「ワインがある生活を楽しみませんか?」

ワインを気軽に楽しんむための小さなヒントです!
私と一緒にワインライフをエンジョイしましょう♪

ワイン造りの大変さが痛感できるDVDを2本見ました!

2015-06-20 17:01:26 | 映画
今月に入り、ワイン造りの大変さが痛感できるDVDを2本見ました。

一つは、私が見逃したNHK ETV特集「ヴィニュロンの妻 日本人マダムと名門ドメーヌ 再起の闘い」です。
お客様が感動したからと、録画して届けてくださいました。
 
ヴィニュロンとは、ワインの造り手のことです。
ブルゴーニュのドメーヌ シモン・ビーズの日本人の奥様 千砂さんは、一昨年、ご主人のパトリックさんを、収穫の始まる日に突然亡くしました。

夫亡き後ドメーヌの後継者となり、昨年2014年の最初の収穫を終えるまでの一年を追ったドキュメンタリーです。

ブルゴーニュの非常に厳しい気候との闘い、かつてより彼女が提案していた「ビオディナミ農法」への転向など、常に亡くなったご主人と会話しながら、ぶどう畑を周る様子に、ほろりとしました。

ドメーヌの顔として広報を担当していたマダムは、ドメーヌを切り盛りする、たくましいヴィニュロンになってました。

彼女が最後に言っていた言葉が心に残りました。

天候のいい時のぶどうは、ワインへの醸造段階で反抗期みたいな時期があるけれど、悪い時のぶどうは素直にいいワインになる・・・

子育てにも通じますね。
もう一つは、次男が「よかったから、見て」と知らせてくれた邦画「ぶどうのなみだ」

オーケストラの指揮者として成功を収めつつあった主人公が、突発性難聴になり、故郷に戻りワイン造りを始めます。
何度も失敗して、試行錯誤のなかで本来の土地の個性を活かすワイン造りに目覚めていきます。

ぶどうの樹は根を土壌、深く深く張り、何百年、何千年かかってできた地層からぶどうの実をつける、その土壌の個性がそのままワインの個性に反映されます。

すごく気負ってワイン造りをしていたけれど、この土地らしいワインを造ればいいのだと思い直して、周りの故郷の人たちとも調和してワイン造りをするようになります。

最後にワインが飲めない弟が、兄の造ったワインを飲んでの一言。

   このワイン土っぽい香りがする。
   おいしいとは言えない。
   でも、このワインには造った人のすごい情熱を感じることができる。
   僕は、このワイン好きだよ!

本当においしいワインとは、どんなワインなのか考えさせられました。

2本のDVDを見て、ワイン造りの大変さを再確認しました。

自分の努力だけではなく、自然の力によるところが多いので、神様に委ねながら最大限の試行錯誤をしていく、その積み重ねを何代にも渡ってしなくてはいけません。

そんな造り手の情熱や思いをきちんとお客様に伝えるのが私の役割だと再確認し、初心に帰ろうと思わせていただけました。



 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アドバンスト・スタイル」を見てきました♪

2015-06-17 10:41:00 | 映画
先週末、友人に付き合ってもらって、久しぶりに映画を見にいきました。

「アドバンスト・スタイル」・・・ニューヨークに住む60歳以上(最高齢は95歳)のファショナブルで自分のスタイルを確立して、人生を楽しんでいる7人のマダムに密着したドキュメンタリー映画です。

街で見つけたゴージャスなマダムをブログに更新するうちに、アクセス数が急増し映画化されました。

いくつになってもおしゃれを忘れず、自分のスタイルを貫く潔さに、勇気をもらえるという人が多いみたいです♪

ニューヨークのマダムでなくても、当店のお客様に「アドバンスト・スタイル」さながらの方がみえます。

90歳のFさんは毎日ワインを召し上がり、時にはご近所や油絵の仲間の方を自宅に招いて、ワインパーティーをされます。

毎月徒歩8分程度の当店にワインをセレクトにみえる時も、必ず洋服を着替えて、帽子から靴からすべて完璧にコーディネートしてみえます。

アクセサリーをたくさん身に着けるのではなく、上質な素材の服をちょっとマニッシュに着こなしてみえます。

ご主人も一人息子さんも早くに亡くされ一人暮らしですが、「独居老人」と言う言葉がまったく似合わない方です。

Fさんは70歳を過ぎて、お姑さんを見送ってから、海外旅行や油絵を始められ、今のライフスタイルをみつけました。

いくつになってからでも、自分の人生を変えていくことができることを、身をもって教えてくださいます。

銀行に長く務めてから、そろばん教室をやってみえたので、今だに暗算が得意で、私がモタモタを会計していると、自分でさらっと金額を言われます。

ゴルフも将棋も芝居も歌も、それぞれご贔屓のスターがいてファンクラブにも入り、遠くは東京までも鑑賞に行かれます。

色んなことに好奇心を持つことが、若さの秘訣ですね。

新作の本もほとんど読まれるので、毎月ご来店時にいろんな方面の新情報を教えていただいてます。

本当にミラクル・マダムで、他のお客様と「お手本にしたい歳の重ね方だね」と、尊敬と憧れの気持ちでいます。

自分の生き方で、周りを勇気つける、明るくする、そんな素晴らしい影響を与えることができる上手な歳の重ね方!

Fさんの何分の1かでもいいので実践していきたいなと、映画をみて改めて感じました。


 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ワインで旅するイタリア」・・・イタリアのワイナリーを訪問した気分を味わいました♪

2014-09-09 12:35:54 | 映画
イタリアは「エノトリアル・テレス(ワインの大地)」と呼ばれているように、ブーツの形をした国土の全州でワインが造られています。

ぶどう品種も非常に豊富で、土着の品種から個性豊かなワインが造られ、地域ごとに異なる味わいが楽しめる魅惑の国です。

ワイナリーも数世代に渡る長い歴史を持っているところも多く、そのほとんどがファミリービジネスです。

「ワインで旅するイタリア」(桑田 英彦著)を読んでいると、イタリア全州の観光地、ワイン、地元のお料理を堪能しようと思うと、何度通っても飽きない魅力のある国だということがわかります。

カリフォルニアのナパ、ソノマのワイナリー巡りと違うところは、カリフォルニアのワイナリーは観光地化されているので、訪問も予約の要らないところも多く、またワイナリーがルート沿いに点在しているので、ワイナリー巡りもしやすく、ツアーも存在するので、気軽に参加しやすいことです。

イタリアは、観光ルートとして存在しているところはまだ少なく、ファミリービジネスなので、事前に必ずワイナリーと直接コンタクト(Eメールやホームページから予約)を取る必要があります。

また、ワイナリーの場所も便利な場所にあるわけではないので、誰もが気軽に行ける旅ではなさそうです。

テイスティングは、有料、無料とあるそうですが、無料の際はやはり気に入ったワインを購入するのは、エチケットだそうです。

ワイナリーのよっては、テイスティングだけでなく、ワイナリー・ツアー、ワイン・スクール、キッチン・スクールがあるところもあったり、レストランやアグリツーリズモ、ベット&ブレックファーストを併設しているワイナリーもあって、宿泊してワインとローカル・グルメを堪能する事もできます。

となると、一度に何件ものワイナリー巡りをするというよりは、滞在して地元のワインと料理を楽しむステイ型の旅行に向いていますね。

イタリアで「スローライフ」・・・食べて、飲んで、癒され休日、時間の流れがゆっくりと感じられる旅です。

世界遺産や観光ルートにワイナリー滞在をうまく組み込めれば、一味違った旅行になりそうですね。

とりあえずこの本を見て、行った気分になって、おいしいワインとお料理、素晴らしい絶景のワインリーや歴史あるワイナリーの建物を、堪能したいと思います!

 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カリフォルニアワインの奇跡を描いた「ボトル・ドリーム」、二回も見てしましました!

2014-03-17 16:36:58 | 映画
カリフォルニアワインの奇跡を描いた「ボトル・ドリーム」のDVDを、貸していただいたので、二回も見てしましました!

昨夏に訪問したワイナリー「シャトー・モンテレーナ」の実話に基づいた成功物語です。



1976年「パリ・テイステイング」にて、それまで二流ワインとバカにされていたカリフォルニアワインが、見事に赤・白共にフランスの名だたるワインに勝利しました。

フランスの専門家達がブラインドによるテイスティングで行い、誰もがフランスの圧勝を信じて疑わなかった中での快挙、今となっては伝説になっています。

今では、カリフォルニアワインは、世界中に認められたブランドで、カルトワインに至っては手に入らないほどの人気です。

このワイン対決を開催したのは、イギリス人のスティーブン・スパリュア氏で、ワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の創設者です。

「アカデミー・デュ・ヴァン」は、今では非常に権威のあるワインスクールで、日本にもありますが、「ボトル・ドリーム」を見る限りは、当時スティーブン氏は、パリで小さなワインショップとワインスクールをしているワイン評論家で、無名で誰にも相手にされない存在でした。

彼にとっても、ワイン対決は一発逆転の転機になったようです。


蔦が絡まる瀟洒なシャトー・モンテレーナ。
2013年9月に訪問、ちょうど収穫したばかりのぶどうが運べれてきました。



ワイン対決で白ワイン部門で優勝したシャルドネ。大切に展示してあります。
1976年「パリ・テイステイング」勝利の重大さが認められ、スミソニアン博物館にも展示してあるそうです。

この映画は、まさに「アメリカン・ドリーム」なので、全米では大ヒットしたそうです。

サクセスストーリーとしてみるのもいいですが、映画の中に数々のワインに対する賞賛の言葉や造り手の情熱、思いを表す言葉が、あちこちの散りばめられていて、私はそちらの方を楽しみました。

フランス VS カリフォルニアは、すでに過去の事のようになり、今では世界中のワインが同格になり、それぞれのテロワール、ぶどう品種、造り手が織り成す作品としてワインを楽しむ事ができる時代になりました。

時代の転機としての「パリ・テイステイング」、一度見てみる価値がある映画ですよ!

 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする