ソフトウェア開発では、受託開発、パッケージ開発など、いろいろな開発契約形態があるけど、
「受託ビジネスは麻薬で、パッケージ開発と受託を同時にやるべきではない」
という考え方が古くからあり、私もそういう教育を受けてきた。
その理由など、詳しくは、
受託から再びスタートアップ、「新設分割」でSprocketが分離独立して資金調達した理由
http://jp.techcrunch.com/2015/05/25/why-sprocket-is-starting-over/
に良くまとまっているので、そこから引用。
(以下太字は上記サイトより引用)
スタートアップ企業にとって受託ビジネスは麻薬に似ている。創業チームがエンジニアリングに強いと、つい受託案件に手を出してしまう。大きなビジネスを立ち上げようという志で創業したものの、プロダクトの収益化の道筋が見つからないとか、資金が底を尽きそうとか、さまざまな理由で受託案件を取ってしまう。もともとエンジニアリングに自信があるチームであれば、いつでも自分たちの食い扶持を確保する売上ぐらいは作れたりする。
「麻薬」などと不穏な例えはしたが、受託開発ビジネス自体に悪いことは何もない。上手く回せば顧客は喜ぶし、収益もあがる。ところが、受託案件を回し始めると一定のリソースが費やされることになって、肝心の自社プロダクトがなおざりになる。しかも、受託ビジネスの収益がPL上インパクトを持ち始めると簡単にはヤメラレナイ体質になりがちだ。こうした理由から、成功しているスタートアップ企業の創業者が「受託は麻薬。絶対手を出してはダメ」というのを聞くことは少なくない。
受託ビジネスは、低収益だけど、比較的安定してお金が入る。ただし、社員の稼働時間は長い。
そのため、受託をとってしまうと、パッケージ開発をやっている時間的、金銭的余裕が無くなる。
そこで、パッケージビジネスを辞めないといけなくなる。
もともと、受託会社を立てようというのならいざ知らず、パッケージ会社をやろうと思って
会社を創設した場合、そのパッケージ会社を殺すことになるので、「麻薬」というわけだ。
で、これ、誰が言い出したっけ?っていうのを、今ふと思ったんだけど・・・
同じことを、さくらインターネットの田中社長も言っている。
一時の気の迷いで“受託の麻薬”に手を出す
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/1104/27/news137.html
でも、ここでも、『受託システム開発は麻薬だ』とよく言われますが
とあるように、すでに言われていることになっている・・・ので、言い出したわけではない。
・・・たしか、記憶が定かではないんだけど・・・
ソフトバンクのTHE COMPUTER(リンク先は、休刊雑誌がまとまっていて、その1つにこれがある)に、浮川社長(当時:ジャストシステムの)の記事があって、そこに書いてあった記憶があるんだよなあ・・・社名はでてなかったけど、たぶん、管理工学批判(*注1)で見たのがはじめのような気がするんだけどなあ・・・
・・・あ~でも、もう、探しようが無いね
・・・たとえ、ネットで検索がコレだけ進んでいても・・・
*注1 当時、管理工学研究所は受託もやっていた。ただ、あの会社の場合、そもそも、松や桐で儲けようという気があった/あるのかどうか不明(あればもっと早くWindows版を出していたはず)なので、批判は当たらないんだけどね・・・
「受託ビジネスは麻薬で、パッケージ開発と受託を同時にやるべきではない」
という考え方が古くからあり、私もそういう教育を受けてきた。
その理由など、詳しくは、
受託から再びスタートアップ、「新設分割」でSprocketが分離独立して資金調達した理由
http://jp.techcrunch.com/2015/05/25/why-sprocket-is-starting-over/
に良くまとまっているので、そこから引用。
(以下太字は上記サイトより引用)
スタートアップ企業にとって受託ビジネスは麻薬に似ている。創業チームがエンジニアリングに強いと、つい受託案件に手を出してしまう。大きなビジネスを立ち上げようという志で創業したものの、プロダクトの収益化の道筋が見つからないとか、資金が底を尽きそうとか、さまざまな理由で受託案件を取ってしまう。もともとエンジニアリングに自信があるチームであれば、いつでも自分たちの食い扶持を確保する売上ぐらいは作れたりする。
「麻薬」などと不穏な例えはしたが、受託開発ビジネス自体に悪いことは何もない。上手く回せば顧客は喜ぶし、収益もあがる。ところが、受託案件を回し始めると一定のリソースが費やされることになって、肝心の自社プロダクトがなおざりになる。しかも、受託ビジネスの収益がPL上インパクトを持ち始めると簡単にはヤメラレナイ体質になりがちだ。こうした理由から、成功しているスタートアップ企業の創業者が「受託は麻薬。絶対手を出してはダメ」というのを聞くことは少なくない。
受託ビジネスは、低収益だけど、比較的安定してお金が入る。ただし、社員の稼働時間は長い。
そのため、受託をとってしまうと、パッケージ開発をやっている時間的、金銭的余裕が無くなる。
そこで、パッケージビジネスを辞めないといけなくなる。
もともと、受託会社を立てようというのならいざ知らず、パッケージ会社をやろうと思って
会社を創設した場合、そのパッケージ会社を殺すことになるので、「麻薬」というわけだ。
で、これ、誰が言い出したっけ?っていうのを、今ふと思ったんだけど・・・
同じことを、さくらインターネットの田中社長も言っている。
一時の気の迷いで“受託の麻薬”に手を出す
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/1104/27/news137.html
でも、ここでも、『受託システム開発は麻薬だ』とよく言われますが
とあるように、すでに言われていることになっている・・・ので、言い出したわけではない。
・・・たしか、記憶が定かではないんだけど・・・
ソフトバンクのTHE COMPUTER(リンク先は、休刊雑誌がまとまっていて、その1つにこれがある)に、浮川社長(当時:ジャストシステムの)の記事があって、そこに書いてあった記憶があるんだよなあ・・・社名はでてなかったけど、たぶん、管理工学批判(*注1)で見たのがはじめのような気がするんだけどなあ・・・
・・・あ~でも、もう、探しようが無いね
・・・たとえ、ネットで検索がコレだけ進んでいても・・・
*注1 当時、管理工学研究所は受託もやっていた。ただ、あの会社の場合、そもそも、松や桐で儲けようという気があった/あるのかどうか不明(あればもっと早くWindows版を出していたはず)なので、批判は当たらないんだけどね・・・