ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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受託開発は、いずれなくなる - その後のイメージ

2013-04-06 12:04:17 | AI・BigData
かつて

受託ソフト開発会社は、もう終わり!
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120530/399413/?ST=ittrend&r4

(以下太字は上記サイトより引用)
という話があった。この記事の中心は

「受託ソフト開発に寿命が来ており、(いずれ)なくなる」

という話だった。

しかし、ソフトウェアがなくなるという話ではない。
では、受託ソフト開発がなくなった後、どういう世界が来るのか・・

その後のイメージを構築する資料や見解がいくつか出てきたので、まとめてみる




■開発生産性が上がって、「おひとりさま」でも開発できるようになった

 昔は、開発案件もいっぱいあったし、開発量もいっぱいあった割には、
 自動化ソフトが少なく、開発生産性が低かった。

 しかし、

  ・フレームワークの発展により、ある程度の生産性が上がった
  ・MySQL5.6の検索能力向上など、ある程度テキトーに書いても
    そこそこのパフォーマンスが出るようになった
  ・ブログがいっぱい出て、コピペで済むことも多くなった

 ということで、一人で、かなりの部分を開発できるようになった。




■SIerから、ユーザー部門への人の移動

 IT人材白書2013 概要(PDF形式/2.35MB)
http://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/docs/2013summary_of_ITHR.pdf

の33シート目を以下に引用する

IT企業からユーザー企業に転職する人が多い。
ということは、Web開発技術を持ったIT企業にいた人が、ユーザー企業に行く人も
多いということだ。




■受託崩壊、その後のイメージ

この波が続くと、ユーザー企業の情報システム部に、
Webを開発できる人たちが増えてくる。
彼等は、自分で、システムをある程度開発してしまう。
なので、受託に出す必要はない。

とくに、情報システム部門の場合、契約というのがないので、
アジャイルを使いやすい。
逆に、情シスがアジャイルで開発しだすと、受託は契約上、入り込みにくい

つまり

  ユーザー企業の情報システム部に、
  Webを開発できる人たちが増え、

  彼等がおひとりさまアジャイル開発をすると
  案件が外部に出にくくなり
  受託案件が減っていく

  そうすると、SIerはこまり、
  SIerに勤めていた人が、ユーザー企業のシステム部門に行き・・・

というスパイラルが起こり、

  受託が崩壊する

というのが、イメージかな・・・と
つまり、ソフトウェアはなくならないけど、受託開発でなく、
情報システム部門が作る。
それはEUCではなくて、SIerに居た人が作る・・
みたいなかんじ・・


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