ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

仕事を丸投げして、マネージメントしやすいもの、しにくいもの

2005-02-03 12:11:00 | Weblog
 さて、前のメールで、プロジェクトマネージャーのタイプとして、
・トップダウン型
・ミドルアップダウン型
・丸投げ型
とわけました。で、丸投げ型なんですが、これには、しやすいものと、しにくいものがあります。

これは、仕事の内容でみるとわかります。
仕事を大きく2つに分けます。

(1)一つは、やることが、決まっているもの(いわゆる定型業務に属する)
  例えば、商品の販売など

(2)もう一つは、極端な場合、ひとつひとつ、サービス内容が違うといったような、
   やることが決まっていないか、決まっていたとしても、少しずつ違いがあるもの
   (非定型業務というよりは、サービス業におおい)
    例えば、美容師(髪の毛の切りかたや、手順は決まっているが、
          もともとの髪の毛の長さ、客の性格、いろいろ違う)
        キャバクラなど、風俗、おみず系

 この場合、(1)の場合は、マニュアル化できます。
 (2)の場合は、ある程度マニュアル化できますが、やる人自体の技能も上げる
必要があります(コンピューターを利用する場合、支援システムを作成する)。

 そのため、(1)の内容を丸投げする場合は、完璧なマニュアルを作れば、ある
程度のところまでは、いけます。

 しかし、(2)の場合、実際にやる人に影響を受けます(たとえば、おみず系の商売
の場合、実際に会社におつとめする人に左右されます)。マニュアルも、ある程度の
影響力はありますが、それだけで、管理するのは難しいでしょう。
 したがって、この場合、いきなり大きくしてしまうと、サービスが均一化しない&
思いもよらない悪い結果になる可能性がある(おつとめする人が、最悪の人ばかりを
用意してしまったとき)といえます。

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プロジェクトマネージャーの類型

2005-02-02 12:08:50 | 開発ネタ
前のブログで、目標など、自分の意見に周りを誘導したいときに、
自分から、その意見を選択したように見せる方法は、
プロジェクトマネージャーには、使える

ということを書きました。

なぜか?

その前に、プロジェクトマネージャーの類型とて、
ウィリアムのいたずらは、以下のように分けられると思います。
(1)トップダウン型
(2)ミドルアップダウン型
(3)丸投げ型

 トップダウン型は、分かりやすいと思います。
 上から命令をかけて、やらせる方法です。この場合、プロジェクトの進め方は、
PIMBOKを利用する形が、きれいだと思います。

 ミドルアップダウンとは、野中 郁次郎教授(一橋の先生だけど、たしか、JAISTにも
いたことあったよね)などが提唱する組織のマネージメントの方法だけど(日本の職長
のマネージメント方法)、システム開発的に言うと、SEさんが、プレイイング
マネージャーとして、仕切っちゃうやりかた。
 このプロジェクトの進め方で、このブログ&メルマガは、すすめていきます。
 (なので、詳しいやり方は、今後)




 丸投げは。。。説明いらないっすよね。
 まさに、丸投げ、部下に全部やらせます。自分は、伝達係です。はい。

 えーっと、たとえばですね。自分の部下に、女性をあつめて、アマゾネス軍団と
してですね、自分が戦わなきゃいけないところを、自分は、後ろの席に座って、
その軍団の中の一人に戦わせるなんつーのが、それです
(さっぱり意味のわかんない人へ。。。ここをみよ。




で、丸投げする場合、マネジメントができなくても、マネジメントできる人を
探してきて、その人を部下にしてしまえばいいわけです。
 お金が無かったら、金持ちをさがしてきて。。。

 というふうに考えると、丸投げの場合は、マネジメントのしかたというよりか、
どうやって、人をひきつけるか。。になります。
 この場合、「自分の意見に周りを誘導」する方法なんか、使えるかもしれません




 ということで、「日経ビジネスと、日経ソリューションビジネスで、ボケツッコミやってるね!」
・ヒモのテクニック(あるいは、ソクラテスの問答法)と
・インリンの話と、
まで終わりました(インリンの話は、今回のアマゾネス軍団の例)
で、つぎ、キャバクラ経営者(これも、例で出てきます)の話なんですけど、
これについて、まず、「丸投げ型」のマネージメントについて、もっと深く話します

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ソクラテスの問答法とヒモのテクニック

2005-02-02 11:36:43 | 開発ネタ
きのう、目標など、自分の意見に周りを誘導したいときに、
ソクラテスの問答法のように、相手に質問していくことで、
自分から、その意見を選択したように見せる方法がある

ということを書きました。

で、そのテクニックはこんな感じです。

 ・こちら側が、答えを用意しておき、
 ・その答えに対して、一致していれば、ほめ言葉をあたえ、
 ・答えと違っていたら、批判したり、問題になることを言う

 そうすると、質問者の用意した答えが最良の答えであり、
 さらに、自分が考えて、その答えを導いたと錯覚し、
 最終的には、その質問をしている人に、強い依存関係を持ってしまうという話でした。

で、具体的な例をあげる。。。と書きましたが、その例について。




これは、私の記憶が確かならば、たしか、ヒモのひとが、借金が多い女の人を
風俗で働かせる方法として、書いてあったと思うんだけど、それが、この
テクニックの使い方の例といえると思います。

まず、ヒモの人は、「借金を返すため、風俗で働かせる」という落とし所を
用意しておきます。

(1)そして、女の人に、「借金の返済をどうするの?」と聞くそうです
(2)「風俗で働く」以外の言葉を言った場合は、「いやー、それじゃあ、返せないだろう」
   とかいって、否定するそうです
(3)で、「風俗で働く」といったとたんに、「そーだよな、それしかないよな!」
   っていうそうです。

そうすると、女の人は、その話にいくまで、かなり話し込んでいて、さらに自分で
言ったので、「自分で考えた末に、こうなった」と思い込むんだそうです
(実際には、それ以外の回答もあるかもしれないけど、それには気づかない)

って、書いてあったと思う。




 しかし、このテクニック、SEさんでは、ウィリアムのいたずらを含め、完璧に
使える人はいないでしょう。
 なぜなら、完璧に使えたら、SEやってないで、ヒモやってます。はい!
 それに、かりに使えたとしても、使う場面は、少ないです。

 ただ、相手に、「私は、こう思います!」とキッパリ言い切ってしまうより、
「どう思いますか?」と質問していき、意見をまとめていくほうが、
波風たたないということは、SEさんでも、使える気がします。

 もっとも、これは、SEさんだと、使う場面が少ないというだけで、
プロジェクトマネージャーだと、使える場面が多いです。

 たとえばですね。。。その話は、長くなりそうなので、別の記事で。。

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ある目標に誘導していく方法(ソクラテスの問答法あるいは、コーチングの禁じ手)

2005-02-01 18:24:59 | 開発ネタ
 前に書いたブログ「目標がはっきりしないとき、無茶な目標なときは。。。」で、目標をたてました。
 でも、実際には、自分は、こういう目標を立てたけど、周りは、それを目標と思っていないときってありますよね。

 そのようなとき、つまり、「ある目標に、周りを誘導したいとき」、どうするか?

 これには、ソクラテスの問答法が有効なんです。
 ソクラテスの問答法って、結局、コーチングと、おなじようなことですよね。
 質問していって、相手に考えをまとめさせる。。。。

 ところが、倫社(あるいは倫理?)の時間、不思議に思いませんでしたか?
 どうして、質問をしていくだけで、(ソクラテスが考える)正解にたどり着くのか。。。




 実は、質問をするだけで、相手の意思を、自分の思う方向に向けてしまい、
 さらに、(実は質問者の意思なのに)あたかも、自分がそう考えて結論ずけた
ように錯覚させるテクニックがあります。

 そのテクニックはこんな感じです。

 ・こちら側が、答えを用意しておき、
 ・その答えに対して、一致していれば、ほめ言葉をあたえ、
 ・答えと違っていたら、批判したり、問題になることを言う

 そうすると、質問者の用意した答えが最良の答えであり、
 さらに、自分が考えて、その答えを導いたと錯覚し、
 最終的には、その質問をしている人に、強い依存関係を持ってしまう
というテクニックがあります。
(たしか、このテクニックは、コーチングでは、禁じ手になってるはず)




 ですから、もし、ソクラテスにその気がなくっても、
 ソクラテスに、答えがあり、
 問答法のように、質問形式で、相手の意見を聞く場合、

・ソクラテスに反対の意見を言った場合、
   ソクラテスがさらに矛盾を追及したり、反論し、
・ソクラテスと同じ意見を言った場合は、
   そうだよねとほめると、

みんなソクラテスと同じ意見になるばかりか、ソクラテスの考えを
自分が導いたような気になり、さらに、ソクラテスに対して、強い
依存心を持ってしまいます(ただし、このことと、ソクラテスが
考えた思想や哲学が、良いか悪いか、正しいかどうかということとは
関係ないです)

具体的な例は、このあとに、説明します。




で、この方法で、目的を誘導することが可能です。

目標について、話し合うということにして、
あらかじめ、SEが、誘導したい目標を決めておき、
・話し合いの中で、誘導したい目標と同じことを言う人の場合、ほめて
・反対意見を言う人の場合、どんどん質問攻めにしていき、でてきた
 矛盾を徹底的に追及していくと、
その目標に誘導できる可能性が高くなります。




しかし、この方法、完璧にできるSEは、まあ、いないはずです。
ウィリアムのいたずらも完璧にはできないっす。
なぜか。。。は、次回。

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日経ビジネスと、日経ソリューションビジネスで、ボケツッコミやってるね!

2005-02-01 11:55:11 | Weblog
日経ビジネスの2005年1月31日号、64ページ(富士ソフトABCの話)で、こんな文があります。

「富士ソフトが描く逆転の戦略は、システムの「部品化」だ。証券や流通といった特定業種で受注を増やしがら、システムの基幹部分を標準化、規格化していく。そうすれば、新規にシステム開発を依頼されても、体の7割は、”規格品”を組み合わせて作り上げられるという。その時、野沢と富士ソフトは、新たなステージに立つ。
 「実現すれば、開発費は強烈に下がる。みんな雪崩をうって、うちに来るだろう。だから、55作戦なんて軽くクリアできる。それどころか、5年後にトップに立っていると思う」」




でもでもでもね。。。。

 日経ソリューションビジネスの2005年1月30日号、74ページ(熱血第三営業部)で、こんな文もあるんです。

「でもIT業界でも標準化、標準化って・・・」
「そんなの80年代から、みんな言ってることだよ。言いつづけてるってことは、まだできてない証拠」

 と、ばっさり切ってます
(部品化も、コンポーネントウェアとして、90年代くらいから言われてるよね。で、実際、流通業では、システムの基幹部分の規格化として、実際、すでに流通XML-EDIサブセットがあるけど、だから、流通業の開発がなくなった??かあ??)

 



ウィリアムのいたずらの見解は。。。
この2つは、ある現象に対する誤解から、この見解の相違が出ていると思う。
(一言で言うとキャバクラチェーンと、コンビニのFCの違い)

その誤解について説明しようと思ったら、それを書くには、
・ヒモのテクニック(あるいは、ソクラテスの問答法)と
・インリンの話と、
・キャバクラの経営者の話
・放送大学大学院、経営システム1の内容
を説明しないと、できないことに気づいた。
それを書くのは、あまりにもスペースが狭いので、今回は書かないでおく
(っていうと、フェルマーの定理みたいだけど、フェルマーと、この話のもっとも
 大きな違いは、これから、上記について、このブログでひとつひとつ説明していく
 ことだ)


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