令和2年10月20日(火)
木の実 : このみ、きのみ
果樹を除いた団栗や樫(かし)、椎(しい)、榧(かや)
橡(とち)等の実の総称。
これ等の実は、秋に熟して自然に地上へ落ちる。
散歩の途中、木立の間に佇んでいると周りの樹々から、
時折、木の実が音もなく降って来る。
慌てて足元を眺めて見ると、彼方此方に木の実が一杯
落ちている。
辺りは物音もなく静かであるが、木の実の音が一つ一つ
が聞き取れそうだが、、時に落葉の上にカサっと微かに
確かに聞きとれた。 中に大きく弾んで飛び跳ねる様な
元気者がある。
公園の奥に集会場(コミュニテイ・センター)が在り、
其処へ続く十数段の小さな石段が在る。
其処へ落ちた木の実が弾み、下の方へゆっくり跳ねて行
く。 まるで私を案内するかのように、、、、
つい楽しくなって、声を出しそうになってしまった。
木の実の落ちる中に佇んで居ると、小さな子でなくとも、
楽しくなってしまう、、、、、、。
ヒマラヤ杉の種
椎のみ
最近、「人々の行き来する市街地にも熊が頻繁に出没する
様になった」とのニュースが絶えない。
今年は熊が餌とする団栗が不作で、餌を求めて熊が山を下
りて来るとの事。森林をどんどん開墾し人の住まいとなる。
更には、山地の過疎化が進み山が荒れ、亦、林業が衰退して
きちんとした植林が行われていないのも要因の一つとの事。
テレワークが盛んな時代、何処の地でも仕事は出来そうだ
が、若い人達も自由業、サービス業ばかりに充てにせず、
一局集中せず、地方に目を向けては、、、、、
以前、NHKで「限界集落」というドラマが放映されたが、
若い方が地方の村を活性化する話、とても頼もしく思えた
のだが、場所に依っては土地も家もタダ同然に提供してく
れる所も在るというが、、、、、
限界集落:黒野伸一著
今日の1句
木の実降る子の嬉々として坂の路 ヤギ爺