ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

「コピーされるほど儲かるシステム」の場合の見積もり例

2005-02-15 11:31:27 | コピーされるほど儲かるシステム!
 では、実際に、「コピーされるほど儲かるシステム」の場合を使って、スケジュールと見積もりを立ててみると。。。

まず、もう、決まっちゃってること。

・人員 ウィリアムのいたずら1人
・期間 決まってないけど、Windowsを使う場合、最大3年くらい
    →開発に3年かけたら、せいぜいそのシステムは2年くらいしか使えない。
     つまり、5年間くらいしかWindowsの場合、計画が立てられない。
     だって、5年前のWindowsって、どーなってたか
     (答え:たぶん、98で、数Gのハードディスクを使ってたと思う)
     つーことは、5年後。。。想像つかない。。
    でも、物には、相場っていうのがあって、今回の場合、6ヶ月くらいだろう
・手順
   要求仕様作成
   外部設計
   詳細設計(内部設計)
   プログラミング
   テスト
 であることは、間違いない。

 で、今回のシステムを、まず、要素に分ける。

 これは、機能より、出力内容から決めたほうがいい(なぜかは、別のときに書きます)
 出力内容は、ホームページということにしてしまいましょう。
 この構成は、メルマガの10話のとおり。

 で、それをもとに、ざっくり要素をきめると、11話で述べたように、要素は3つ。
  ・7話のExcelファイルを作る
  ・自分の作品を発表できるページ(第十話の内容をもっている)
  ・「自分の作品を発表できるシステム」のどこかに「7話のExcelファイル」を利用

 で、これのリスクを考える。
 7話のExcelファイルは、内容は、見えている
 自分の作品を発表するページに関しては、ここで書くと長くなるから省略するけど、
 見えている。それをどうつなぐかって、いうことも、読みきっている。
 なので、ここまでOK。

 じゃあ、手順にしたがって要素を適当に並べる。
 要素に分解できるのは、外部設計から(要求段階では、要求がどの機能に分けるべきかを
考えないといけないので、まだ、分けないほうがいいだろう)。テストも、個々のテスト
(単体テスト)と、結合テストがあるので、こんなかんじ。

(1)全体の要求仕様作成
(2)7話のExcelファイル
   外部設計
   詳細設計(内部設計)
   プログラミング
   単体テスト
(3)自分の作品を発表できるページ
   外部設計
   詳細設計(内部設計)
   プログラミング
   単体テスト
(4)Excelホームページ連携
   外部設計
   詳細設計(内部設計)
   プログラミング
   単体テスト
(5)結合テスト

相場が半年。で、項目が5つ。
なので、1ヶ月づつ割り振って。。。1月あまる。。。要求仕様に入れときましょう。
(2)から(4)について、
   それぞれのステップは4つ。
   1月は、4週
   ゆえに、1週1ステップ
結果として、見積もりは、こんな感じ。

(1)全体の要求仕様作成 2ヶ月
(2)7話のExcelファイル
   外部設計 1週間
   詳細設計(内部設計) 1週間
   プログラミング 1週間
   単体テスト 1週間
(3)自分の作品を発表できるページ
   外部設計 1週間
   詳細設計(内部設計) 1週間
   プログラミング 1週間
   単体テスト 1週間
(4)Excelホームページ連携
   外部設計 1週間
   詳細設計(内部設計) 1週間
   プログラミング 1週間
   単体テスト 1週間
(5)結合テスト 1ヶ月

ていうことで、

 ね!なんにもきまってないのに、スケジュールって、制約ときまりごと
だけで、できちゃうでしょ。

 あとは、担当が1人しかいないので、時間に1人を掛けて、その会社の
規定の金額を入れてしまうと、見積もりができちゃうのよ。。。

 ウィリアムのいたずらなんかが見ると、多分、こうやって、決まったことを
てきとーに割り振ったんだろうな、っていう見積もり、けっこうあります。

 で、問題は、この期間で、できそうかっていうことを考えて、リスクがあれば
ヘッジするわけですよね。
 その過程は、またこんど。

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