ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ある目標に誘導していく方法(ソクラテスの問答法あるいは、コーチングの禁じ手)

2005-02-01 18:24:59 | 開発ネタ
 前に書いたブログ「目標がはっきりしないとき、無茶な目標なときは。。。」で、目標をたてました。
 でも、実際には、自分は、こういう目標を立てたけど、周りは、それを目標と思っていないときってありますよね。

 そのようなとき、つまり、「ある目標に、周りを誘導したいとき」、どうするか?

 これには、ソクラテスの問答法が有効なんです。
 ソクラテスの問答法って、結局、コーチングと、おなじようなことですよね。
 質問していって、相手に考えをまとめさせる。。。。

 ところが、倫社(あるいは倫理?)の時間、不思議に思いませんでしたか?
 どうして、質問をしていくだけで、(ソクラテスが考える)正解にたどり着くのか。。。




 実は、質問をするだけで、相手の意思を、自分の思う方向に向けてしまい、
 さらに、(実は質問者の意思なのに)あたかも、自分がそう考えて結論ずけた
ように錯覚させるテクニックがあります。

 そのテクニックはこんな感じです。

 ・こちら側が、答えを用意しておき、
 ・その答えに対して、一致していれば、ほめ言葉をあたえ、
 ・答えと違っていたら、批判したり、問題になることを言う

 そうすると、質問者の用意した答えが最良の答えであり、
 さらに、自分が考えて、その答えを導いたと錯覚し、
 最終的には、その質問をしている人に、強い依存関係を持ってしまう
というテクニックがあります。
(たしか、このテクニックは、コーチングでは、禁じ手になってるはず)




 ですから、もし、ソクラテスにその気がなくっても、
 ソクラテスに、答えがあり、
 問答法のように、質問形式で、相手の意見を聞く場合、

・ソクラテスに反対の意見を言った場合、
   ソクラテスがさらに矛盾を追及したり、反論し、
・ソクラテスと同じ意見を言った場合は、
   そうだよねとほめると、

みんなソクラテスと同じ意見になるばかりか、ソクラテスの考えを
自分が導いたような気になり、さらに、ソクラテスに対して、強い
依存心を持ってしまいます(ただし、このことと、ソクラテスが
考えた思想や哲学が、良いか悪いか、正しいかどうかということとは
関係ないです)

具体的な例は、このあとに、説明します。




で、この方法で、目的を誘導することが可能です。

目標について、話し合うということにして、
あらかじめ、SEが、誘導したい目標を決めておき、
・話し合いの中で、誘導したい目標と同じことを言う人の場合、ほめて
・反対意見を言う人の場合、どんどん質問攻めにしていき、でてきた
 矛盾を徹底的に追及していくと、
その目標に誘導できる可能性が高くなります。




しかし、この方法、完璧にできるSEは、まあ、いないはずです。
ウィリアムのいたずらも完璧にはできないっす。
なぜか。。。は、次回。

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日経ビジネスと、日経ソリューションビジネスで、ボケツッコミやってるね!

2005-02-01 11:55:11 | Weblog
日経ビジネスの2005年1月31日号、64ページ(富士ソフトABCの話)で、こんな文があります。

「富士ソフトが描く逆転の戦略は、システムの「部品化」だ。証券や流通といった特定業種で受注を増やしがら、システムの基幹部分を標準化、規格化していく。そうすれば、新規にシステム開発を依頼されても、体の7割は、”規格品”を組み合わせて作り上げられるという。その時、野沢と富士ソフトは、新たなステージに立つ。
 「実現すれば、開発費は強烈に下がる。みんな雪崩をうって、うちに来るだろう。だから、55作戦なんて軽くクリアできる。それどころか、5年後にトップに立っていると思う」」




でもでもでもね。。。。

 日経ソリューションビジネスの2005年1月30日号、74ページ(熱血第三営業部)で、こんな文もあるんです。

「でもIT業界でも標準化、標準化って・・・」
「そんなの80年代から、みんな言ってることだよ。言いつづけてるってことは、まだできてない証拠」

 と、ばっさり切ってます
(部品化も、コンポーネントウェアとして、90年代くらいから言われてるよね。で、実際、流通業では、システムの基幹部分の規格化として、実際、すでに流通XML-EDIサブセットがあるけど、だから、流通業の開発がなくなった??かあ??)

 



ウィリアムのいたずらの見解は。。。
この2つは、ある現象に対する誤解から、この見解の相違が出ていると思う。
(一言で言うとキャバクラチェーンと、コンビニのFCの違い)

その誤解について説明しようと思ったら、それを書くには、
・ヒモのテクニック(あるいは、ソクラテスの問答法)と
・インリンの話と、
・キャバクラの経営者の話
・放送大学大学院、経営システム1の内容
を説明しないと、できないことに気づいた。
それを書くのは、あまりにもスペースが狭いので、今回は書かないでおく
(っていうと、フェルマーの定理みたいだけど、フェルマーと、この話のもっとも
 大きな違いは、これから、上記について、このブログでひとつひとつ説明していく
 ことだ)


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