2019年4月バローロの2件のワイナリーを訪問しました。
フランチャコルタはミラノから1時間程度で行けます。
2019年5月2日 トスカーナ州 モンタルチーノ Siro Pacenti (シロ パチェンティ) モンタルチーノは、バローロやバルバレスコと並んで高い評価を得ているイタリア赤ワイン「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」の生産地です。 モンタルチーノは2000年以上も前からワインは造られていて、なおかつ大変高い評価を得ていました。 この地の伝統的なぶどうは「ブルネッロ」や「ブルネッリ」と呼ばれるぶどうで赤ワインが造られていましたが、1800年代中盤になってサンジョベーゼの一種と確認されました。 モンタルチーノ地区で収穫されるサンジョヴェーゼは、キアンティなどの他の地区のサンジョヴェーゼと比べて一般的に果皮がグロッソである(= 厚い)ことから、『サンジョヴェーゼ・グロッソ』と呼ばれています。 それゆえ 味が強すぎるという難点がありましたが、当時のサンティ家当主だったクレメント・サンティが、スロベニア産の大樽で長期間熟成させるという方法により、ブルネッロの難点だった強いタンニンと酸の調和を図ることに成功しました。(1865年~69年にかけて) 1869年サンティの1865年産のワインはモンタルチーノ農業委員会により銀メダルが授与されました。 その翌年ブルネッロは重要な国際的な賞を獲得してパリやボルドーでもフランスの赤ワインに勝つまでになりました サンティはブルネッロ ディ モンタルチーノの父祖と呼ばれています 現在では小樽を用いてブルネッロ・ディ・モンタルチーノを醸造するワイナリーも出てきていますが、その伝統的な醸造方法を受け継いでいるメーカーも健在です。 そのように作られるブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特徴は、力強くて厚みのある味わいと、長期間熟成によってもたらされるかぐわしくて複雑な香りを持っていることです。そういった要素がぶつかり合うのではなく、バランス良く感じられるという点が大きな魅力となっています。 ブルネッロは1980年以降ワイナリー数や生産本数が増加して、国際市場に広く認知されるようになりました。 1999年には『ワイン・スペクテーター』は、20世紀のベスト12ワインに選び、2006年にはブルネッロに世界ランク1位の栄冠を与えました。 今回訪問したシロ パチェンティは家族経営のワイナリーで、創業者である父親の名前シロ パチェンティをそのままワイナリー名としています。 家族経営ながらワイン専門誌で高い評価を得ている実力派の現代的な生産者です 現在は息子のジャンカルロ・パチェンティ氏が当主となっています 彼は本格的にワイン造りの道に入るにあたってボルドー大学醸造学科に入学し、そこでイヴ・グロリエ教授によるボルドー品種をベースにした醸造法「グロリエ・メソッド」を学び自らの地でサンジョヴェーゼに応用しているそうです 22haのブドウ畑にはサンジョヴェーゼのみが植えられており、そのうち10%の畑のぶどう樹は、5年ごとに植え替えられるといいます。 また、ほとんどのぶどうは樹齢20年以上のものであり、全体のほぼ半分の面積である10haの畑には、樹齢30年を超える樹が植えられているそうです。 蔵元で瓶詰めをスタートした1988年からガンベロ・ロッソでトレ・ヴィッキエーリを獲得し、話題の的になった造り手です。 ブルネッロがアドヴォケイト92点、ベスト・イタリアン・ワイン・アワードのトップ50にランクインもされています。 理数系の彼はとにかくいろいろと試行錯誤を繰り返し日々向上を続ける生産者という印象でした まだまだこれからが楽しみな若い造り手です ![]() 小高い丘に広がるのがモンタルチーノの街 ![]() シロ パチェンティのオフィス ![]() 当主のジャンカルロ・パチェンティ氏 ![]() 360度なだらかな丘陵が見渡せる素晴らしい景観 モンタルチーノの美しい田園風景は2004年ユネスコの世界遺産に登録されました ![]() ラベンダーの香りが漂う小道を登って辿り着くセラー ![]() きれい手入れされている畑 ![]() ぶどうの実の赤ちゃん! ![]() ぶどう畑と美しい丘陵が広がる ![]() 新たな取り組みのぶどうの樹の植え方 ![]() ![]() 醸造用設備や熟成庫の細やかな管理はコンピューターで行っている ![]() セラーや試飲ルームはまだほんの2ヶ月前に完成したばかりでとてもクリーンで気持ちがいい空間でした ![]() モダンな試飲ルーム ![]() 今回試飲した3種類(一人35ユーロ) Brunello di Montalcino Vecchie Vigne ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2014 75ユーロ パーカーポイント90点を下回ったことがないという驚きのワイン 樹齢35~40年のぶどうの樹 5年後が飲みごろ Brunello di Montalcino Pelagrilli ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリ 2014 50ユーロ 樹齢25年のぶどうの樹。70%南の畑 30%北の畑 エレガントで早く飲める いのしし肉 ビステッカ 豚肉料理と セカンド的なペラグリッリ 「The Waine Sider」2016年度版のイタリアンワイントップ50 を発表でこのペラグリ ッリ2010年が42位に入っています。 Rosso di Montalcino ロッソ ディ モンタルチーノ 2017 20ユーロ 樹齢15年のぶどうの樹。サラミ、チーズ、パスタ(ミートソース)と ![]() とてもクリーンで現代的なブルネッロ ![]() |
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2019年5月2日 トスカーナ州 キャンティ ルフィーナ Frescobaldi Castello di Nipozzano (フレスコバルディ カステロ・ディ・ニポッツァーノ) フレスコバルディ社で日本でもよく知られているのが「LUCE(ルーチェ)」、「光」という名のワイン。 ヴィットリオ・フレスコバルディ氏と、カリフォルニアのロバート・モンダヴィ氏によって1995年に設けられたワイナリー「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」のプレミアムワインです フレスコバルディ フェミリーの歴史が始まるのは西暦1000年頃からです。 中世フィレンツェにおける橋や教会の建設、改修などの大規模な公共工事によって一家は多大な財産を築きました。 彼らがワイン生産を始めたのは1300年代初頭で、生産開始当時よりテロワールを反映した高品質を追求し、創業100年後にはローマ教皇や英国のヘンリー8世の宮廷で供えされるようになりました。 家族経営を貫き、700年間30世代に渡ってイタリアワインのリーダーとして存在しています。 こうした歴史や文化への貢献から、現在も「マルケーゼ(侯爵)」の名で多くの人々に愛されているワイナリーなのです。 トスカーナ地方に9つの農園を有する同家は、ヨーロッパ屈指のワイナリーとしても広く知られる存在です。 トスカーナに所有する畑は広大ですが、その中には特に秀逸な事で知られる2つのブドウ園の一つが今回訪問した「カステッロ・ディ・ニポッツァーノ」 ルネッサンス時代の記録によると、ドナテッロやミチェロッツォ・ミチェロツィなどの芸術家がここのワインを定期的に購入していたと記されています。 1855年にフレスコバルディ ファミリーは1000フロリアンを投資して、当時のトスカーナでは知られていなかったカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどの品種を栽培し始めました。 以後100年以上に渡り、彼らは辛抱強く土壌の改良を実践し、後にここのフラッグシップワインとなった 「モルモレート」 が生み出された。 トスカーナ、モンタルチーノの畑で育てられるサンジョヴェーゼと、国際品種メルローをブレンドするという画期的な発想から誕生しました。 小高い丘に広がるニポッツァーノ城は、どこからみてもキャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる素晴らしい眺望です 歴史的な古いお城をそのまま使われていますが、トイレなどの設備は本当に気持ちよく近代的で居心地がとてもよかったです 醸造所やセラーなどの見学の後、このお城のダイニングでライトランチ付きのワインティスティング(一人 85ユーロ)ができるので、観光で訪れるのもおススメです。 かつてぶどう栽培やワイン醸造に携わる従業員が住んでいたため、その当時使われていた教会や宿泊施設も残っています。 社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」やアグリツーリズモなども行っている時代の先駆け的なワイナリーです。 ![]() キャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる ![]() 小高い丘からの景色は素晴らしい ![]() ワイナリーのガイドさん ![]() 昔の建物がそのまま使われている ![]() 花々が咲き気持ちがいい空間 ![]() 思わずピクニックしたくなるエリア ![]() 花が咲きオリーブの木もところどころに ![]() かつて使われていた教会 ![]() キャンティ地方はどこも素晴らしい眺めです ![]() ![]() フラッグシップワイン 「モルモレート」の刻印が入った樽 いいヴィンテージしか造られないそうです ![]() セラーには新樽の比率が非常に高くで驚き! 毎年4000個もの新樽を発注するそうです(フレスコバルディ社全体で) ![]() ![]() プライベートコレクション ![]() フレスコバルディ家では男子が産まれると500本のワインがプレゼントされるそうで、プレゼントされた人の名前ごとにストックされて、18歳になって初めて飲むことが許されるそうです つまり、長熟ワインを500本プレゼント! ![]() 1864年のワインも! ![]() 貴族のお城らしい調度品 ![]() アメリカのクリントン夫妻も訪問していて写真が飾ってありました しかしながら、別々の日の訪問! ![]() ![]() 暖炉の前のダイニングルームでのランチ&ワイン ワインは、 ポミーノ・ビアンコ シャルドネ、ピノ・ビアンコ主体 ニポッツアーノ・リゼルヴァ ヴェッキエ・ヴィーティ 2015 サンジョヴェーゼ、マルヴァシーア・ネラ、コロリーノ、カナイオーロ ![]() フレスコバルディの家紋入り ![]() ブラータ&トマト バジルソースで ![]() ズッキーニとハンドメイドパスタ ![]() ホワイト ヨーグルト 季節のフルーツソース添え ワインは ヴァン・・サント(陰干しぶどうで造られた甘口ワイン) ポミーノ・ヴィンサント トレッビアーノ、マルヴァジア・トスカーナ、サン・コロンバーノ ![]() フレスコバルディ家が手間暇かけて作ったオリーブオイル フレスコバルディ・ラウデミオの一番搾り30周年記念ボトル ![]() トスカーナの刑務所へ社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」を2012年にスタート。 この地に適したヴェルメンティーノとアンソーニカをベースにした白ワインで、「ゴルゴ―ナ」。現在はオリーブオイルの製造もしています。 ![]() アグリツーリズモもやっている |
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2019年5月1日 トスカーナ州 キャンティ クラシコ Castello di Verrazzano (カステロ・ディ・ヴェラザーノ) 7世紀から続く、由緒あるワイナリーで、その一族の中には、アメリカ東海岸及びニューヨーク湾を発見した冒険家ジョヴァンニ・ダ・ヴェラザーノ氏(1485年生まれ)がいます。 彼はフランスの王様からインドを発見するように依頼されて、偶然的にニューヨーク港を発見したそうです。 カステロ・ディ・ヴェラザーノのワインラベルに描かれている肖像画は、このジョヴァンニ・ダ・ヴェラザーノ氏です。 1958年以来、カッペリーニ家がオーナー。 ブドウ畑は、何世紀にもわたって独立区画として変更されず、谷間に森の端から伸びる境界を維持しました。 環境保護を重視し、雑草除去などにも薬品を一切使用せず有機栽培を実践。 シャトーヴィジットにも力を入れています。 カステロ・ディ・ヴェラザーノのキャンティ・クラシコは、「エノテカ・ピンキオーリ」をはじめ、世界各地の高級レストランで提供されています。 キャンティクラシコのボトルに、必ず付いている黒い鶏のマークは、キャンティクラシコ協会のロゴで、キャンティクラシコのワインだけが、このロゴを付けることができます。 「キャンティクラシコ」は、「キャンティ」とよく混同されがちですが、キャンティクラシコは、フィレンツェからシエナの間の地区で作られ、キャンティは、その周りの広い地域で作られます。キャンティには、黒い鶏は付きません。 この黒い鶏のおもしろい伝説を教えてもらいました。 フィレンツェとシエナがまだ別々の国家だった中世、フィレンツェとシエナの境界線を決めるために、それぞれ一番鶏が鳴いたときに騎士がスタートし、出会った地点を境界線としようと決めました。 シエナは白い鶏を、フィレンツェは黒い鶏を選びました。 フィレンツェ側の黒い鶏は、エサを与えられず、おなかが空いて朝早く鳴きました。 一方、シエナ側の白い鶏は、通常通り鳴きました。 したがって、フィレンツェ側の騎士は、シエナ側より早くスタートしました。 当然、境界線は、よりシエナの近くになり、キャンティの地方はほとんどはフィレンツェ共和国の支配となりました。 フィレンツェを勝利を導いた黒い鶏がキャンティクラシコのシンボルとなったそうです。 カステロ・ディ・ヴェラザーノの見晴らし台からは、シエナのお城がみえます。 ![]() ![]() ![]() ヴェラザーノのお城 ![]() キャンティ クラシコが見渡せる素晴らしい眺望です ![]() ![]() 7世紀から続くヴェラザーノ城 ![]() ![]() ニューヨークから記念に贈られた石が3個シンボルとして飾られています ニューヨーク湾の石でイタリアの国旗の赤・白・緑の色をしていたそうですが、今は色がはげかけていました。 ![]() ジョヴァンニが航海の練習をした池 ![]() シャトーヴィジットとしても使われている ![]() 中央にみえるのがシエナのお城 ![]() ワインの樽熟の際にワインが目減りして酸化しないように、ダヴィンチが発明したそうです トスカーナのワイナリーはこれを使っているところが多いそうです ![]() ヴェラザーノ家の紋章が樽についています ![]() ヴァン・サント(陰干しにして造る甘口ワイン)を造るときにぶどうを干しておくもの 原始的なやり方をそのまましています ![]() ヴェラザーノ家のコレクション ![]() ヴェラザーノ家のコレクション ![]() バルサミコ酢を10年熟成する。 奥の樽から少しずつサイズが小さくなっていて、毎年入れ替えて10年熟成します とろっとして甘味があるおいしいバルサミコ酢でした ![]() 試飲のワインは3種類 (見学&3種類試飲 一人31ユーロ) ①サンジョベーゼのロゼワイン ②キャンティ クラシッコ(下の写真右) ③キャンティ クラシッコ レゼルヴァ(下の写真左) ![]() ![]() フィレンツェまでの帰り道、なだらかな丘とぶどう畑、糸杉の景色がずっと続きます |
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2019年4月30日 ピエモンテ州 バローロ Marchesi di Balolo (マルケージ・ディ・バローロ) マルケージ・ディ・バローロの歴史が始まったのは、正確には1807年。 バローロの伯爵カルロ・タンクレーディ・ファッレッティがフランス貴族の娘ジュリエット・コルベール・モレヴリエと結婚してからです。 ジュリエットは、太陽王ルイ14世の財政総監として活躍したジャン=バティスト・コルベールの曾孫に当たります。 教養の高かったこのジュリエット・コルベールは、完全な発酵と木樽での長期熟成の後に、初めて土壌と品種の持つ全ての特徴を発現させることが出来たバローロ産ワインの大きな可能性を察知しました。 この力強く厳かなネッビオーロは、長い年月を持ちこたえ、この類まれなテロワールの持つ全ての性格を表現できる品種なのです。 彼女の助言により、バローロのワインは長期の熟成を経て生産されるようになり、ワインとしての価値を向上させたと伝えられています。 ランゲでフランス流のワイン醸造が広まり、それが将来バローロが「ワインの王、王のワイン」と称されるようになるとは誰も想像していませんでした。 1864年、ジュリエット・コルベールは子供がないまま亡くなり、ファッレッティ家は断絶してしまいます。 伯爵のワイン醸造業を継承したのは、アッボーナ家の人々です。 ピエトロ・アッボーナにとって、城とともに伯爵所有のブドウ園を購入することは簡単なことではありませんでした。ただ、この地のワイン醸造業に黄金時代をという一念が、ワイナリーの経営を支えたのです。 アッボーナ家はその後も代を重ねてバローロのブドウと醸造業の伝統を守り、改良を続けています。そして、生産されるワインはイタリア国内外で高い評価を得ています。 マルケージ・ディ・バローロは現在、130ヘクタールのブドウ園を所有しています。 そのブドウ園から、バローロ、バルバレスコ、ネッビオーロ・ダルバ、バルベーラ・ダルバ、ドルチェット・ダルバ、ロエーロ・アルネイス、ガヴィ、モスカート・ダスティ、ブラケット・ダックイが生産されます。 シンボルともいうべきバローロのブドウが収穫できるのは、伝説的なクリュと呼ばれている「カンヌビ」、「コステ・ディ・ローゼ」、「サルマッサ」です。 さらに、現在のワイナリー最高責任者エルネスト・アッボーナは新たに65ヘクタールの農園を購入しました。「カジーナ・ブルチャータ」と呼ばれているこのクリュは、2015年に「オーガニック農法」の認定を受けています。 国内外で高評価を得ているマルケージ・ディ・バローロのワインは、現在45カ国に輸出されています。とくにアジア諸国への輸出が目立ち、バローロの銘柄の中では突出した人気を誇っています。 ![]() ![]() 記念撮影もできるスポットも!観光客が多いワイナリー ![]() マルケージ・ディ・バローロの概要がわかる案内が入口にあります ![]() 大樽とステンレスタンク ![]() 世界遺産に登録された大樽 ![]() 王様に献上するワインはlこの形の樽にワインを入れて何人かで担いで届けたそうです。 ![]() カーテンに囲まれたキャビネットから出てきたのは? ![]() 1895年のバローロ、中身はほとんど蒸発しているみたいです ![]() スタッフが飛び出す絵本を使って歴史なども交えて丁寧に案内してくれました。 ![]() 試飲をしたのは3種類のワイン(見学&試飲 一人27.5ユーロ) ①バルベーラ・ダルバ ペイラガル 2016 ②バルバレスコ セッラグリッリ 2014 ③バローロ サルマッサ 2013 ![]() 試飲したワインの畑の土壌見本 ![]() ワイナリーの前に広がる畑 ワイナリーはバローロ村の入り口にあるので、かわいいバローロ村を見学しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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2019年4月30日 ピエモンテ州 バローロ FONTANAFREDDA (フォンタナフレッダ) イタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世と第二夫人ローザ・ヴェルチェッラ―ナ伯爵夫人の間に1851年に生まれた エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵が王から受け継いだ、冷たい泉(イタリア語でフォンタナ・フレッダ)が湧き出る土地、フォンタナフレッダで設立したワイナリー。 彼は、43年間という短い人生の中で、フォンタナフレッダ社の前身である「カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ」を創業し、バローロが世界的な赤ワインとして国際的評価を得るために尽力し、偉大な功績を残しました。 よいブドウを育て、よいワインを造る事に集中したかった伯爵は小作人からただブドウを買うことを止め、直接畑の運営に携わるべく労働者を雇って自分たちで畑を管理するという新しい方法を取り入れました。 また、当時の記者達は、「セッラルンガにあるミラフィオーレ伯爵が当時所有していた畑は、アルバ周辺地区の中で一番美しい。イタリアには広大なブドウ畑があるが、この畑ほどブドウ栽培者が訪れるにふさわしい畑は存在しない」と記述を残しています。 その当時はワイナリーで働く人々が500人以上いて、ワイナリーの中に住居や学校、教会、商店まであってまるで一つの村のようになっていたそうです その名残は今でも残っていてレストランやショップ、宿泊施設となっています。 偉大な醸造家と言われるベッペ・コッラ氏に師事したエノロゴ、ダニーロ・ドロッコ氏のもと、フォンタナフレッダ社のワインは現代においてもイタリア内外で高い評価を得ています。 2009年にオスカル・ファリネッティ氏とルカ・バッフィーゴ氏が共同オーナーになると、いくつかの画期的な取り組みを始めました。 ひとつは、ミラフィオーレブランドの復活。19世紀創業当時の畑のブドウを、当時の伝統的な方法で醸造したクラシックなワインを通して、伝統の重要さを再認識・再評価してもらうためのプロジェクトです。 また、二酸化硫黄の使用量を減らし、化学的除草剤や化学肥料の使用をやめるなど、クリーンなブドウからクリーンなワインをつくるためのビオ・ナチュラルプロジェクトを進めています。 2018年4月からは、かつてブルーノ・ジャコーザのコンサルタントも務めたジョルジョ・ラヴァーニャ氏が醸造責任者に就任し、さらなる躍進を目指しています。 ![]() 広大な敷地、建物の縞模様はワインのラベルにも反映されている ![]() ![]() ![]() ミュシュラン1ッ星レストラン「リストランテグイド」 ![]() エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵 ![]() イタリアの初代国王と第二ローザ夫人 ![]() 1903年バローロ! ![]() ![]() 当時から使われていた広いセラー ぶどう畑から収穫したぶどうを運ぶ長い地下通路が現在も残っていました ![]() 伝統的な製法を守るワインは紋章が刻印された王のセラーで大樽に熟成される ![]() 天井にある穴は上階で樽熟したワインをさらにこちらの樽に入れて熟成するときなどにワインを移動するときに利用している ![]() 「スローフードを提唱したブラはこの近くにあり、スローフードを始めた最初の会合がこのセラーで行われたということがかいてあるプレート ↓この場所で行われた記念すべきセラー ![]() 以下はショップの中 ![]() まるで大学の階段教室のようなところでワインを試飲 ![]() 最近は「EATALY」も経営に参画しているらしく、さすがに洗練された店内 ![]() ライトランチ付きの見学コースなので、このレストランスペースで食事とワインを愉しんだ ![]() ![]() ![]() 今回の試飲ワイン2種類&見学コース(一人50ユーロ) バローロ・プロプリエタ・イン・フォンタナフレッダ 2013 フォンタナフレッダ社の名前の由来ともなった、セッラルンガ・ダルバ村の歴史あるクリュ、フォンタナフレッダ。フォンタナフレッダ社のモノポール(単独所有)であるこのクリュのブドウを使い、中樽と大樽で2年間の熟成を経て造り出されるバローロです。赤いベリーやスミレを思わせる豊かな香り、なめらかで厚みのあるタンニンが感じられ、余韻には赤い果実のニュアンスが長く続きます。 ミラフィオーレ バローロ 2013 ![]() ![]() ![]() ![]() Osteria Disguido ランチ&ワイン付きコース 一人45ユーロ 冷製仔牛肉のツナソースと牛肉のタルタル 自家製ニョッキ、パルミジャーノチーズとアスパラソース トッローネとチョコレートのジェラート Arneis Pradalupo 2017 + Nebbiolo Marne Brune コーヒー・お水 |
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2019年4月29日 ロンバルディア州 フランチャコルタ 広大な敷地と素晴らしい景観 レストランのベランダからは遠くイゼオ湖まで一望できる素晴らしい眺め |
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2019年4月29日 ロンバルディア州 フランチャコルタ Castello Bonomi (カステッロ ボノミ) フランチャコルタという名前は、イゼオ湖畔南部、13世紀にベネディクト派の修道僧が非課税地帯として与えられた土地でワイン造りをしていたことに由来します。 その発泡ワインは、シャンパーニュ400年も前にピリピリ(発泡)するワインとして知られていました。 カステッロ ボノミは、フランチャコルタの南モンテ オルファノの山麓に広がっています。 ![]() フランチャコルタで唯一のカステッロ(シャトー)を持つワイナリーです。 19世紀末に著名な建築家によってデザインされた歴史あるシャトーやモンテオルファノの土地の魅力に情熱をかきたてられ、ボノミ・ファミリーは土地を買い取りダイナミックな施設に移行し1985年から素晴らしいワインを生産しています 所有する畑は標高275メートルの小高い丘に24ha、異なる特徴的なテロワールを持つ20のクリュを持つ生産者です 2000年からはパラディン・ファミリーが経営をして、テロワールへの情熱と愛情を持って最高品質のワインを造っています 《ボノミのこだわり》 ぶどうの選別は非常に厳しく熟練者のみで行う。 20のクリュ毎に収穫して個別に醸造、その後にアッサンブラージュ フランチャコルタ既定の2倍の長期ビン熟による特別な味わい ![]() 段々畑の斜面に斜面に広がるぶどう畑は、モンテ オルファノの自然に守られ、このミクロクリマが夏の間涼しく、冬マイルドな気候を作りだしています。 このミクロクリマがワインにしっかりとした骨格と凝縮感、複雑味、果実味を与えている。 ![]() 畑は重要なエコシステムと捉えて、持続可能なサステーナブル農法を実践。 『理由あるぶどう栽培』を目的に、ぶどうの樹1本1本に対してそれぞれ異なるアプローチを行い妥協することなく高品質のワインを生み出している。 GPS機能を用いてぶどうの樹の活力マップを作成するなど、最新技術も導入して様々な手法でテロワールのアイデンティティを表現している。 ![]() 水はけがよく石灰質、粘土質で〝CONGLOMERATO CALCAREO DEL MONTE OREFANO″(モンテ オルファノの圧縮された石灰質土壌)という固有名詞を持つ ![]() 試飲の部屋のおしゃれなファサード ![]() 3種類を試飲(見学&試飲 25ユーロ) 左 フランチャコルタ ブルット サテン Docg シャルドネ100% 30ヶ月以上の瓶内熟成後デコルジュマンしてさらに数ヶ月おく 中 フランチャコルタ ブルット ミレジマート Cru Perdu Docg シャルドネ70% ピノ・ネロ30% 36ヶ月以上の瓶内熟成後デコルジュマンしてさらに数ヶ月おく 左 フランチャコルタ ブルット ロゼ Docg ピノ・ネロ100% 24ヶ月以上の瓶内熟成後デコルジュマンしてさらにしばらくおく ![]() 今回案内してくれた女性 ![]() 2014年 ベスト イタリアン スパーリングワイン オスカー受賞 ロンバルディア州ベストワイナリー受賞 2018年フランチャコルタ トップ ワイナリー 2015、2016 ガンベロ ロッソ 最高賞3ビッキエリ 2015、2016 「ビベンダ」 最高 5グラッポリ等 |
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