遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

東山植物園

2020-10-30 16:15:47 | 日記

令和2年10月30日(金)

晩秋の東山植物園

名古屋の東端に、東山動植物園が在ります。

東山動物園は、全国にも有名な動物園で戦後間も無く

「象列車」を仕立て、全国の学童達に動物園を見せ、

記憶に残る方も見えるのでは、、、、

句会仲間とよく出かけるのは、隣接する植物園、、。

名古屋駅から地下鉄東山線に乗り、星ヶ丘駅で降り

住宅街を緩やかな坂道を登る、、、

この辺りは市内有数の文教地域で両側に「杉山女学園

大学、付属する小中高校」や、「菊里高校」等がある。

坂道を凡そ10分、東山動植物園星丘門に到着、、

(動物園へは、一つ手前の東山公園駅が良い)

星丘門を入ると直ぐトンネルが在り、これを抜けると

植物園である。

直ぐ右手に「炭焼き小屋」の跡がある。

(現在は使われていない)

「万葉の散歩道」を進むと合掌造りの屋根が見えて来た。

万葉の散歩道

合掌造りの家

この建物は岐阜県白川村の大牧集落がダム建設工事

が行われ、水没するためにこの地へ移築されたもの。

80坪、高さ10mの建屋である。 中には座敷や

囲炉裏のある板の間、台所等生活出来る一切の道具

も残されている。季節ごとに様々な行事が行われる。

建物に釘や土壁は一切使用されていない。

(天保13年(1842年)に作られたもの。)

万葉の道を進むと比較的大きな「奥池」がある。

その手前に「水車小屋」があり(夏場は動いている)

更に進むと「也有園」の茶室が見えて来た。

江戸時代の俳人(茶道、歌人でもある)横井也有の

遺功を偲び造られたもので、敷地内には茶室と庭園、

庭には彼の句碑が数多く展示されている。

 

矢遊園の前の「薬草の道」を進むと旧兼松家の「武家

の門」が現れる。旧尾張藩士に在った兼松家の長屋門

(名古屋市東区筒井町の在った)を昭和42年にこの

地へ移築したもの (江戸末期の建物)

 

この薬草の道を下って行くと、動物園へと出る。

「植物園出口」となっているが、直ぐ左手の坂道を

昇ると動物園に出られる。(入場券は動植物園兼用)

右手に東山スカイタワーを眺め、動物園のボート池

に出る。

吟行を終えると、動物園の中を突っ切り(横目に

動物達を眺め)地下鉄東山公園駅へと向かう、、、

普段は動物園は素通りしているが、偶にはゆっくり

孫達を連れ、コアラやライオンを、、、、、、

 

今日の1句

坂がかる万葉の道照紅葉    ヤギ爺