ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが何より好きです💖

チェーホフ作「かもめ」

2017-01-21 17:18:06 | 芝居
12月15日吉祥寺シアターで、チェーホフ作「かもめ」をみた(劇団地点公演、演出:三浦基)。

作家志望のトレープレフは恋人ニーナに自作の芝居を演じさせるが、有名な女優である母アルカージナに酷評され、失敗に終わる。
しかも名声に憧れるニーナはアルカージナの愛人である作家トリゴーリンの元に走り、二重に傷ついたトレープレフは拳銃で自殺を図る。
二年後、彼は作家となるが、まだ道を模索中。そこにニーナが戻ってくる。トリゴーリンとの間に生まれた赤ん坊は死に、トリゴーリンは
ニーナを捨てて、またアルカージナの元に戻ったのだった。そして、そんなことになってもまだ、ニーナはトリゴーリンを愛していた・・・。

壁際にピアノ。マーシャらしき黒衣の女性が「二人の擲弾兵」を弾いている。
ニーナらしき白衣の女性がいろいろ解説しながら紙コップの紅茶と小さな焼き菓子を客に配って歩く。他の役者たちも配る。
ロシア語の説明も。かもめはチャイカ、とか。明治時代ならともかく、こんな説明が必要だろうか?
人名とその愛称。コンスタンチンがコースチャとか。そして、あろうことか、劇のあらすじを説明し始める!
こりゃたまらん。早くも帰りたくなった。

コースチャは始めから頭に包帯を巻いている。
日本語の抑揚をわざと無視した話法が耳に突き刺さる。
こういうのも異化効果と言うのだろうか。
マーシャ役の女優は終始子犬のようにキャンキャン吠える。
醜悪。デカダン。

一週間後の「桜の園」のチケットも購入済みだったが、よっぽど行くのをやめようかと思った。
でも一応思い直して行ったので、その感想は後ほど。




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