令和2年10月6日(火)
鱗 雲 : 鰯 雲、鯖 雲
鰯 雲
気象用語でいえば「巻積雲」のことであるが、鱗雲の
方が親しまれている。
巻積雲は上層雲に属し、白雲の小団塊が群集或いは、
並列しているもの。中緯度地帯では5~13kmの高
さに形成し、水晶や過冷却の状態にある水滴からなる。
まだら雲、いわし雲、さば雲等とよばれる。
鯖 雲
小さい雲片が小石の様に並び集り、規則的に連なり、
さざ波の様で白く薄い。
離れ離れになることも、くっ付いて居ることもある。
広がり方は小さいことも、全天に及ぶこともある。
一端が地平線まで延びていたり、空一面に広がって
いたりする。
鱗のように見えることから「鱗雲」と呼ばれる。
高い空に出て、鰯が群れる様に見えるので鰯雲、
鯖の斑紋のように見えるものを鯖雲とよぶ。
その形は様々で、短い時間にその形は変化する。
※羊雲は「高層雲」で、羊の群れのように見える。
羊 雲
今朝は冷え込みが厳しく、朝5時の気温は16度、
新聞を取りに玄関へ行くがパジャマでは寒かった。
日中は27度迄上がり、寒暖の差が大きく年寄り
の身には堪える。
この朝、今シーズン初めて「鱗雲」を見た。
5時20分頃に東の空が赤く染まると、鱗雲が
びっしりと現れた、、、、
やがて空が明るくなる頃には、次第にその形が
変化していく。 誠に美しく、神々しい、、
日中の気温が上がり、風が強い所為か雲が切れ、
西の空には雲がなく、残念ながら夕陽に染まる
鰯雲は見られなかった。
入日来て
秋夕焼け
(画像は、昨年の夕焼け空、、、)
今日の1句
地平線果てることなく鰯雲 ヤギ爺