旨みを引き立てていますね。
ソースとタルタルの二種類で食べ比べながら頂きます。
珈琲と盛りだくさんの水菓子で締め。
以前、あるフレンチのシェフから「フライは最高の調理法」だと、
お聞きした事がありますが、それが実感できる上質な美味しさでした。
次の機会には、ご自慢のうなぎをいただきましょうか。
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游々禮楽 竹水亭
茨城県笠間市小原2695
0296−77−2990