遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

聚楽園の大仏

2020-10-25 16:01:02 | 日記

令和2年10月25日(日)

聚楽園の大仏

愛知県東海市の聚楽園公園に大きな大仏がある。

以前は、自宅(名古屋市港区)マンションから頭だけが

見えたのだが、今では様々な建物が乱立して姿が消えた。

先日、ご近所の方がグループで聚楽園公園の温泉施設へ

出かけ一日遊んで来た。「亦今度出かけるのでご一緒に

どう?」と、カミさんが声を掛けられた様だ、、、。

2年程前の今頃(10月末)、聚楽園の大仏へ吟行に

出かけた事が在ったのでカミさんに伝えた。

 

名鉄電車に乗り、金山駅から凡そ30分「聚楽園駅」で

下車、道路を渡ると直ぐに石段が在り、それを上り切る

と目の前に大きな石の大仏が鎮座。(駅から凡そ5分)

 

聚楽園の大仏

像の高さ : 18.79m、鉄筋コンクリート製

1923年(大正12年)、天皇陛下(昭和天皇)の

御成婚記念事業として着工した。

名古屋市内在住の山田才吉は、当初に寄付を募ったが

集まらず、私財を投じ自身の所有し経営する料理旅館

「聚楽園」(東海市)の敷地内に設置する事となる。

この大仏を人造の石像にしたのは、自身の所有した

東洋館を火災で焼失したり、幾度となく水害等に遇っ

た経緯からと言われる。

この大仏のモデルは、鎌倉の高徳院の大仏と言われ、

自ら何度も通い模した様である。

1927年(昭和2年)5月21日完成、開眼供養

が執り行われた。台座に座すこの大仏は当時日本一

の大きさで在った。

1938年(昭和13年)、旅館と大仏の所有は名古

屋市の会社の所有となる。

1983年(昭和58年)曹洞宗大仏寺の所有となる。

1985年(昭和60年9修復落慶開眼供養が執り行

われた。

現在、聚楽園公園には「しあわせ村」がオープン(平

成9年4月)、健康ふれあい交流館、温水プール、14

種類の風呂がある温浴ゾーン、レストラン等がある。

ふれあい交流館

 

隣接する子供広場には様々な遊具が設置されている。

亦、茶室「嚶鳴庵」(おうめいあん)が在り、抹茶の

接待も受けられる。

吟行の折り、仲間と散策の途中に立ち寄り「抹茶」と

茶菓子で、一時を過ごした。

残念ながら句会は予約が必要で、別の場所で行った。

大仏の大きさと、静かな佇まいに暫し瞑想、、、、、

(その時の一句)

 

今日の1句

大仏と瞑想したる神無月     ヤギ爺