遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木 犀

2020-10-05 15:34:49 | 日記

令和2年10月5日(月)

木 犀 : 桂の花

モクセイ科の常緑小高木、高さ3~6m、

時に10mに達するものも在る。

仲秋の頃、葉腋に小粒の花が多数束生する。

金木犀:橙色、銀木犀:白灰色、薄黄木犀:薄黄色

枝が多く葉が密に繁り、開花の時期に強い芳香を放つ。

幹が淡灰褐色で、紋裡が犀の皮に似ているのでこの名

がある。

中国原産で、丹桂の金木犀、銀桂の銀木犀、金桂の

薄黄木犀などがある。

日本へは江戸時代に渡来したといわれ、多くは観賞用

の庭木として植えられた。

秋の彼岸頃から金木犀が咲き出し、薄黄木犀が仲秋頃

金木犀

 

薄黄木犀

から、銀木犀は晩秋にかけて咲く。

銀木犀

 

よく晴れた日に、何処からともなく漂う甘い香りは、

思わず足を停めて辺りを見回し、初めて木犀の花と

気付くと、行く先々でこの花の匂いの圏内に入り、木犀

の香りに迎えられる。

中国の桂林では町全体が桂花(木犀)の香に包まれて、

盛りの頃には息苦しいほどになると言われる。

秋を代表する木犀の花は、その甘い感じの花の香で、

その存在を知り、後戻りをして確かめる程である。

今年も街中の至る所に、木犀の香りが漂う季節を迎えた。

通学路の集合場所の近く、お寺の境内、診療所の手前、

小学校への街路、校庭内、、、、、

子供達は見向きもしないが、私は散歩の途中で芳香に

誘われ、つい立ち止り香を楽しみつ、ゆっくり、、、、

 

今日の1句

無住寺の金木犀に誘われて    ヤギ爺