ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

福島第一原発事故の危険性をHAZOP/FMECAで導出する その5 FMECAの後

2011-08-22 18:16:07 | Weblog
今まで書いてきた

福島第一原発事故の危険性をHAZOP/FMECAで導出する

に、いちおう決着をつけてみたいと思います。

で、いままで、
手順としては、以下のとおり

   ・抽象的なものが出てきた場合、まず、それらの構成要素を考える
   ・それをインスタンス化(具体化)する
   ・それらの具体物の問題点をHAZOPを使って考える
   ・そこで挙がった問題点を、FMECAで評価する
   ・その結果、問題となった事項を、どうするか、ゴールを考える
   ・ゴール指向の図にまとめる

前回、FMECAについて
 そのアイテムの機能を考え、
 その機能から起こる障害を、ガイドワードで抽出する(これがHAZOP)
 そして起こる影響を確認し(FMEA)
 発生確率を考え、致命度を計算する(FMECA)
というところまで書きました。




■FMEA、FMECAの問題点

 実際のダメージは、致命度によってきまるので、致命度をもとめないといけません。
 それには、発生確率を求めないといけません。

 ところが、今回の津波のようなものは発生頻度がわかりません。
 千年に1度か、1万年に1度か・・・
 千年と、1万年では、致命度が、10倍も違ってしまいます。

 このように、FMECAの枠組みでは、頻度がわからないものは、扱いが不適当に成る
可能性があります。まあ、FMEAで影響大なら、致命度を考えないで対応してもいいけど・・




■FMECA→ゴール指向まで

 あとは、致命度が高い事項をまとめて、

   ・その結果、問題となった事項を、どうするか、ゴールを考える
   ・ゴール指向の図にまとめる

 という形で話は進んでいきますが・・
 まとまんないかもしれません。てんでんばらばらの原因がでてきそうです。




■FTAとFMEA(FMECA)両方必要

 つまり、ゴール指向は、FTAに近いわけですけど、このやり方では、トップダウン
に考えていくので、想定できない危険は、管理できない。

 一方、FMEAは、HAZOPをガイドワードに使えば、構成部品ごとで、ある程度のリスクは
はじける。これはボトムアップの利点だけど、
 構成部品同士が複雑に絡み合うのまで抽出できるかというと。。。微妙。
 こういうのは、トップダウンが得意。

 まあ、両方必要なわけで、片一方だと、見抜けないリスクというのが出てくるってのが
現実なのかな(両方やっても見抜けないものもあるけど・・)




 あと、この話、工程表について書いて、おわりになる。

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プロジェクトのやばさを測るのに、ISO/IEC29110はいいかも?

2011-08-22 14:31:14 | Twitter
前に、

小規模組織におけるシステム開発のプロセス改善 IS0/IEC29110とVSEを聞いてきた
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/278ec70ca7cec96b0da48eebc6ce9311

って言うのを書いたけど、そのISO/IEC29110や、
VSEセンターが出しているチェックシートをどう使うのかっていう話。

そのとき(上記「聞いてきた」とき)の話では、「PMOなんかが使うのにいいんじゃない?」という話になった。

それと、プロジェクトのリポジトリにはいって、
いろいろ確認できるという話もあった。

ってことで、チェックシート片手に、リポジトリにはいって、
プロジェクトのやばさを測るのに、ISO/IEC29110やVSEはいいかも?



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日立がWiMAXを使うかどうか、だと思う。スマートシティでの世界制覇は!

2011-08-22 00:44:05 | Weblog
さっきやってたNHKスペシャルの

新エネルギー覇権争奪戦
~日本企業の闘い~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110821.html

まるで、日立の宣伝番組みたいでしたね!
あした(もう、今日か・・・)の日立の株価は??

それはちょっと置いておいて、
スマートシティについてやってたけど、
みんなあ、スマートシティのことは、地震も、かんがえようよ!
ITでコントロールったって、線を使うとなったら、
地震のときは、線がきれちゃうよ!
ここはWiMAX使って、無線でコントロールでしょ!

スマートシティのメリットは、地震とか起こったとき、
地域内で電気を融通したりすることができることが
あげられる。東京電力からの電気が切れても、自治体の
太陽光発電でまかなえるとか・・・

 とすると、通信も、地域内だけでもつながる仕組みが
ほしいわけだ。そうすると、WiMAXとかWiFiとかに
なってくるんじゃないかしら。

また、山奥とか、苛酷な環境だと、有線よりも無線のほうが
楽だしね・・・

無線はやっぱ、日本が得意だろうから、
日立がWiMAXを使ったら、スマートシティでは世界制覇かなあ・・?

P.S スマートシティの考えにある、電力会社には頼らない!という発想は、
被災地以外の日本でも大事な考えで、自治体は検討したほうがいいと思う。
 たとえば、大阪、関西電力には頼らない!と、自前で対応しておかないと、
今年は乗り切れても、来年は・・・

 ・・・いや、東京電力エリアも、人事じゃないけどね。
 ことしは、もういけそうでも、来年は・・・?

 そういう意味では、日立・東芝をはじめとするスマートグリッドの会社に
商機はあるのよね・・・


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