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福島第一原発事故の危険性をHAZOP/FMECAで導出する その4 FMECA

2011-08-09 17:48:52 | Weblog
一ヶ月ぶりに続きを書いてみたいと思います。
まえに、福島第一原発事故の危険性について、
はじめゴール指向で考えてうまく行かなかったので、
HAZOP/FMECAで導出することを考えていました。

手順としては、以下のとおり

   ・抽象的なものが出てきた場合、まず、それらの構成要素を考える
   ・それをインスタンス化(具体化)する
   ・それらの具体物の問題点をHAZOPを使って考える
   ・そこで挙がった問題点を、FMECAで評価する
   ・その結果、問題となった事項を、どうするか、ゴールを考える
   ・ゴール指向の図にまとめる。

前回は、HAZOPまで行きました。
今回は、FMECAについて。




■FMECA

 FMECAを考える前に、FMEAというものについて

 FMEAは、故障モード影響解析といわれるもので、故障を、
抽象的にまとめた故障モードを記入して、その故障の影響度合い
などを書いていく。

 ・・・ことば、まんまじゃん。

うーんと、ここ

FMEA (failure mode and effects analysis)
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/fmea.html

みてくれると、図が載ってるので判りやすい。

ハードなんかで使われることが多いんだけど、
そうすると、ハードの部分をブロック図などで確認して、
その部分(アイテム)の機能をしらべて、そのアイテムのその機能における、
故障状態(故障モード)をあげていく。

その故障はなぜ起きるのか、原因を推測、影響度などを記入していく。

FMECAの場合、故障の発生確率もいれて、致命度を算出する(つまり、FMEA+発生確率)




■FMECAの欠点をHAZOPで補強する。

 ただ、この場合、故障モードを全て挙げきれるか?という問題がある。
 実際に起きたことは挙げられるけど、おきてないことを、どうやって?
ってことになる。

 そこで、HAZOPを出してきたわけです。

 今までの話の流れで、アイテムは、ここで、構成要素を考えるという形で行いました。
 そのアイテムの機能を考え、
 その機能から起こる障害を、ガイドワードで抽出する(これがHAZOP)
 そして起こる影響を確認し(FMEA)
 発生確率を考え、致命度を計算する(FMECA)

 というながれです。




とりあえず、ここまで。

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